夢を掴むには自分を信じる力は必要だけど自分の常識は不要という話

私はコーチとして活動していく中でクライアントさんをはじめ、たくさんの人と出会ってきました。

 

ほとんどの人はコーチングを実践されていて、ゴール(未来の自分)を持っています。

 

ゴールを達成するのは競争ではありませんし、それぞれの現状も、ゴールの大きさも違うので比べたりできるものではありません。(またする必要もありません)

 

しかし多くのクライアントさんを見ていて思うのは、早く結果が出る人とそうでない人には決定的な違いがあるということです。

 

それはこの記事でお伝えしたい『自分を信じる力は必要だけど自分の常識は不要』ということです。

 

早く結果が出る人の特徴は”自分は(自分のゴール達成の力)信じているけど、自分の常識は疑っている”ということです。

 

簡単に言いますと、『いかに納得できないことに挑戦できるか?』ということです。

 

それでは詳しく見ていきましょう。

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1.夢を掴むために自分を信じる力が必要な訳

自分を信じる力とは何でしょうか?

 

一般的には『自分はできる!!』という自信といえると思います。

 

一方、コーチングでは少し違っていて、『ゴール(夢、目標)達成に対する自己評価』を”自分を信じる力”と言っています。

 

これをエフィカシーといいます。

 

ゴールを叶えるためにはエフィカシーが高い状態をキープし続けている必要があります。

 

なぜなら、ゴール達成のために居心地の良い現状を離れる必要があるからです。

 

『自分はできる!』と本気で思っていないと居心地のいい現状に舞い戻ることになるでしょう。

 

当たり前ですが、ゴールは手の届くところにはありませんよね?(ゴールは現状の外にあります

 

ゴールは現状では手が届かないのはもちろん、達成方法が分からないくらいぶっ飛んだものである必要があります。(そうでなければ無意識の力が働かないからです)

 

ゴール達成のために現状の外に出ていく必要がありますが、そこは完全アウェイの世界です。

 

海外リーグに移籍するアスリートのような心境です。

 

海外には知り合いや頼れる人もいない、環境や待遇でも国内のほうがいいかもしれません。(例えばの話です)

 

でも世界最高峰で自分の実力を試してみたい、挑戦してみたいという想いと『自分は海外リーグで活躍するアスリートだ!』という高いエフィカシーが居心地のいい現状(国内リーグ)を離れ、海外へ向かわせるのです。

 

重要なのは『自分は海外リーグで活躍するアスリートだ!』というエフィカシーは未来(ゴール)に対してのものだということです。(今まで〇〇してきたからというものではないということです)

 

ですから、現状に引っ張られることがありません。

 

『そうは言っても今の自分の実力じゃあ・・・』ということは全く関係ないということです。(現状は無視です)

 

『自分を信じろ!!』という人は多いですが、詳しく説明を受けない限り『今の自分を信じろ!!』に聞こえてしまいます。

 

例えばスポーツや武道の試合で『今の自分を信じろ!!』と言われると『これまで一生懸命練習してきたんだ!』など過去の根拠をベースとした自信になってしまいます。

 

この根拠のある自信は根拠が崩れると自信も揺らいで崩れてしまいます。

 

もし気になるところや、練習で引っかかるところがあると、そこから崩れてしまう可能性が非常に高いのです。

 

一方エフィカシーには根拠がありません

 

『自分は〇〇を絶対に達成できる人間だ!!だからこの試合での勝利は確信している!!!』という未来の自分に対しての自信なので、過去に依存していないので崩れないのです。

 

まだ、ご自身のゴールが見つかっていない人は

『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』

を参考にしてみて下さい。

 

2.自分の常識を疑うことが必要な理由

自分を信じる力=エフィカシーはゴール達成に絶対に必要なものなのですが、自分の現状を信じきってしまうとそれが大きな障害になります。

 

私たちは何が正しくて、自分に何が必要か?ということを自分で判断しています。(当たり前ですね)

 

もちろん現状の中で生きている場合はとくに問題ありません。

 

現状の自分とは、それまでの過去の自分の価値観、思考などが蓄積されて最適化した状態ということが言えます。

 

つまり100%過去の自分の色眼鏡で判断しているということがいえます。

 

そして過去の自分とはあなたオリジナルの価値観ではなく、他者(多くは親や先生など身近だった大人)からの価値観を受け継いでいます。(コピーと言ってもいいくらいです)

 

実際、無意識にしている判断の7割は親のコピーと言われています。(例えば朝はパンかご飯か、などから”悪口を言われたときの反応”なども)

 

そうすると、現状の自分の判断はあなたのオリジナルではなく、過去に影響力のあった大人の判断をベースにしているということになります。

 

まだ現状の中でならいいかもしれませんが、ゴール達成のための行動の際、この色眼鏡のまま良し悪しを判断してしまうといつまでたっても現状を抜け出せないという状態になります。

 

なぜなら現状を変えたいのであれば、今までと同じことをやっていても変わるはずはありません。

 

今まではやってこなかった、思いつきもしなかったことを実際に行動することで現状が大きく変わるのです。

 

しかし過去ベースの色眼鏡を掛けたままでは、この”現状を抜け出すために必要な行動”が見えないのです。

 

知識としては認識できても、必要なものだと判断できないため自ら”不要なもの”、”役に立たないもの”というふうに弾いてしまいます。

 

ではこの厄介な現状の色眼鏡を外す方法はないのでしょうか?

 

もちろんあります。それはゴール側から現状ですべきことを観て、判断するということです。

 

現状の自分では『こんな面倒なことはできないよ・・・』と思ったとしても、ゴール側の自分から見れば『この程度のことはやって当たり前だな!』と思えばすぐに行動に移せます。

 

ゴールにとって必要なことはやって当然ですよね?

 

ここで現状の自分の感情や感覚を尊重する必要はありません。

 

ゴールに必要かどうか、ゴール側から判断していきましょう。

 

3.自分の力を100%信じるために必要なこと

先にエフィカシーは根拠のない自信で最強だということを書きましたが、エフィカシーを高く保つためには2つのことに注意が必要です。

  • それは常に現状の外側に大きなゴールを設定し続けていること
  • ゴール側の臨場感を高く保つ必要があること

です。

 

現状の外側にゴールを常に置いておくというのは非常に重要なことです。

 

私たちのゴールへ向かうエネルギーというのは輪ゴムのテンションのようなものです。

 

現状とゴールに輪ゴムを引っ掛けてみてください。(イメージして下さい)

 

当然初めは大きく離れていますからテンションも高いです。(エネルギーも高いです)

 

しかし日々の行動でゴールへ近づきテンションが弱くなるとゴールへ向かうエネルギーも弱くなってしまいます。

 

そのためゴールが現状になる前に更新することが必要なのです。

 

ちなみにゴールまでの道筋が見えた時点で現状と考えて大丈夫です。(決して早くありません)

 

もう一つはゴール側の臨場感を高く保っておく必要があるということです。

 

どんなに大好きなことだといっても、日々生活している物理的な現状は臨場感が高いです。

 

とくに必死になって目の前のことにとらわれるような日々が続くと目の前の世界がすべてのような錯覚に陥ってしまいます。

 

そこで必要なのがリラックスです。

 

深いリラックス状態を作るためには逆腹式呼吸が有効です。

 

詳しくは『【超実践的】イップスとは何か?コーチング的イップスの克服方法』を参考にしてください。

 

次に深いリラックス状態でアファメーションを行います。

 

アファメーションとは言葉を用いてゴール側の臨場感を高めるスキルです。

 

アファメーションに関しては『アファメーションの効果を実感できる期間を短縮させる方法』をご覧ください。

 

まとめ

今回の記事では『自分を信じる力は必要だけど自分の常識は不要』ということについてお伝えしてきました。

 

一言で言ってしまうと、『あなたが信じているのは自分ですか?自分の常識ですか?』ということです。

 

過去の私もそうだったのですが、結果が出にくい時というのは方法が正しくないことがほとんどです。

 

そしてそのことに気づけない原因は自分の常識で判断をしているからです。

 

現状を変えるための行動は現状のあなたから見たら非常識だし、理解できないことがほとんどです。

 

だからこそこれらを試すことで現状を大きく変えることができるのです。

 

しかし現状のあなたはなかなかその必要性に気付きません。

 

そこで必要なのは、ゴール側からの視点ということです。

 

どうも最近停滞している気がするという人はとくに試して頂けたらと思います。