仕事に行きたくないで眠れない人必見〜人生のゴール設定という解決策〜

こんにちは。

プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!

日曜日の夕方から気分が沈みっぱなしではないですか?

毎朝、目が覚めた時に『会社に行く』ことを考えただけで憂鬱な気分になっていませんか?

さらに不眠の症状も出ているようですと本格的な対策が必要な時期にきています。

 

この憂鬱を解決することができるたった一つの方法を紹介します。(辞めるという方法以外で)

私自身、この方法で憂鬱な気分と決別できました。そして今では、心からやりたかったことで生活しています。

1年前の私からすると想像もできなかったことです。

もちろん特定の人にだけ有効な方法でも、特別な知識やスキルが必要は方法でもありません。

というより、私が提供しているコーチングの本質です。

 

そこで今回は私が実践した『仕事に行きたくないで眠れない人必見〜人生のゴール設定という解決策〜』をコーチング理論をベースに解説したいと思います。

 

1.仕事に行きたくない原因

この記事を読まれているあなたは、おそらく毎日仕事に行きたくないと思っているのではないかと思います。

その理由がご自身でわかっている場合もあるかもしれませんし、よくわからないかもしれません。

 

私のクライアントさんでも実際に分かっていると思っていても、自分と深く向き合ってみると全く違うことが原因で憂鬱な気分になっていたという人は結構いらっしゃいます。

1-1.なぜ仕事に行きたくないのか?

仕事に行きたくない原因は人それぞれあると思います。

  • 人間関係で悩んでいる
  • ミスをしてしまった
  • プレッシャーに押しつぶされそうになる
  • 仕事自体が面白くない
  • 成果が出ない
  • 認めてもらえない

などが代表的な原因ではないでしょうか?

 

私も会社員時代はこれらすべての悩みを経験しました。

1-2.仕事に行くことが目的になっていないか?

ここで考えてみて欲しいのが『仕事ってそもそもなんですか?』ということです。

仕事観?というものです。

  • 安定した生活のために興味もないけど嫌々やるもの
  • 自分や家族の生活のために我慢して続けるもの
  • 楽しい部分もあるが給料のほとんどは我慢料だ
  • 仕事とは自分を成長させてくれる素晴らしいもの

などなど。

 

一見するとどれも仕事観としてアリではないでしょうか?

個人がどう思っているかはその人の自由です。

 

しかしこの”自由な仕事観”大きな盲点になっていることが多々あります。

例えば国会議員という仕事で考えてみてください。(少し特殊な職業ですが・・・)

もしあなたが応援して当選した国会議員がこのように考えていたらどうでしょうか?

  • 安定した生活のために興味もないけど嫌々やるもの
  • 自分や家族の生活のために我慢して続けるもの
  • 楽しい部分もあるが給料のほとんどは我慢料だ
  • 仕事とは自分を成長させてくれる素晴らしいもの

 

『ふざけんな、真面目に仕事しろ!!』(最後のはともかくとして)

と思いませんか?

 

なぜならあなたはこの国会議員が果たすであろう”役割”に対して(期待して)応援していたからです。

決してこの人に国会議員の職に就いてもらう目的で応援していたわけではないからです。

 

実は私たちが仕事に就く(行く)ことも同じです。

仕事に就くことは目的にはなり得ません

 

ここで仕事観が自己矛盾を抱えていると後々、八方ふさがりになりやすいです。

自分が果たしたい”役割”があって、その手段の一つに仕事があります。

この果たしたい役割をコーチングでは(仕事の)ゴールと言います。

1-3.楽しい仕事はあるのか?

では楽しい仕事はあるのでしょうか?

こう言っては元も子もないですが、その人次第ということになります。

正確に言うとその人の”ゴール次第”です。(ゴールについては後ほど詳しく解説します)

 

情熱家のAさん(ゴールはモヤモヤしてまだ見えていない)と、面倒くさがりのBさん(ゴールは現状維持)と、大きなゴールを持っている Cさんでは同じ仕事をしても、

  • Aさん・・・こんな退屈な仕事は続けられない
  • Bさん・・・こんな楽で楽しい仕事は最高だね
  • Cさん・・・自分のゴール達成に役立つから最高に楽しい(ゴールと合致していれば)

と、なります。

 

Bさん、Cさんにとっては楽しいと言えますね。

しかし仕事自体(タスクそのもの)が楽しいかどうかは、さほど重要ではありません。(あまりにも苦痛だと問題ですが)

それよりも仕事がゴール達成の手段となっているかが大切です。

2.ブラック企業の実態と対処法

ブラック企業とは、、、

ブラック企業(ブラックきぎょう)またはブラック会社(ブラックがいしゃ)とは、広義としては暴力団などの反社会的団体との繋がりを持つなど違法行為を常態化させた会社を指し、狭義には新興産業において若者を大量に採用し、過重労働・違法労働によって使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業を指す。

将来設計が立たない賃金(貧困、ワーキングプア)で私生活が崩壊するような長時間労働を強い、なおかつ若者を「使い捨て」るところに「ブラック」といわれるゆえんがある。

wikiより。

実際はここまで酷くなくても、

  • 残業代を払わない
  • 有給休暇を取らせない
  • 退職させない

など程度の差はあっても多くの会社で行われていると思います。(私も2つは経験済みです!笑)

対処法は後で詳しく書きますが、従業員と会社の間には1枚の雇用契約書があるだけだということです。

真面目な人は自分が辞めた後の会社の心配をされたりしますが、必要ありません。(突然の退職はよくありませんが)

2-1.ブラック企業を理解する

ブラック企業を理解するには彼らがなぜ、ブラックで居られるのかを知る必要があります。

それは従業員側と会社側が対等ではないからです。

本来、雇用契約なので対等なはずです。

しかし従業員はどうしても弱い立場になってしまします。

理由はいくつもあると思いますが、最も大きな要因は従業員の会社への依存にあると思います。(決して従業員に非があると言っているのではありません)

 

依存と聞くと『自分は依存などしていない!』

と、思われるかも知れません。

 

しかし上記の

  • 残業代を払わない
  • 有給休暇を取らせない
  • 退職させない

などの馬鹿げたことをされても、精神的に追い詰められても、さっさと縁を切れないのは、どこかで会社を頼っているからです。(もう一度言いますが従業員の方に非はありません)

2-2.パワハラ上司は社畜のリーダー

実は私も数年間パワハラに苦しんだ経験があります。

私は新人サラリーマン時代から会社とは常に対等な関係でいようと思っていました。

実際に態度に出ていたと思いますし、生意気な新入社員に見えていたと思います。

 

しかし上司には苦労しました。

毎日会う人ですし、面倒を起こしても余計に疲れるだけ。

年上でベテランでしたので一生懸命仕事を覚えようとしているときに仕事のことに織り交ぜて暴言を吐くのです。

 

その結果、暴言まで素直に吸収してしまい、すっかり疲れてしまいました。(病院には行きませんでしたが鬱の一歩手前だったのではと思っています)

でもこの時に確信したのは”この人は仕事は出来るが哀れな社畜のリーダーだ”ということです。

かつて、この人が新入社員だった時にも同じことをされたのだろうと容易に想像できました。

2-3.バックレるという選択肢

実際ブラック企業に苦しめられている人は非常に真面目な人が多い気がします。

何の後ろめたさもなく、ズル休みできる人はそもそも苦しんでいないと思うので、あえて”バックレる”という誤解される見出しにしました。

本音は、精神的に追い詰められる前に自分で休養をとりましょうということです。

 

ちなみに私はちょうどインフルエンザの流行期と自分の精神的な限界が重なったので、インフルエンザになったと言って会社を7日休みました。

これはズル休みではありません。

精神的な原因の体の不調も出始めていましたし、自分と向き合うために必要な有意義な時間でした。

その結果、起業を決意し、新たなゴールも設定することができました。

3.うつ症状となりやすい性格とその対策

鬱になりやすい性格はあるとされています。

具体的な特徴は、

  • 幼い頃から手がかからずに、成績も優秀
  • 職場でも評価が高いが、注意されたり失敗すると大きなストレスになる
  • 他人からの評価をやたら気にする
  • 人から嫌われることを恐れて自己主張できない
  • 感情の浮き沈みが激しい
  • 完璧主義

などです。

 

実はこれらが当てはまっていたとしても、心配する必要はありません。(私も幾つか心当たりがありますが・・・)

大切なことは自分の思考パターンやクセ、性格などを俯瞰で見ることです。

そうすればコントロール可能だからです。

3-1.真面目な人とはよそ見が出来ない人

真面目な人を一言で言い表すのは難しいと思います。

しかし幾つかの側面を見ていくと”真面目な”イメージが出来上がってきます。

  • 融通が利かない
  • 一つのことに執着してしまう
  • 手を抜けない
  • 視点が固定しがち

会社に一人は居そうな感じですね。

 

少し抽象的な言い方ですが、”一度ロックオンしてしまうと自分が納得できるまで、それにとらわれてしまう人”と言えそうです。

つまりよそ見ができない人ですね。

集中は得意なのですが、一度ロックオンしてしまうと俯瞰して見るのが苦手な人に多いですね。

3-2.ゴール設定をして自分が自由であることを知る

私もどちらかというと一点集中になりがちなので意識的に視点を上げるようにしています。

ここでコーチングにおけるゴールとその重要性について解説していきます。

ゴールとは目標設定のよう思われている人も多いのですが、違います。

 

コーチングにおけるゴールを設定する際は、

  • 想像しただけでワクワクするくらい大好きなこと
  • 現状の自分からは達成方法がわからないくらい多くなもの

という2つの制約があります。

 

これが何を意味するかというと理想的な自分というゴールを現状の外に設定するということです。

そしてゴール側に自分をマインド(イメージ)で先取りします。(リアリティを持って達成したと感じます。)

 

つまり高い視点とはゴール側からの視点ということです。

ゴール設定に関して、詳しくは『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』をご覧ください。

 

視点を上げる具体的な方法は、何と言ってもゴールを意識にあげることです。

  • ついつい完璧主義の自分が出てきてしまうということは、目的を見失っているからです。ゴールを意識に上げましょう。
  • 人から嫌われるのが怖くて自己主張できないのは目的(ゴールの達成)より他人からの評価が重要になっているからです。自分の評価より”如何に良いものを提供できるか”にロックオンしましょう。
  • 融通が利かない、一つのことに執着してしまうのもゴールの再確認が必要です。重要なのはゴールの達成です。手段はあらゆる選択肢からチョイスすればいいのです。

 

ゴールを意識することで視点は自然に上がります。

視点が上がると目の前の課題が手段の一つであることがわかります。(この記事でお伝えしたい本質の部分です)

 

絶対に”やらなければならないこと”ではないことがわかります。

その手段を使うかどうかはその人の自由なのです。

4.仕事に行きたくない人が持っていないもの

ズバリ言いますとその仕事をするモチベーションです。

モチベーションは動機付けや目的意識という意味です。

 

”モチベーションを上げる”などと使っているのはそもそも間違いですね。

どういうことかと言いますと動機をただ上げる(強化する)というのは意味がありません。

  1. 成し遂げたいゴールがある。
  2. そのために仕事をする。
  3. モチベーションは自然に存在している。

 

実にシンプルです。

4-1.徹底的に自分と向き合う

ではモチベーションが下がったと感じた時はどうすればいいのでしょうか?

それは徹底的に自分と向き合う時が来たということです。

ゴールの再設定、更新です。

 

ゴールが決まれば現状での迷いはなくなります。

4-2.人生の舵取りを放棄していないか?

このゴールの更新も再設定もしないで決断を他者に任せていませんか?

もしそうだったとしたら、すぐにやめてくださいね。

たとえそれでどんなに成功したとしても幸せから遠ざかってしまいます

大きな成功を得て周りの人に羨ましがられているけど、心は空っぽの状態です。(ドラマでよくありますよね?)

他人の価値観、世間の価値観で生きてはいけません。(成功も失敗も虚しい他人事になってしまいます)

 

でも何かにすがりたい、誰かに任せたい気持ちもわかります。

楽ですから!(人は決断を先送りにする生き物です)

しかし何があっても舵をとるのはあなたです。(そうでなければ自分の人生とは言えません)

そのために必要なのはただ一つ、”自分が全責任を負う決意”のみです。

あなた以外にあなたの人生をプロデュースして良い人はいません。

4-3.給料以外に得ているもの

仕事は給料のためだと割り切っている方も多いと思います。

実際私もそう思っていた時期が何年もありました。

 

しかし会社で過ごす時間は1日 約8時間あるわけです。

嫌でも様々なことを吸収してしまいます。

 

その業界、業種の仕事の考え方、仕事の進め方、コミュニケーション、人間関係の間合い、などなど。

せっかくプロとして濃い時間を共有するのですから、これらも大いに自分のゴールに役立てたいものです。

5.体の不調が教えてくれるステップアップのタイミング

体と心は繋がっています。

実際、強いストレス状態が続くと脳に傷ができるそうです。(トラウマによって脳が傷つくことが分かっています)

 

もし仕事に行きたくない状態が続き、体に症状が出ているのでしたら決断のときかもしれません。

5-1.心と体の声に耳を傾ける

忙しい時ほど心の声をないがしろにしてしまいがちです。(目の前のことにとらわれてしまいますよね?)

私が前職の退職間際に感じていた違和感ははっきり体に現れていました。(職場にいる間は身体が痒かったです)

これは認知的不協和という状態です。

 

次のゴール(やりたい仕事)があっての退職間際というのはマインドは新しい仕事をしたくてしょうがない状態なのに物理的には現職を無理やりやっているという不安定な状態です。

このギャップを早く埋めようと無意識が強烈に働くわけです。(身体の痒みとして現れていました)

ありえないミスを連発したり、急な体調不良などです。

とにかく不安定さを解決しようとしているのです。(早く次の仕事を始めろと無意識が抵抗しています)

ここで新しい仕事の方へ落ち着くか、今の仕事に落ち着くかは臨場感の強さで決まります。

 

『自分は何としても新しいチャレンジをするんだ!』

という思いが勝つか、

 

『今は体調も安定しないしもう少し様子を見るか。』

とタイミングを逃すかです。

5-2.目の前の壁をゴール側から見る

私が何度も経験した現状に留まる言い訳をご紹介します。

  • 今は起業の準備で体がボロボロだから退職は1ヶ月伸ばそう。
  • まだ自分には足りないことだらけ、もう少しスキルを身につけてから転職しよう。
  • 見直してみると起業計画が問題だらけだ。もう一度計画し直そう。

これらは、ほんの一部です。

 

今見ても脳は言い訳の天才ですね!笑

何か大きなこと(現状の外側)を計画すると、実行に移す寸前までは順調です。

 

しかし一歩を踏み出そうとすると脳は急ブレーキを踏むのです。

ここで大切なのがゴール設定、そしてゴール側から現状を見るということです。

 

どういうことかと言いますと、私たちは新しいことをするときに、現状から目の前の課題を見てしまいます。

だからこれまでやったことのないことに躊躇してしまいます。

 

そうではなくゴール側から見ます。

例えば現状はサラリーマンだけど起業して、やりたいことだけをやっている経営者がゴールの人。

この人がやるべきことは、

  1. 物理的現状はサラリーマン。
  2. 先ずマインドを経営者にする。
  3. マインドでゴールを先取りする。
  4. ゴール側から現状を見る。
  5. 強烈な違和感を覚える。
  6. 慌てて物理的現状をゴール側へ引っ張りあげる。(新しいことにチャレンジするなどのアクション)
  7. ゴール側のマインドなのでビビらない、躊躇しない。(当たり前に戻すようなイメージ)

5-3.あなたのゴールがあなたの人生を作る

あなたの今は過去のあなたが設定したゴールの結果です。

ですから今に満足できなければゴールを理想通りに更新すればいいのです。

 

ここでのポイントは現状ベースで考えないことです。

  • 今自分は〇〇だから目標はこれくらい。
  • 今までこの業界でやってきたから次の仕事もこの業界で。
  • 自分は〇〇は向いていないからこれ以外で考えよう。

 

これらは現状と過去をもとに未来を描こうとしています。

これではやってくる未来も現状に似通ったものになるでしょう。

現状を無視して自分と向き合うことで出てくるものがあなたの望む本当のゴールです。

まとめ

”仕事に行きたくない人が知らなかった!たった一つの解決策”の答えは至ってシンプルです。

”仕事”より一つ高い、大きなゴールを設定することです。

そうすることで仕事が’目的”ではなくて”手段”になります。

手段になること(視点が高くなること)で他の選択肢が初めて見えてくるのです。

 

手段はいくつもあって、今の仕事に縛られる必要は全くなくなります。

目指す山頂は一つでも登山道はいくつもあるというイメージです。

”仕事に行きたくない”というとネガティブに考えてしまいがちですが、そうではありません。

現状に不満が起こる時はゴールの更新の時だと言えます。

不満というモチベーションを是非ゴールに向かって活用して頂きたいと思います。