努力はいらない!? 目標達成にコーチングを導入した体感

自分自身の目標達成にコーチングを導入してみての感想や手応えなどを出来るだけ俯瞰して書いてみようと思います。

 

私もかつて思っていたことで、クライアントさんにもよく聞かれることなのですが、

『コーチングを受けると努力をしている感覚がなくなったり気付いたら目標が達成されているというのは本当なのか?』

と質問を受けます。

 

自分の感覚、または仲間のコーチと話す中でも”一言では答えづらい質問”と言えますね。

 

この感覚についても色々な角度から書いてみます。

 

先日、広島県の竹原市に行ってきました。

 

竹原市は2014年のNHKの連続テレビ小説『マッサン』の主人公、竹鶴政孝氏の生家である”竹鶴酒造”がある街で有名です。

 

古い町並みが保存されていて”安芸の小京都”と言われているそうで、そのまま映画のロケができそうな美しい街並みでした。

 

そこで発見したのがこちら↓

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『よいウイスキーづくりにトリックはない』

 

マッサンのとても正直な言葉です。

 

普通に読んでしまえば、なんてことない言葉です。

 

しかし日本に模造品のウイスキーしか無かった時代に日本の人に本物の(国産)ウイスキーを飲んで欲しい。

 

そのゴールに向かって現状の外側にガンガン突き進んでいった人の言葉ですから重みが違います。

 

私はドラマを観たりや書籍を読んで、コーチングの本質を実践された方だなぁと率直に感じました。

 

この言葉から『努力をしている感覚がなくなったり、気付いたら目標が達成されているというのは本当なのか?』を考えてみたいと思います。

 

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コーチングを導入してこうなった!

私自身やクライアントさんにコーチングをして、その後の変化に驚くような結果が出ることがよくあります。

 

”驚くような”というのは、コーチとしてはクライアントさんのゴール達成を確信しているので、結果が出て”当たり前”です。

 

しかし私自身がその分野に詳しい場合、一般的な目安を知っている場合に”驚くような結果”という意味です。

 

今まで大好きなことを自分なりに試行錯誤してきたけど思うような結果が出なかった。

 

しかしコーチングを受けることによって、高い視点で俯瞰できるようになり、停滞していた原因が分かった。

 

そして圧倒的なエフィカシー(自己評価)でゴールに突き進んだため、結果、ブレイクスルーを果たした。

 

このようなことは期間はそれぞれ異なりますが、コーチングを受けた誰もが経験することです。

長い間やってきていること

長い間やってきたことというのはどういうことでしょうか?

  • その分野について、酸いも甘いも知り尽くしている。
  • その業界の常識を知っている。
  • 業界全体と自分のポジションが分かっている。

ということです。

 

結論から言いますと、『努力をしている感覚がなくなったり、気付いたら目標が達成されている』状態は感じにくいと思います。

 

努力している感覚はほとんどなくなります。

 

しかしその分野についての”成功”の過程を知っているので『気づいたら目標が達成されていた。』はほぼ無いと思っていいと思います。

 

『なんかオレ、最近の成長速度ハンパ無いわ〜。』

みたいな感じです。

 

逆に成長が感じられない、停滞していると感じるとソワソワします!笑

最近始めたこと

ここでの”最近”というのは

『コーチングを受けて新たなゴールが見つかって始めたこと』

という意味で捉えてください。

 

その場合、その分野のことや業界のことをよく分かっていないケースが多いと思います。

 

この状態だと『努力をしている感覚がなくなったり、気付いたら目標が達成されている。』と感じることが多いです。

 

なぜならゴールしか見えていないからです。

 

他の人のペース(成長のスピード)など見えていないのです。(知らないから当然見えません)

努力云々よりゲーム性を楽しめているか?

もちろんその分野に精通していても、ゴールしか見えなくなることもあります。

 

いわゆる”ゾーン”というやつです。

 

しかしプロアスリートでも毎回ゾーンに入れるわけではないようですので入れないからといって(タスクのしんどさを感じていたとしても)問題ありません。

 

それより大切なのはそのゴールを本気で楽しめているかということです。

 

それも”設定した瞬間から達成の瞬間まで”です。

 

もちろん”常に楽しくてニヤニヤ”は難しいでしょう。(逆にそれは現状の外ではないと思います)

 

泣いてしまうくらい辛いことも、悔しいこともあるでしょう。

 

辛い時でも”ゴール達成”を思い描き、前に進むからこそゴールを楽しめるのです。

 

例えるなら小さい頃の福原愛 選手です。

 

小さい頃から”天才卓球少女”としてテレビにも度々登場していました。

 

収録中にちょっと負けただけで本気で泣いていましたよね?

 

厳しい練習中はもっと泣いていたのではと思います。

 

でも卓球が好きだから、ゲーム性を楽しんでいたから毎日厳しい練習を続け、日本のエースにまで上り詰めたのではないでしょうか。

 

私もそうなのですが、大人になると感情の振り幅を抑える傾向にあると思うのです。

 

ここまでしなくても、、、

と、自分でブレーキを踏んでしまっていることが多々ありました。

 

感情が動かないとストレスが溜まります。

 

そして、子どもの頃のいきいきした表情が失われていきます。

 

しかし、いつも全力で泣き笑いしている子どもたちは、いきいきしています。(心が柔軟なのです)

笑顔

コーチングを受けてゴールができると本気で楽しみながら(泣き笑いしながら)ゴールへ進んでいきます。

 

子どもの頃の瞳の輝きが戻ってくるのはこのためです。

 

実は身近にお手本にすべき人達がいたのですね。笑

まとめ

私はウイスキーが好きなので毎日マッサンを楽しく見ていました。

 

でも一番楽しんでいたのは間違いなく”マッサン本人”です。

 

誰もやったことのない”日本の人たちに本当の美味しい(国産)ウイスキーを飲んで欲しい!”というゴールを掲げ、全力で泣き笑いしていたのですから。

 

『よいウイスキーづくりにトリックはない』

 

この言葉には”日本の人たちに本当の美味しい(国産)ウイスキーを飲んで欲しい!”というゴールを一歩ずつ歩んで、酸いも甘いも知り尽くした結果、出てきた言葉ではないかと思います。

 

『何度読み返しても楽しい物語。』

 

『後世の人たちが読んでも楽しい物語』

 

本当のゴール設定とはそのくらい楽しいことなのです。

 

私たちのゴール設定もそれぞれの物語の主人公になることです。

 

ゴールが決まったら進むだけです。

 

分からなくても進んで失敗した方が早いです。

 

現状の外ですから分からないことだらけなのは当然です。

 

マッサンの時代は当たり前ですが”検索”などできませんでした。

 

だから動くしかなかったのではないでしょうか?

 

アクションを起こして全て自分で確かめてきた。

 

だからウイスキー造りの全てを自らの五感を通して知ることができたのではないでしょうか。

 

私がかつて書籍を読んで、

 

『コーチングを受けると努力をしている感覚がなくなったり、気付いたら目標が達成されているというのは本当なのか?』

 

と不思議に思っていた時に考えていたことは、

 

『ゴールへの最短距離を知りたい。』

 

と思っていた気がします。

 

コーチング理論を修め、プロコーチになった今でははっきりわかるのですが、最短距離なんてありません。

 

ゴールはオリジナルだからです。

 

言い換えると、あなたの物語はあなたのオリジナルだからです。

 

まだ誰も通ったことのない道なのですから効率や最短距離など気にせず、精一杯楽しめばいいのです。

 

マッサンのように大きなゴールを設定して、いつも全力で泣き笑いしている子どものように思いっきり楽しんでいきましょう!!