【実証済】行動できる人になる方法|人を動かすのは理論か感情か

こんにちは。

プロフェッショナルコーチの中原( @coach_nakahara)です!

この記事では『行動できる人になる方法|人を動かすのは理論か感情か』について科学的なコーチングの視点で解説します。

『自分の意思で自由に行動できない』『モチベーションを上げられない』というのは辛いものです。

 

人が行動できないと感じることにはいくつかの原因がありますが、もっとも重要なのは人のマインド(脳と心)についての理解を深めることです。

つまり心の仕組みを理解して自分に向き合うことで、”行動できない自分”を変えることは確実にできます。

 

その本質は『人は感情でしか動けない、だけど理論(理屈)も必要』という少しややこしい性質があります。

その本質を上手く使うことで、朝起きて顔を洗うように新しいチャレンジに取り組むことができるようになります。

1. 人を動かすのは理論か感情か?

人を動かすのは理論(理屈)か?感情か?という議論があります。

1-1. 人は感情でしか動けない

結論をいうと私たちは感情が動く、すなわち情動が発火するから行動できます。

日常生活の無意識の行動はこの限りではありませんが、心身が疲弊して無気力状態になると日常生活も億劫になりますよね。

ということは、やはり情動によって行動しているといえます。

1-2. 理屈や説得では人は動かない

これはすなわち理論的な説得だけでは人は動かないということになります。

ビジネスなどの厳しい現場では指示や説得のみで人を動かそうとすることもありますが、人によってパフォーマンスに大きな差が生まれます。

この原因は

  • ビジネスパーソンとしての自分のゴールや自覚を持ち、指示によって情動が発火し自発的に動く人
  • ゴールや自覚がない(意識できてない)ために情動が発火せず、指示されたから動く人

に別れることが大きな原因です。

1-3. でも理屈や説得が不要なわけではない

理論的な説得だけでは私たちは自発的な行動できません。

動けても低パフォーマンスです。

しかし理論が不要なわけではないというのがポイントです。

 

詳しくは後述していますが、

  1. 人は感情に流されるし感情でしか動けない
  2. でもそれでは目の前の強い刺激や投げ込まれた刺激に反応しているだけ
  3. これだと自分の人生を歩めない
  4. 大切なのは自分の心の声をよく聞き、欲しいものに自由に手を伸ばすこと

ということです。

2. ゴールに対して自由にアプローチできる人になろう

ではどうしたらいいかというと、『ゴール(未来)に対して自由にアプローチできる人になろう』ということです。

未来にアプローチするというのは自分が望む未来に必要な自分になるために行動するということです。

ゴール(未来)といっても壮大なものでなくてもOKです。

  • 半年後に〇〇を買う
  • 3ヶ月以内に〇〇kg ダイエットする

など今手元にある欲求ではなく、少し先の未来のために行動できることが重要です。

2-1. 行動するとは少しずつ自分を変えること

そもそも『行動できない…』と悩んでいる人の”行動”とは新しいチャレンジを含んだ行動を指しています。

『これまで当たり前にやっていたことが出来ない』という人はほとんどいません。(極度の疲労は別)

 

想定内で自分のイメージできる範囲内なら心理的な抵抗はまず感じません。

 

一方で新しい環境や人間関係の変化を含む行動に対しては、私たちの無意識は敏感に変化の予兆を感じとります。

その結果、『やるべきなのは分かっていても行動できない…』という苦しい状態になります。

そして行動できない人の多くは現状の中で”今の自分でも抵抗なくできること”や”今やらなくていいこと”と選択します。(テスト期間中に部屋の掃除をするなど)

 

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2-2. 自分を変えるために必要なこと

では新しいチャレンジを含んだ行動を抵抗なく実行するためにはどうすればいいかというと

  1. やるべきことの重要性をしっかり認識して臨場感を上げる
  2. 目の前の刺激に感情を持っていかれないようにする

という2点が重要です

 

① のやるべきことに集中することが重要なのはみなさん理解しています。

反対に② の目の前の刺激に対しては注意いていても流されてしまいます。

 

現状を変える、自分を変える際に必要なことは、目の前の刺激に反応する感情を切り捨てる、もしくは一時的に脇に置いておくということです。

なぜなら未来のより大きなゴールは本人にとって重要だけど、しっかり意識できていないと目の前の刺激や誘惑より味気なく感じるものだからです。

 

反対に短絡的でジャンキーな欲求でも目の前にあるもの、とくに五感で感じられるものはそれだけで臨場感が高い、つまり魅力的に見えるのです。

2-3. 人を動かす感情と欲求を未来に向ける

人を動かすのは確かに感情であり、欲求です。

だけどそれは目の前刺激に反応した感情・欲求だけではないというのがポイントです。

 

それらを置いて未来の出来事にドーパミンを流せるから、リアルに感じることができるから私たちは新しいチャレンジ、ゴールへと進める訳ですね。

逆にこれが出来ないと永遠に現在(現状)に閉じ込められてしまうことになるので注意が必要です。

 

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ゴール設定の方法

3. 人間の持つ最強の能力

ここでは私たち人間だけが持つすごい能力を見ていきましょう。

3-1. 人間の持つ最強の武器は未来のシミュレーション能力

私たち人間しか持っていない最強の能力は未来のシミュレーション能力です。

所謂”未来を夢見る力”ですね。

 

『なんだそんなことか…』と思わないでくださいね。

環境の変化に対して、ある程度適応することは動物にも出来ます。

 

ですが、『6ヶ月後の今頃は…』と未来のリアルなイメージを持ち、そこに向かって行動できるのは人間にしか出来ません。

これはすなわち自分の頭の中にしかない未来(3年後の〇〇)に対してドーパミンを流せるて、行動につなげられるということです。

3-2. 私たちは未来のために今の行動を変えられる

動物には永遠の現在しかありません。

知能が高いとされているイルカやチンパンジーであっても、数週間後の計画を立てる能力はありません。

もちろん動物の頭の中を見ることはできませんが、時空を超えた推論をしている形跡はありませんよね。

 

自分が思い描いた未来のために今日の行動を変えることができるのは私たち人間だけです。

1年後の未来をイメージしてワクワクしながら、そこに向かって行動を起こすというのは実は凄いことなのです。

3-3. 未来のシミュレーション能力は持って生まれたものではない

ただ注意が必要なのは、この未来のための今の行動を変える能力は持って生まれたものではありません。

ポテンシャルは持っているものの、すぐに誰でも使えるというものではないのです。

 

ではどこで身に付けるかというと生活の中で経験的に学び、実践することで獲得できる能力です。

もっと言えば、自分の育った環境にいた大人(主に親)から学び、受け継ぐことが出来たかどうかです。

 

私はプロコーチという仕事柄、さまざまな職業の方たちと深いお話をする機会が多いです。

とくにコーチングをレクチャーする際は目の前のことではなく、自分の思い描いた未来にワクワクしながら行動を続ける必要があるわけですが、クライアントさん毎にかなり個人差があります。

3-4. 目の前の欲求に弱くても大丈夫

人間は欲求に弱い生き物です。

未来に対して新しい自分になる能力を持っていても、やはり目の前の刺激や誘惑に流されることはよくありますよね。

  • 痩せないといけないと思っていてもついつい甘いものを食べてしまう
  • 仕事中にPCに向かっていてもついつい好きなコンテンツを視聴して1時間経っていた

などの経験は誰にもあると思います。

 

行動できないと悩んでいる人も詳しく見ていくと、行動できないというより目の前の誘惑に流されて人生時間とエネルギーを持っていかれているというケースがとても多いです。

 

余談ですがコーチングでのゴール設定の際、『今の自分はどこまでの距離感のゴールなら目の前の刺激を置いてドーパミンを流せるか?をチェックすると良いですよ』とクライアントさんにアドバイスしています。

1年後の目標に向かって何の抵抗もなく動ける人もいる一方で、ひと月先のビジョンをしっかり意識しないと行動に結びつかない人もいます。

これは能力の問題というより、経験値の違いです。

つまり目の前の誘惑や刺激を傍に置いて、まだ見ぬ未来にワクワクしたまま、如何に動けるかが鍵となるわけですね。

この”目の前の刺激を置いて行動できる能力”の伸ばすことが行動できる人への最短ルートです。

 

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変わりたいけど変われない

4. 自由に生きる上で重要な『我慢する力』

自己実現のため、自由に生きるためには大好きなこと、自分の信じることだけをとことん行動する、積み上げることがもっとも重要であるとこのブログでもよくお伝えしています。

もちろんその通りですし、重要なことですが実際は同じくらい”我慢する力”が必要になります。

 

”やりたいことだけ”に矛盾する『我慢する力』とは先述したとおり、目の前の誘惑に流されて人生時間とエネルギーを持っていかれないように自制する力です。

4-1. 我慢は抑制することではない

我慢するというと『欲しいという気持ちを抑制する』と捉えがちですがそうではありません。

 

例えばあなたが1時間後に高級レストランで食事の約束があるとします。

もちろんあなたは楽しみにしているわけですが、小腹が空いてきました。

目の前には買い置きのカップラーメンがありますが、あなたはそれを食べますか?

 

おそらく食べないと思います。

理由は『今カップラーメンでお腹を満たすとレストランの食事を楽しめなくなるから』ですよね。

 

実はこれが正しい我慢です。

いくらでも手に入るインスタントな欲求ではなく、本当に欲しいものに手を伸ばすということです。

4-2. 我慢するのは目の前の小さな欲求

正しい我慢とは欲しい気持ちの抑制ではなく、自分が心から望むより大きな欲求を選択することです。

目の前の手の届く誘惑は臨場感が高いです。

一方でまだ実現していない未来の臨場感は意識しないとなかなか上げることが出来ません。

ではどうするかというと、未来をよりリアルに感じるイメージ力を鍛えます。

 

といってもこれは特殊なことではなく、日常生活で度々起こっています。

  • 突然好きな人ができた
  • ずっと悩んでいたけど、やるべきことが見えた
  • あの人の言葉に背中を押された

などの経験を振り返るとよく分かりますが、どれも思いっきり未来に引っ張られる体験です。

 

それぞれのキッカケによって未来を意識した結果、自分の中の重要性が大きく入れ替わっています。

未来が重要に思えてくるのと反対に現状でしていたこと、例えば毎週見ていたドラマなどはどうでもよくなったりします。

これらの経験を振り返ると、本当は目の前の刺激より未来の夢の方が遥かに気持ちいいということを再確認できますよね。

4-3. ”我慢する力”を鍛える方法

私たちは本当は目の前の刺激より未来の夢の方が遥かに気持ちいいと分かっていても、意識しなければ手の届く刺激を選びがちです。

何もしないままだと簡単な方を手にしてしまうのです。

如何にまだ見ぬ未来を自由にイメージ出来るかで行動できるかどうかが決まります。

 

ではそのために何をすればいいのかというと、

  1. 行動する理由(自分の欲しい未来)を意識する
  2. 同時に現状の欲求を見下ろす
  3. どちらが自分に相応しいか考える

という流れで自分に向き合いどちらかを選択します。

 

自分の本当に欲しいもの、やるべきことを意識した上で、目の前の甘美な欲求に『これはすでに持っている』『大したことないな』と思えたら成功。

そして未来の出来事に『やっぱりこっちだよね!』『〇〇を持っていない自分はおかしい!』と思えたら大成功ということですね。

ポイントは意識して選択するということです。(反射的に手を伸ばさない)

 

コーチングでは、これをするためにアファメーションなどのコーチングスキルを使っていくわけですね。

ここで重要なのはこの能力は経験で身につくため、大きな個人差があることです。

家庭の中で当たり前に学んでいる人もいれば、意識したこともないという人もいます。

ですが心配は要りません。

セルフコーチングなどを実践していく中で、言葉を適切に使うことで誰でも確実に自由にチャレンジ・行動できるようになります。

 

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セルフコーチング

5. 行動できない人は欲求を上手に使えていないだけ

ここまで

  • 行動できないと悩む人の”行動”には新しいチャレンジが含まれる
  • 未来のシミュレーションを正しく使えば必要な行動につながる
  • 現状の誘惑や刺激と未来での心から望む大きな欲求を選択する

ということを解説してきました。

5-1. 正しい選択をすれば行動できる

行動できないと悩んでいる人は現状の手にしやすい欲求に人生時間とエネルギーを持っていかれている状態でした。

それは考えて選択しているわけではなく、そこにある刺激に反射的に手を伸ばしているわけです。

もちろんこの状態を本人が納得していれば何も問題ありません。

 

しかし行動できないと悩んでいるということは不本意な選択をしているということですよね。

『動きたいのに動けない…』現状に縛られるのは辛いものです。

 

必要なのは『どうやって行動するか?』というhow to の前に行動の必要性、自分が手にしたい未来を意識すること。

そして現状のすでに知っている誘惑や刺激と未来での心から望む大きな欲求を選択することです。

5-2. 人は感情でしか動かないけど感情だけでも動けない

人を動かすのは確かに感情ですが、感情だけだと動物と同じように現状(永遠の現在)に囚われてしまいます。

これでは自由意志で生きているとはいえません。

 

そこで人間だけが持つ未来のシミュレーション能力を使い未来に向かって行動を促します。

未来のことをイメージするときに

  • 〇〇がこうだから、そのために△△が必要で…
  • 1年後に〇〇が必要だから、そのためには今月は…

という具合に逆算して計画を立てます。

これは自分で考える際も論理的ですし、他者に説明するときはよりロジカルに考えて伝えます。

 

ですが、これだけだと私たちは動き難いのです。

前頭前野と使って未来のシミュレーションを論理的に考えながらも、しっかりワクワクする必要があります。

つまり論理的な思考をしながら、感情を使って自分を動かすということですね。

 

計画的に行動できる人を見ると私たちは

  • 意志の強い人だ
  • 行動力があってぶれない人だ
  • 自分を律することができて自制心の強い人だ

と思います。

 

確かにそのとおりですが、決して自分の気持ちを抑圧しているわけではありません。

自分の気持ちの抑圧は短期的には可能だし、、上手くいくこともありますが長期的には成功しません。

 

では、上記のような人はどうしているのかというとより大きな未来の欲求に素直に手を伸ばしているだけなのです。

目の前の美味しいものに手を伸ばすのと同じように新しいチャレンジにも抽象思考をしながら情動を発火させて行動行動出来ているということですね。

 

  • 自分の本当に欲しいものは何か?
  • 自分にふさわしい未来はどんな世界か?
  • 自分はどんな人間か?

日々の生活でこれらを意識できていると自分にふさわしい選択が当たり前にできるようになります。

このような”自分のあり方”を決めて意識するのはアファメーションが最高のツールになります。

 

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アファメーションとは何か

6. 人類史上もっとも動きにくい時代

大袈裟ではなく、私たちの生きる現代社会は人類史上もっとも”行動し辛い時代”といえるかもしれません。

6-1. コンテンツ大量消費の現代

私たちは起きている時間のほとんどをスマホやPC を通してネットに常時接続されている状態です。

その結果、今の自分にとって楽しいコンテンツが向こうからやって来ますよね(投げ込まれます)。

 

もちろんこれ自体は素晴らしいテクノロジーですし、もはや私たちの生活に欠かせないものになっています。

ですが広告をはじめ、Youtubeのオススメ関連動画のように自分が興味のあるコンテンツを提示され続けたら観てしまいます。

 

動画だけでも私たちが一生かけても視聴しきれない量のコンテンツが無料か、月額数百円でそのほとんどにアクセスできているわけです。

これは『自分の人生時間をどう使うか?』を意識しないと自分の思い通りの人生を歩めない可能性が高いということです。

6-2. あなたは悪くない

自分は行動出来ないと悩んでいる人で

  • 私は意志が弱く、やるべきことを継続できない
  • 本当は〇〇に向けて挑戦したいのに行動出来ないんです

と自分を責めている人がいます。

 

まず結論として、『行動できない自分を責める必要はまったくない』ということを理解して欲しいと思います。

先述したとおり、私たちが生きている現代はゴールを意識していないとあっという間に誘惑や欲求が投げ込まれる仕組みが出来上がっています。

もはや自分の意志で自制するだけでは太刀打ちできない状況だと感じます。

6-3. ゴールを意識できる人だけが自由になれる

私のセッションを受講してくださる方々に先ずお伝えするのは『自分が一番欲しいものに迷いなく手を伸ばしましょう』ということです。

手の届く身近なものではなく、純粋に欲しいもの(非現実的に思えるものでも全然OK)、やってみたいことにロックオンしてみるべきです。

そのチャンスを自分に与えてあげると考えるといいですね。

 

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