自分から行動できない人が頼られるリーダーになる方法

私が今から3年ほど前に出会った人の話です。

 

その当時、当たり前のように有言実行できている人を初めて目の当たりにして、とても驚いたことをよく覚えています。

 

その人とは、とある食事会で話す機会があったのですが、その時確かにアクティブな印象を受けました。

 

その後さらに驚いたのですが、そこで話していたことがそれから9ヶ月以内にほとんど実現していたのです。(主にfacebookでやり取りをしていました)

 

今回はその人が短期間で夢を叶えることができた秘密を紹介したいと思います。

 

この記事では『自分から行動できない人が頼られるリーダーになる方法』をコーチング理論をベースに解説していきます。

 

コーチはクライアントさんのゴール(本気で叶えたい夢)を達成するサポートの専門家です。

 

もちろん夢を叶えるためには行動する必要があります。

 

ですから”行動させる専門家”でもあると言えます。(もちろん自発的な行動です)

 

実は行動できない理由はものすごく単純です。

 

それは、”行動する必要がない”ことと、”現状を変えまいとする無意識の抵抗”です。

 

ですから自発的に行動を促すためには、それなりの理由があればいいということになります。

 

コーチングではこれをゴールと呼びます。(行動するためにゴール設定するわけではありませんが)

 

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行動できない理由

行動できない理由は幾つか存在します。

  • 面倒くさい、動くこと自体が億劫。
  • やったことがないからやる気が出ない。
  • やることがありすぎて何が正解なのかわからない(順番、タイミングなど)
  • やり方がわからない(方法を探すところで行き詰まっている)
  • 難しすぎる(できそうな気がしない)
  • 必要な道具や材料が足りていない(できない理由が多すぎる)
  • 悪い習慣が邪魔をしている(無意識が邪魔をする)
  • 恐怖心が邪魔をしている(失敗を恐れている)

だいたいこのようなことではないでしょうか?

 

ですが、様々な行動できない理由の根底にあるのは1つです。

 

それは”行動して現状が変わってしまったら困る(無意識の抵抗)”ということです。

 

”行動して現状が変わってしまったら困る”というのはどういうことでしょうか?

 

本気で〇〇して自分を変えたいんだけど変えられない、、、

 

このような経験はありませんか?

  • だらしないパートナーから離れられない
  • 引き締まった体に憧れているのに甘いものが止められない
  • 貯金しようと決めたのに浪費グセが治らない

 

私たちの体には恒常性維持機能ホメオスタシス)という体温などを一定に保つ働きをする機能が備わっています。

 

生体として生きながらえるように一定の状態をキープする機能と言えます。

 

この機能のおかげで、寒い時は毛穴を閉じて体温を逃さぬように、また暑い時は汗をかいて気化熱で体温の上昇を食い止めようとしているわけです。(体温に限らず心拍数なども)

 

結果、一定のコンディションで活動することができるわけです。

 

脳が高度に発達している私たちは、身体だけでなく情報的なことにもホメオスタシスが働きます。

 

よく聞くたとえ話ですが、年収400万円の人が宝くじで1億円当たったとします。

 

ですが多くの人が数年で自己破産するというデータがあるそうです。

 

その理由はホメオスタシスです。

 

一般的な年収の自分が突然大金を手にしてしまった!!

 

もちろん本人は嬉しいのですが、無意識はそうではありません。

 

急いで年収400万円の時の懐事情に戻そうとするのです。

 

意味のないことで浪費を繰り返し、数年後にはすっからかんになってしまいます。

 

ゼロならまだ良い方で、多額の借金を作ってしまうケースもあるのです。

 

それほどホメオスタシスの現状に引き戻す力(留めておく力)は強いということです。

 

私たちの行動できない理由の根底にあるのがホメオスタシスなのです。

 

●面倒くさい、動くこと自体が億劫。
→意識では気に入らない現状も変えたくはないと思っています。

●やったことがないからやる気が出ない。
→現状のとどまる言い訳を天才的に見つけ出します

●やることがありすぎて何が正解なのかわからない(順番、タイミングなど)
→本気でやりたいことならがむしゃらに片っ端から手をつけますが、ここでも現状維持を選んでいます。

●やり方がわからない(方法を探すところで行き詰まっている)
→やり方がわかるまで現状に留まろうとして、諦めるのを待っているのです。

●難しすぎる(できそうな気がしない)
→大変だから無意識が現状に留まらせようとしています。

●必要な道具や材料が足りていない(できない理由が多すぎる)
→行動すれば見つかることでも、現状のとどまる理由にしてしまいます。

●悪い習慣が邪魔をしている(無意識が邪魔をする)
→悪い習慣をやめれば解決しますが、現状維持のために止めることはしません

●恐怖心が邪魔をしている(失敗を恐れている)
→失敗して恥をかくぐらいなら現状維持を選んでいるのです。

 

自分から行動できない理由はセルフイメージにあり

私たちの行動を制限させて情報的な現状に縛るのはセルフイメージです。

 

そのセルフイメージに対して恒常性維持機能(ホメオスタシス)が働いているのです。

 

では自分から行動できるようにするためには、”自分から行動できない”というセルフイメージから、”自分は自発的に行動できる”というセルフイメージに書き換える必要があります。

 

 

セルフイメージを書き換えるというのは新しい自分になることです。

 

つまり現状を離れる(決別する)ということです。

 

そのために必要なのがゴール設定です。(離れるためには着地点を決める必要があります)

 

なぜ現状を離れる必要があるのかといえば、現状にいたままでセルフイメージだけを書き換えることは不可能だからです。

 

ゴール設定に関しては、『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』をご覧ください。

ゴールの臨場感を上げる方法

ゴール設定ができたらゴールに向かってまっしぐらかといえば、そう簡単ではありません。

 

先に書いたように現状に留まらせようとするホメオスタシスの引力は超強力なのです。

 

どんな感動的で大好きな映画を見たとしても、次の日にはかなり臨場感が薄れていると思います。

 

現状をゴール側へ移行するためには、物理空間の臨場感に勝るイメージ力を持ち続ける必要があります。

 

そのために有効なスキルがアファメーションです。

 

アファメーションを発見したのは、コーチングの元祖、故ルー・タイス氏です。

 

アファメーションとはある法則、ルールに基づいた言葉を用いて自分自身に語りかけることでゴールの臨場感を高める方法です。

 

アファメーションに関しては、『アファメーションの効果を実感できる期間を短縮させる方法』をご覧ください。

 

コーチングに失敗が存在しない理由

ゴール設定が正しく出来ると、目の前のことにとらわれなくなります。

 

つまり、ぶっ飛んだ大きな夢があるのに今日やってしまった小さなミスなんて気にしている暇はないのです。

 

ゴールに夢中で恋している感覚と言えます。

 

ですから当然、失敗という概念が存在しなくなります。

 

失敗して落胆したり、自分にがっかりして自己評価を下げるなんてありえません。

 

どんなミスも学びであり、成長の糧なのです。

 

ですから失敗に対する恐怖も感じません。(あなたの辞書に失敗が載っていないのですから)

 

夢中になるものを見つけると勝手に行動する

夢中で誰かを好きになった時のことを覚えていますか?

 

四六時中、その人のことが頭から離れませんよね?

 

勉強や仕事が手につかない、あの感覚です。

 

ゴールとはそのようなイメージです。

 

常にゴールが頭の片隅にでもあれば、現状からゴールへ向かうのなんて当たり前なのです。

 

意識する必要さえありません。

行動するのが当たり前というマインド

この記事では、『自分から行動できない人が頼られるリーダーになる方法』をお伝えしています。

 

ですが、自分から行動できるようになることが目的ではありません。

 

何故なら正しくゴール設定ができていれば行動するというのは当然だからです。

 

逆に現状のままで行動しよう、行動させようとするから難しいし、辛くなってしまうのです。

 

行動できるようになるというのは、あくまで結果であり、目的ではないのです。

 

ですから、どうしても変えたい現状があるのでしたら、その先にゴールを設定する必要があるのです。

 

『そんなこと面倒くさい、〇〇さえ何とかなればいい。』と思われるかもしれませんが、賢明な選択ではないと思います。

 

何故なら、一時的に変化して結果が出たとしても、その他の現状は何一つ変わっていないわけです。

 

当然、元の状態に引き戻そうとする力が働きます。(無理やり変化を加えたものだからです)

 

大きなゴールがあなたをリーダーにする

現状の外のゴール設定はあなたをリーダーにします。

 

大きなゴールというのはいろんな人を巻き込みます。(抽象度が高いゴールと言えます)

 

私のゴールの一つに、地元の岡山県にコーチングを普及させるというものがあります。(もちろんやりたいからやっているだけです)

 

この話をすると多くの人が興味を持ってくれます。

 

一緒に何かやろうと言ってくださる人もいますし、私が活動しやすいように人を紹介したいと言ってくださる人もいます。(本当にありがたいことです)

 

ゴール設定が出来るとやりたいことをやっているわけですからエネルギーが高いのです。

 

人はエネルギーが高い人に集まるのです。(魅了されると言ってもいいかもしれません)

 

自分のためだけに歯を食いしばって頑張っていても見向きもされません。(かつての私です!笑)

 

エネルギーの高い状態で大きなゴールを掲げて行動していると、いろんな人と縁起が繋がります。

 

一人で活動していた時とは思いもよらない方向へ加速することも多々有ります。

 

そんなあなたはどこからどう見ても『自分から行動して、頼られるリーダー』です。