先日ある用件で以前の職場に行ってきました。
そこで思ったのが、よく片道45分もかけて通勤していたなぁということ。
面白いのが往路ではそんなことばかり考えていたのですが、復路では淡々と運転していたということです。
慣れは本当に怖いと思いましたね。
現状では当然と思ってやっていたことなのに現状を飛び出すと、呆れて不思議な気持ちになるのです。
この感覚は現状にいる限りは絶対に感じることはできません。
当たり前はすごい力を持っている
私たちは日常で毎日当たり前に行っていることがあります。
いわゆる習慣ですね。
習慣は良いことであれば心や体に良い結果をもたらします。
しかし悪い習慣は悪い結果をもたらすのです。
この習慣の力は実はすごいのです。
無意識のチリは積もります!
”塵も積もれば山となる”ということわざがあります。
塵も積もれば山となる
ごくわずかのものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなることのたとえ。
私は幼少期からなぜかこのことわざを聞かされていました。
ですからコツコツ努力を重ねることは良いことなんだろうと思い込んでいたのです。
もちろんそのおかげで良いこともたくさんありました。
しかしコーチングを学んで改めてこの言葉を見てみると私の当初の理解とは少し違うことがわかったのです。
それは努力は積み重ねるものではないということです。
努力を努力と思っているうちは大した成功は望めないということです。
例えば毎日100円玉を貯金する子供がいたとします。
その子には欲しいものがあって毎日100円玉を貯金箱に入れています。
しかし毎日貯金箱を振ってみても軽いし、一向に満タンになる気配はありません。(当たり前ですが)
先はまだまだ長いと思って毎日重さを確認するのはやめました。(少しがっかりしています)
貯金は癖になっていたので無意識に貯金箱に1枚づつ入れ続けていました。
するとある日100円玉が入らないことに気づいたのです。
これは私の実体験です。
似たような経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この無意識の習慣、すごいと思いませんか?
どんなチリを何のために貯めますか?
私は前職に就いた時、非常にやりがいを感じていました。
世界的な技術を持っている会社でしたので難しさの中にゲーム性を感じ、単純に楽しめていました。
しかしあるきっかけで楽しめなくなってしまい、そのまま1年ぐらい嫌々続けていました。
面倒だなぁ、出勤したくないなぁと思いながらも仕事だからと割り切っていたのです。
しかし退職してみて気づいたのがよく毎日嫌々こんなことをよく1年もやっていたもんだということです。
ある意味感心してしまいました。
これだけの時間と情熱をポジティブな形で自分の人生に活かせたらとてつもないなぁと思ったのです。
一度習慣化してしまうと自分では気づきにくいものです。
それが良い習慣であれば(私の貯金箱のように)ハッピーですが、悪い習慣であれば大きな後悔をすることになる可能性が高いです。
使い方によって薬にも毒にもなる”無意識の習慣”ですが、ぜひご自身のゴール達成に使っていただきたいと思います。
ポイントは
- ゴール設定
- 習慣化
- 無意識化
です。
まとめ
- 習慣は良いことであれば心や体に良い結果をもたらします。
- しかし悪い習慣は悪い結果をもたらすのです。
- 努力を努力と思っているうちは大した成功は望めない、無意識の習慣にする。
- 一度習慣化してしまうと自分では気づきにくい。
- 気づいた時は圧倒的な成果(良くも悪くも)。
- 習慣化してゴール達成に活用する。