こんにちは。
プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!
数日前に目標を決めたのに、すぐにやる気が出なくなる自分にがっかりすることはないですか?
目標設定した時はやる気に満ちていたのに、1週間もすると、溜まる疲労感にうんざり、、、
結局いつものペースでダラダラしてしまっています。(気持ちはわかります)
今回の記事では『行動できない理由と実際に行動できるやる気』についてお伝えしていきます。
実は実際に行動に移すことが出来るかどうかというのは、ほんの少しロックオン(フォーカス)するポイントをずらすだけで行動出来なくて悩むということは無くなります。
目標を達成できるかどうかは実際に行動できるかどうかが重要なポイントになってきます。
なぜなら夢や目標を思い描いただけではあなたの現状は何も変わらないからです。
行動が次のゴール設定とモチベーションアップのために必要になってくるからです。
いつでも”実際に行動できるやる気”をコーチング理論で解説していきたいと思います。
行動できない原因はたった一つ
行動出来ないとはどういう状況でしょうか?
それは私たちが”本当は○○したいんだけど、やる気が出ない”と悩む時であると言えます。
おそらく、『考えることも面倒だ。』という人はあまりいないのではないかと思います。
もし、そのように思われているようでしたら自分を見つめ直したり、コンディションを立て直す十分な休息が必要です。(コーチング的に言いますとリラックスしてゴールを見つけることです)
私たちがやる気が出なくて、場合によっては自己嫌悪に陥ってしまうケースというのは、やりたいことがある、もしくはやらなければいけないことがあるのに行動できないからです。
多くの場合、行動した結果、思ったような成果が得られなかったとしても自己嫌悪まではいかないのではないでしょうか?
仮に納得できない結果だとしたら、”次に備えて対策を練る”などやるべきことはいくらでもあります。(自分を責めたり、後悔したりする必要はありません)
行動できなかったからこそ、後悔するのです。
では行動できない原因はなんでしょうか?
当たり前かもしれませんが、”行動する理由がない”、もしくは”行動したくない”からです。
行動するモチベーションがないのです。
その原因の一つがゴール設定(目標設定)が自分のためだからということです。
自分だけで解決する、もしくは自分が我慢すれば良いような目標だから行動できないのです。
あなたが行動できない(動けない)原因
一般的に行動とは物理空間の出来事です。
先ほど、行動できないというのは行動する必要がないといいました。
要するに自分の中(頭の中)だけで解決しているため、抽象空間(イメージ)の中だけで満足してしまっています。
我々の脳は高度に発達しているため抽象空間でも行動したと同じくらい、もしくはそれ以上の満足感(幸福感)を感じることが出来ます。
さらに現代の日本において自分(自分の成功)のためだけに努力するというのはとても難しいことです。
あらゆるものが手に入り、どうやっても生きていけるわけですから、自分さえ我慢すれば、しんどい思いをしてまで現状を変える必要なんてないのです。
私たちは現状に不満を抱えていたとしても現状維持が大好きです。
会社の愚痴を言い合っている人たちは、我慢して仕事をしている自分たちが大好きなのです。
どんなに不平不満を漏らしている人でも会社という組織、同じ部署の仲間内では独特の親近感、連帯感を持っているものです。
愚痴を言いながら、着々と起業の準備をしている人を知っていますか?
ほとんどいないはずです。(私は会ったことがありません)
それほど自分本位のゴールでは行動に移すのは難しいのです。(不満を言いながらもイメージ、妄想で満足してしまうのです)
あなたを行動へと突き動かすもの
ではどうすればいいのでしょうか?
それは相手に与えるということです。
周りの人を巻き込むと言った方が分かりやすいかもしれません。
正確に言いますと、与えること(価値を提供すること)にロックオンするということです。
第三者を巻き込んだゴールは行動せざるをえません。
何かプランを提案して、何もしなければ『あの人は口だけだな・・・』となって信用を失ってしまいます。
まさか相手に”自分と一緒にイメージしてくれ!”とは言えないですよね?笑
自分の抽象空間(イメージ)のゴールを相手と共有するためには物理空間に落とす必要があります。
つまり行動するということです。
さらに与えることにフォーカスすると自然に自分のことが気にならなくなります。
すべてのケースではありませんが、行動できない理由を突き詰めて考えると”失うもの”と”得られるもの”があるのに失うものにロックオンしていることが多くあります。
つまり行動することで得られる理想的な未来よりも現状の自分が失うもの、時間や体力(疲労)などに目が行っている為に『やらないといけないって分かっているんだけど動きたくない・・・』となってしまいます。
しかし他者を巻き込むことで行動の必要性も出てきますし、自分のことばかり言っていられないので現状(失うもの)よりも未来(手に入れるもの)にロックオンしやすくなります。
さらに『相手に貢献したい!!』という想いに動かされている時は疲れなども感じにくいものです。
『あの人に喜んでもらいたいから・・・』と寝不足で疲れていてもニコニコしながら何かをやり遂げたという経験は多くの人が体験済みではないかと思います。
この時のエネルギー感(リミッターが外れた感覚)は、自分のことだけ考えていた時とは比べ物になりません。
ですが実際にやっていることは、ほとんど同じです。
ただ自分本位の時は、
- このくらいでいいんじゃないか?
- 自分の仕事は毎回こんなもんだから、、、
- どうせ頑張っても評価してくれないし、、、
などと無意識(もしくは意識的に)で思っています。
現状の自分本位の捉え方ですよね?
ですが、相手にフォーカスするとこれらの(自分の為の)ブレーキが効きません。
なぜなら、
- あの人を勝たせたい!
- あの人が困っている。
- あの人はもっと評価されるべきだ!
と本気で思っていると打算が入り込む余地がないのです。
未来の自分を裏切るな!
行動出来ない多くの人は(現状の)自分のことを考えすぎなのです。(否定しているわけではありません)
もちろん私もそう思うこともあります。(かなり改善してきていますが・・・)
損得勘定が出てきてしまうと自然に心にリミッターが働きます。
『まぁ、こんなもんだろう、、、』という状態ですね。
リミッターが働いた状態ですと、そこそこの仕事しかできません。
つまり現状維持です。
この状態で目標を立てたとしても、初めは飛び出したように見えても、高い確率で現状に戻ってきます。
行動が続かないわけですね。
もし現在のあなたが自己完結型の目標設定をしていたとしても全く問題ありません。
すぐに他者を巻き込む、他者に与える目標を再設定すればいいからです。
先に書いたようにやっていることはほとんど同じなのです。
ロックオンしているところが違うだけです。
そして他者に与えられる、巻き込むことをあなたの視点で仕事に取り組むべきです。
コーチング的に言いますと、”ゴール側のセルフイメージ”で取り組むということです。
これは私自身の体感ですが、現状の自分のコンディションに左右されなくなります。
結果的に周りからの評価も上がります。(ひたむきに頑張るいい人に見えます)
いつも高いパフォーマンスを出せる人の秘密の一つと言えますね。
未来ベースの本気を出す
最近、本気という言葉が好きです。笑
ですが、体育会系のようなノリで、『気合を出せ!!』という意味ではありません。
ベストを尽くすということです。
さらにいうと、ゴール側のセルフイメージの自己ベストです。
現状の自己ベストは当然です。
さらにゴール側の自分だったらどうか? ここでやめるのか?
と考えます。
文章を読むとストイックに感じられるかもしれませんがゴール側のセルフイメージができてしまうと自然なことです。
ここでやめるのか、もっと上を目指すのか?
ぜひゴールの自分の視点で判断したいものです。
そのために必要なのが、『相手のために=未来のゴールのために』ということですね。
まとめ
今回、一応”仕事”ということで書いていますが、もちろん様々な分野で使える内容です。
- 私たちは行動できなかったからこそ、後悔する。
- 行動できない原因は自己完結型の目標だから。(イメージで満足してしまうから)
- 自分さえ我慢すればいいようなゴールだと、しんどい思いをしてまで現状を変える必要なんてないと無意識が判断する。
- 相手に与えることで、自然に自分のことが気にならなくなる。
- 他者を巻き込む、他者に与える目標設定をする。
- 結果的にゴール側にロックオンしたことになる
- ゴール側のセルフイメージの自己ベストを自然に出せるようになる。
シンプルですが効果抜群です。
相手にフォーカス、お試しください!