科学的に勝手に痩せるダイエットの目標設定の方法と具体的実践

こんにちは。

プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!

コーチングの講座やセミナーをしていると『この理論や仕組みはダイエットに使えますか?』という質問を受けます。

もちろん使えますので質問をくれた人には教えていたのですが、かなり需要があるようなのでこの記事で全て公開しようと思います。

コーチングは私たちの思考を必要とする活動に関しては全てに機能します。(もちろん良い方向に)

 

今回の記事では『科学的に無理なく痩せるダイエットの目標設定の方法』をコーチングの視点から誰でも実践可能なように解説していきます。

先に結論を言いますと『痩せなくてはいけない → 痩せたくてたまらない』にマインド(考え方)をシフトチェンジしていくことがポイントです。

ダイエットとは何か

痩せたくてたまらない具体的な方法の前にダイエットとは何でしょうか?

ダイエットは、「規定食」という意味であり、美容や健康保持のために、食事の量や種類を制限することである。

先進国の人々は統計的に見ると栄養過多の傾向があり、(たとえば腎臓病患者数などと比較して)肥満に陥ってしまっている人の数が非常に多く、結果として diet を行う人の比率を見ると痩せるために行っている人が多いので、「diet」が "痩せるための規定食"、という意味で使われている比率が多い。

だがダイエット(規定食)は、肥満対策以外に、健康のためにも行われることがあるので、それらについても併せて解説する。

痩せるための諸活動全般に関しては「痩身」の項に譲り、本項では、正しく、運動を除いて、規定食(食事)のみを扱う。

ダイエットには体重を目安するが、 健康体重、標準体重、理想体重、美容体重、モデル体重と、いろいろな指標がある。

wikipediaより

つまり一般的に減量やシェイプアップと同じように運動を兼ねた意味合いで使われているダイエットですが、本来は健康のための規定食ということですね。

 

この記事でも単純に痩せるということではなく、”健康的で自分の理想とする身体になること”と定義して解説を進めて行きます。

 

なぜこのような定義にしたかというと”それぞれ自分の理想とする”というところが非常に重要だからです。

 

これはコーチングでいうところのゴールにあたります。

 

ゴールというのは完全にオリジナルでなくてはいけません。

 

ここにトレーナーの希望や好みが入っていてはマズイのです。

 

それは価値観の押し付けであり、定義上洗脳ということになります。

 

そうではなく、それぞれが自分の理想とする身体、健康状態を目指すから意味があります。

あなたのダイエットの目標は?

なぜあなたはダイエットをしたいのでしょうか?

  • 今年は海に行きたいから
  • 来月の結婚式までにどうしても痩せたい
  • 単純に痩せてキレイになりたい、モテたい
  • ボディラインの出た服を着こなしたい

理由は様々にあると思います。

 

しかし残念ながら上記のような理由だけでは難しいと言えます。

 

もっと掘り下げて考える、イメージする必要があります。

 

ここで魔法の質問をご紹介します。

 

それは『で、どうしたいの?』と自分に問いかけてみてください。

 

例えば、海に行ってどうしたいのでしょうか?

 

海に行って引き締まった身体を見てほしい・・・

・・・

・・・

 

ここでイメージがどんどん膨らんで楽しくなってくるようであればダイエットは成功したようなものです。

 

逆に全く膨らまないようであれば別の理由を探したほうがいいかもしれません。

 

理由そのものに良い悪いはなく、その人にとってどのくらい重要なのかがポイントです。

 

なぜイメージを掘り下げて、膨らませる必要があるかというと臨場感高く痩せた自分を感じるためです。

 

臨場感を必要性と置き換えてえ考えてもいいでしょう。

 

ただ痩せて注目されたいという願望より、医者に『すぐに10kg落とさないと命の保証はできないよ!』と言われた方が臨場感は高いですよね?

 

命に関わることですから臨場感が高いのは当たり前です。すなわち本気になれるということです。

 

ではただキレイになりたいという理由は使えないのかと言えばそんなことはありません。

 

具体的な方法は後半で詳しく解説します。

 

あなたがリバウンドしてしまう理由

ダイエットに置いてもっとも怖いのがリバウンドです。

 

三日坊主で続かなかったことよりも大変です。

 

なぜならリバウンドはダイエット前の体重よりも増えてしまうことがよくあるからです。

 

その仕組みを科学的に解説します。そしてこの記事でご紹介する方法はリバウンドの機能を逆向きに活用します。

 

ダイエットにおいてなぜリバウンドしてしまうのかというと、マインド(脳と心)が変化していないのに無理やり身体を痩せさせたことが原因です。

 

マインドとは脳と心のことですが、無意識と捉えてもらって大丈夫です。

 

つまり、

目標マイナス10キロ絶対やり遂げるぞ!!
(無意識も身体も65キロ)

いきなり食事制限、筋トレ、ランニング
(無意識65キロ、身体に負荷をかける)

見事マイナス10キロ達成
(無意識65キロ、身体55キロ)

ダイエットに成功した(と思っている)わけですからすごく嬉しいですよね?

 

でもこの後、間違いなくリバウンドします。w

 

なぜならマインド(無意識)は65キロのままで体重だけが55キロになっている非常事態だからです。

 

私たちは無意識と身体が乖離している状態ではたとえスマートで自分が望んだ体型になったとしても非常事態なのです。

 

ですから元の無意識と身体が一致して安定した状態に戻そうと無意識がものすごいエネルギーで働きます。

 

これをホメオスタシス(恒常性維持機能)といいます。

 

どこに対して働くかといえば、もちろん脳である無意識の65キロの自分に対してです。

 

ですから『10キロ痩せて嬉しい!!』と思っていてはダイエットは成功しません。

 

嬉しいではなく『やっと自分らしい体型になれてよかった。これが自分らしい!!』でなければいけません。

 

ダイエット成功のポイントは理想の自分の臨場感

ではコーチング理論を使った科学的に正しいダイエットはどうすればいいのでしょうか?

 

そのポイントはやはり臨場感です。

 

『自分はすでに理想的で健康的な身体を手に入れていることが当たり前で最高だ!』というイメージが出来上がっていることが重要です。

 

そのイメージを臨場感高く感じられると”今の自分(の身体)に強烈な違和感”を感じるようになります。

  • イメージと鏡に映った自分のギャップが気持ち悪い・・・
  • ソワソワして落ち着かない・・・
  • みっともない自分の身体が許せない!

などです。(感じ方はそれぞれですが・・・)

 

ここで何が起こっているかというと、無意識は55キロでスマートな健康的な身体のはずなのに物理的には全然違う・・・という状態です。

 

先ほどと逆になっていることに気付かれたと思います。

 

重要なのは最高の自分の状態をイメージで先取りすることです。

 

ただの想像ではなく、無意識レベルで当たり前に思えるくらいにです。

 

スタイル抜群の自分が当たり前

無意識に落とし込む、先取りするというのはとても重要です。

 

なぜなら先述したようにこれが私たちの”当たり前”を書き換える唯一の方法だからです。

 

そしてそれが頑張らないダイエットの方法の本質です。

 

理想的な未来のスマートな自分が設計できてくると色々見えるものが変わっていることに気がつきます。

 

例えばですが、食べたいものを我慢するのではなく食べる必要がないということに気が付くというものです。

 

『あ、これって本当に食べたいと思っていたのではなくてただのストレス解消のためだったのか・・・』

 

そして『こんな食べ方をしているのは自分らしくないな。』『ストレスなら他の方法で発散させればいいし、そもそも溜めるようなことは辞めてしまえばいいや!』という感じです。

 

理想的な未来の自分に相応しい考え方ができるようになります。

 

ですから無理もしないですし、負荷を掛けることもないのです。

 

まさに無意識が未来側に変わるとストレスフリーで今の”当たり前”を変えることができます。

 

今の当たり前、すなわち習慣が今の身体を作っているのですから痩せるのは(変化するのは)当たり前ですね。

 

この無意識にしている習慣を変えるのはなかなか難しいです。

 

なぜなら文字通り無意識なので意識しない限り気が付かないからです。

 

明らかなブラック企業はともかく、会社にいる間はその会社の変わった部分やおかしい部分、非常識さにはなかなか気付きません。

 

辞めてみて初めて『よく何年もあんなことやってたよなぁ・・・』と気が付いたりしませんか?

 

私は数回経験があります。w

 

でも、そんなものです。

 

そこを詳細に理想的なイメージで先取りすることで脳の機能を上手く使った変化を起こすことができます。

 

無意識に落とし込むと痩せたくてたまらなくなる

では正しいダイエットの方法はどのようなものでしょうか?

 

繰り返しになりますがイメージで理想の自分を臨場感高く設計することでしたね。

 

目標マイナス10キロ痩せたいと思う
(無意識も身体も65キロ)

なぜ痩せたいのか?痩せるとどう嬉しいのか?を詳細に設計
(無意識55キロ、身体に負荷をかけない)

痩せた状態をイメージしただけで嬉しい、同時に今の体型でいる自分に違和感を感じる
(食欲、食べ物の嗜好に変化が現れる)

見事マイナス10キロ達成
(無意識55キロ、身体55キロ)

感覚としては痩せて嬉しいのではなく、本来の当たり前の状態に戻っただけという少し味気ない感じですね。

 

ポイントはマインドから変えて行くということです。

 

もしダイエットをしているのに食べたいと思ってしまうようなら理想的な未来の臨場感が足らないということです。

 

空腹感が心地よく本来のスタイルに戻って行く自分が認識できたら嬉しくてたまらなくなるものですからね。

 

科学的に痩せる具体的なダイエット実践法

では具体的にどのように未来の理想的な体型をイメージすればいいでしょうか?

 

それにはアファメーションが有効です。

 

アファメーションとはコーチングの元祖であるルー・タイス氏が発見した言葉を使って理想的な未来を記述する方法です。

 

ダイエットのための具体的なアファメーションの方法は『【プロが解説】アファメーションでのダイエットが効果的な理由』をご覧ください。
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ダイエットについての動画解説

理想の体型のモデルをいつも目にするところに置く

これはダイエットに限ったことではありませんが、理想の自分になるためのビジュアライズ、すなわちイメージ画像は文字通り全て自分でイメージしなければいけないわけではありません。

 

あなたが本気で憧れているモデルや女優、アスリートの画像を活用してもいいわけです。

 

というより、憧れている人のポスターや雑誌のグラビアなどを部屋に貼ったりしている人も多いのではと思います。

 

これはすごく有効な方法です。

 

ですがいくつかコツがあり、それを知っているかどうかでかなり効果が違ってきます。

 

まず一つ目ですが、視界に入っているだけでは効果が半減するということです。

 

では部屋にポスターを貼ったり、スマホのロック画面に画像を貼るのは何のためかというと繰り返し意識したいのです。

 

繰り返し意識することで繰り返しゴール側の情報に触れているということです。(これポイントです)

 

2つ目は異性の写真の方が有効ということです。

 

これは最近私と私のクライアントさん数名で検証したのですが自分の好きな同性のモデルの写真も有効ですが、異性の方が燃えるのです。w

 

どういうことかというと、この人(異性)と一緒にトレーニングする自分、もしくは対等に並んで写真を撮られている自分を意識した方がモチベーションが上がります。

 

シンプルにいえば恋愛のチカラです。

 

イメージしてみてほしいのですが、あなたの憧れている人が偶然隣に来ただけで背筋が伸びませんか?

 

たとえその時に疲れがピークだったとしても背筋が伸びて瞳が輝くのではないでしょうか。

 

それは疲れている現状の臨場感より憧れの人と自分が隣り合っているという臨場感の方が強烈だからです。

 

これをポスターやスマホのロック画面で毎日繰り返し意識に上げたいですね。

 

そうすることで現状の自分より憧れの人との未来の方の臨場感の方が当たり前になっていきます。

まとめ

科学的に勝手に痩せるダイエットの目標設定の方法

  • 痩せなくてはいけない → 痩せたくてたまらない』にシフトチェンジする
  • で、どうしたいの?』と自分に問いかけてゴールを掘り下げる
  • イメージで先取りし、リバウンドの機能を逆向きに活用する
  • 『自分はすでに理想的な身体を手に入れていることが当たり前』のイメージが重要
  • 無意識が未来側に変わるとストレスフリーで今の”当たり前”を変えられる
  • 痩せて嬉しいのではなく、本来の当たり前の状態に戻っただけ
  • ゴール側に自分を先取りするにはアファメーションが有効
  • 異性の画像でそれにふさわしい自分に恋愛のチカラでアップデートさせる

 

参考になれば幸いです。

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