こんにちは。
プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!
個人差はありますが恋愛は私たちの人生において、とても重要なものです。
そして、同時に”悩みのたね”でもあるのではないでしょうか?
この記事では『恋愛コーチングって何?〜婚活や恋愛で絶大な効果を発揮する理由〜』というテーマで幸せな恋愛をするために、どのようにマインド(脳と心・無意識)を活用するのかを具体例を交えながらお伝えして行きます。
恋愛が上手くいく人といかない人の最大の違いは『自分が望む幸せな恋愛のビジョンがあるかどうか』です。(あると思っていても実際は”ない”人が多いのです)
恋愛に限らず、ただぼんやりしたイメージを膨らませても現実に手繰りよせることはできません。
恋愛上手になるためには理想の未来のビジョンを作り、それに躊躇なく手を伸ばせる高い自尊心と憧れの人、大好きな人の前でものびのび自分らしく振舞うことのできる高い自己イメージと無意識の使い方がとても重要になってきます。
新しい出会いを積極的に楽しめるようになって、望む人と思い通りの関係性を構築できれば人生の質が確実に向上しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
1.恋愛コーチングとは何か
『恋愛にコーチングは使えますか?』『どのように自分の恋愛に使ったらいいですか?』という質問はコーチングの現場でもセミナーでもよく聞かれます。
具体的にお答えする前に恋愛とコーチングについて少し確認しておきたいと思います。
1-1.この記事で目指せる恋愛
まず恋愛について、この記事では『お互いが対等な関係性においてパートナーシップを深めていくこと』と定義しておきたいと思います。(文章にすると堅苦しいですがとてもシンプルです)
もちろん恋愛においてはその形は様々ですし、自由であるべきです。
依存し合う関係であったり、一方に支配される関係だったり、”恋に溺れる”という言葉があるように本人が望めば、そのような関係も自由だと思います。
ですが、コーチングにおいてはシンプルに『お互いを尊重し未来を共有するパートナー』と捉えます。
ですから、自ら望んで依存関係、支配したりされたりというのは自由なのですが、この記事においては上記の定義を使いたいと思います。
おそらく多くの方は対等でより自由な関係性を望んでいると思いますのでお役に立てる内容だと思います。
また、依存したり支配されたりすることを望んでいないにも関わらず、毎回そのようになってしまうと悩んでいる人にとってもおおいに参考になると思います。
1-2.コーチングってなに?
コーチングとは『人生を自由に楽しみ、自分らしく生きるための強力なツール』です。
専門的にいいますと『マインド(脳と心)の使い方を最適化することで自ら設定した理想的な自分になるシステム』です。
具体的に何をするのかというと私たちの心の中で飛び交っている言葉を最適化して、マインドブロック(思い込みや限界値)を外して思考と行動を理想的な状態へアップデートします。
ネガティブな言葉を手放し、ポジティブな言葉を採用することで未来へのチャンスが見えるようになり、そのチャンスに自然な形で手を伸ばすことができるようになります。(子どもが興味のあるものへなんにでも手を伸ばすように)
それを無意識レベルで当たり前にできるようになる状態に持っていくのです。
今回の恋愛のテーマでいえば、
- 自己理解が進む
- 自分との信頼関係ができる
- 自己肯定感が上がる
- 新たな出会いに積極的になる
- 相手の気持ちや望むことが手に取るように分かる
などなど。
これって当たり前のことを言っているように思われるかもしれませんが、多くの人はこれができません。
とくに自分の中での常識や限界値を超えたことに対しては過剰に恐れたり萎縮したりしてしまいます。
できない理由、やらない理由をクリエイティブに作り出し、『これでいいんだ』と納得しようとします。
恋愛でいえば、自分が思う”自分にふさわしくない高嶺の花のような人”に対しては親しくなるチャンスがあったとしても、自分からそれを避けるような行動をとってしまうことがよくあります。
これも私たちが自由に生きるために外しておきたいマインドブロックのひとつです。
【参考記事】
>>コーチングって結局何をするの?どうなれるの?
こんにちは。プロフェッショナルコーチの中原宏幸(@coach_nakahara)です!この記事では『コーチングって結局何をするの?どうなれるの?』という疑問にプロコーチの私がクライアントさんの成長や変化をご紹介しながら解説していきま[…]
2.恋愛にコーチングが効果的な理由
先述したとおりマインドを調整していくことで、より自分らしく生きることができるようになります。
ですが、恋愛においてコーチングが効果を発揮する最大の理由は”コーチングを使うことによって自分を知ることができる”からです。
実は私たちは自分のこと、そして自分が望んでいる未来のことを驚くほど知りません。
2-1.自分を知ることが幸せへつながる
冒頭で、恋愛が上手くいく人といかない人の最大の違いは『自分が望む幸せな恋愛のビジョンがあるかどうか』と書きました。
これはコーチングに限ったことではありませんが、私たちが何かをやろう、変化を起こそうと思った時にもっとも重要なのがゴール設定です。
ここでのゴールとは”〇〇になりたい”や”〇〇で成功したい”などはもちろん、理想的な自分のあり方も含まれます。
恋愛でいえば『どんな人とどんな関係性を築いて、どんな幸せな未来にいるだろうか?そして、そこでの自分はどんな自分だろうか?』ということになります。
もちろん相手がいることですし、カーナビの目的地設定のように一足飛びにゴールを設定することは難しいケースも多々あります。
ですが、仮にでもいいので『自分がどんな未来を望んでいるのか?』というビジョンを持っておく必要があります。(ただあの人と幸せに・・・はNGです)
逆にいえば、このビジョンさえあれば今の自分の思考や行動を変えることができます。
これはつまり新しい情報を自分に入れ、チャンスに気づきそれに手を伸ばすことができるようになるということです。
『あの人と〇〇を一緒にして思いっきり楽しめるようになるんだ!』という目先のゴールでもいいので、仮に決めてしまえば自分のやるべきこと、気をつけること、アップデートすることが見えてきます。
それらが見えてくると私たちはそれに手を伸ばしたくなる、つまりやりたくなるのです。
例えば『ただ何となく痩せたい…』という理由で自分を変えるというのは難しいですが、その先に思いっきり楽しいことがあれば、戸惑いながらも変えていくことができますよね。(コストに見合う報酬は重要です)
でもその仮のゴールもなければ、ただ指をくわえて漠然とした幸せな未来を見上げている状態になってしまい、思いが募るほどそこから動けなくなってしまうのです。
2-2.相手の考えていることがわかる
コーチングにおいて重要な”今の自分を知る”、”自分の求めている理想的な未来を設定する”を実践しようとすると、自分としっかり向き合うことになります。
慣れてくると『いま自分は何を望んでいるのか?』と考えるまでもなく、やりたいことやパートナーと一緒に共有したいことなどが、勝手に浮かんで来るようになります。
これは自分のゴールをしっかり意識することができるようになった結果なのですが、自分だけでなく相手の望んでいること、つまり相手のゴールもかなりはっきり見えるようになります。
それを大好きなパートナーはもちろん、パートナー候補の方に対してもサラッとやってあげるとことで、あなたの好感度を思いのままに上げることができるようになります。
もちろんこれは”ただのいい人”や”都合のいい人”になるということではありません。
相手が既に気づいて望んでいることはもちろん、まだ意識には上がっておらず潜在的に望んでいることをサラッとやってあげるとします。
すると『自分の思いをこの人は汲み取ってくれた』と思います。(単純に嬉しいですよね)
すると、そこで絶大な信頼関係を構築することができます。
このように書くと『なんだかずいぶん戦略的だなぁ』と思われるかもしれませんが、モテる人、つまり恋愛でうまくいく人というのは無意識レベルでこのようなことができているのです。(恋愛でうまくいっている人はお互い魅了し合っています)
余談ですが、私と同世代の女性たちは『ミスチルの曲は自分の恋愛のことを歌ってくれているように感じてすごく共感できるから大好き』というようなことを言っている人たちが多かったです。
その理由は桜井さんが『恋愛の中で潜在的に感じていた痛みや喜びや心が動いた時の感動』を歌詞とメロディーを通して聞く人の意識にあげたからです。(気持ちを汲み取ったわけです)
汲み取ってくれた人に対して私たちは強烈な親近感(ラポール)を抱きます。(好きになります)
つまりモテるということですね。
もちろんミスチルの人気の理由はそれだけではありませんが、あらゆる人間関係において積極的に使っていきたい技術のひとつと言えます。
2-3.ラポール理論を理解すればモテモテになれる
結論からいうと『自分の大好きな空間(場)で相手を魅了すると誰でもモテる』ということです。
ところで、ラポールという言葉をご存知でしょうか?
日本語では親近感や信頼関係と訳されます。
間違ってはいないのですが、単純に仲がいいなどのお友だち関係のことではありません。
セラピストの現場や臨床の現場においてもラポールを築くとは何よりも重要とされています。
では具体的にどのような関係性かというと”医者のことを信用しきっている患者”がまさにそれにあたります。
ここでは専門的な解説は割愛しますが、ポイントはたった一つです。
それは『その場を支配している人がラポールをとる』ということです。(ハイパーラポールといいます)
医者と患者の関係性を見ていきましょう。
- 診察室という医者が支配している空間
- 専門家という強い立場
- 病気や怪我を治療してほしいという弱い立場(患者)
- 病気や怪我を治すという共通のゴールを持っている
などなど。
物理的にも心理的にも大きな影響力を持っていることが分かると思います。(場を支配しています)
このように書くとラポールというのは特別な関係性のように思われますが、そうではありません。
恋愛や友人関係、会社のチームなどでもそのコミュニティで最も大きな影響力を持つ人がその場を支配します。(支配するのは場であって人ではないことに注意)
ではこれらの場合の”場”を支配したり、影響力の強い人というのはどういう人かというと、”それを好きで夢中でやっている人”ということです。
スポーツチーム、音楽バンド、会社のチーム、趣味のコミュニティでもリーダーがモテるというイメージがあると思います。
基本的にリーダーになる人というのは一番の実力者であったり、人をまとめるのが得意な人であったりするわけですが、 大前提として”それを好きでやっている”わけです。(好きこそものの上手なれですね)
もし今、あなたに意中の人がいて、その人に振り向いてほしいと思えば、自分の大好きな空間(場)で相手を魅了すればいいのです。(アプローチのためのデザインと準備が重要です)
ちなみによくある反論として、『でも結局はルックスなどのスペックではないですか?』と聞かれますが、このラポール理論をうまく使えばスペックの差を埋めたり、逆転させることは十分可能です。
確かにイケメンや美女はもてはやされますが、私たちはいつも冷静にジャッジしているわけではありません。
人間は視覚野が優位なので、多くの人は見た目の良さを気にしています。
ですが、『この人と居ると楽しい』『安心する』という居心地のよさは無意識レベルで作用します。
つまり自分のホームで思いっきり魅了して、関係性を作ってしまえばいいわけです。
自分が思いっきり楽しみ、その臨場感に相手を巻き込み、楽しませたら勝ちなのです。
その”場”とは趣味でも仕事でも相談でも本人が好きで夢中に慣れるものであればOKです。
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3.恋愛がうまくいかない人の共通点
恋愛がうまくいかない人の原因はさまざまですが、次の3つの共通点があります。
- 自分の欲求を知らない
- 自分の欲求を相手に伝えられない
- 自己肯定感が低い
3-1.自分の欲求を知らない人&表現できない人
冒頭にも書きましたが自分の欲求を知らない、つまり自分がどのような恋愛を望んでいるのか、どのようなパートナーがふさわしいのかが見えてない人はとても多いです。
またその欲求を知らないがゆえにうまく表現できない、分かっていても相手にうまく伝えられないと悩んでいる人もとても多いです。
ここでは①恋人をつくりたい人、②恋人になった後に注意するポイントを具体例を交えながら解説していきます。
①恋人をつくりたい人
『恋人が欲しいのにいい人と巡り会えません』という相談はよくいただきます。
先に結論をいうと『どんなパートナーとどんな恋愛をして未来で思いっきり楽しんでいるのか』というゴールを設定する必要があります。
意外に多いのか”自分は結構モテる”と思ってる人(実際にモテる人)もこのような悩みを持っています。
その理由は前述したように”自分がどんな恋愛をしたいか知をらない”からです。(考えたことがない人が多い)
ルックスが良かったり、人間力の高い人であっても自分の未来についてのビジョンがないと、その未来にふさわしいパートナーを見つけることは難しいです。
逆に持っていればふさわしい人に出会うとビビッと来ます。(無意識が反応します)
『でも、恋愛がうまくいってる友達はゴール設定なんてしていない』と思う人もいるかと思いますが、意識しなくてもうまくいく人がいる一方で、意識することで一気にうまくいくようになる人も大勢います。
これは恋愛に限ったことではなく、あらゆることで得意不得意があるのと同じです。(というより意識がいっているかどうかの差です)
もし今、あなたが『恋愛で理想のパートナーと巡り合うことは難しい』と思っているのであれば、気軽に、そして楽しみながら自分の未来のビジョンを描いてみることをお勧めします。
このビジョンを持って出会うのと、ただ漠然と出会いを繰り返すのでは結果はまったく違ってきますよね。
ちなみに私は妻と出会った時に
- 新しいチャレンジにお互いが本気で『いいね!』って言い合える関係
- お互いの趣味の楽しさをシェアして興味の範囲を広げ合える
- やったことがないことに一緒にガンガン挑戦したい
このようなビジョンがあったので少し話しただけでビビッと来ました!w
②恋人になった後に注意するポイント
出会って恋人関係になった後でもゴールや未来のビジョンはとても重要です。
女性からの相談で多いのが『彼に合わせすぎてしまって自分を犠牲にしてしまって辛い』というものです。
この記事では恋人を『お互いを尊重し未来を共有するパートナー』としていますから、どんなに親しい関係になったとしても、そこで共有する未来の決定権の半分は自分が持っています。
それを手放し始めた途端、依存関係が始まります。
ここで注意したいのは『自分の思いや意見を抑圧していませんか?』ということです。
どんなに理想の自分とパートナーの関係性のビジョンがあっても、それを我慢したり抑圧してしまうと意味がありません。
『はじめは楽しいし、頑張っていたんだけど、途中から辛くなってきて、続かなかった』というケースは多いですね。
これは自分の気持ちや想いを軽く考えて抑圧するクセがついているから起こります。
このようなクセの原因は
- 相手に尽くして認められたい!
- 自分より相手を大切にしたい!(その方が相手も喜ぶだろう)
- 相手のためなら少しぐらい自分を蔑ろにしてもいい!
というプログラム(思い込み)が走っているからです。
傍から見ると、一見いい感じ(日本的?)に見えなくもないですが、やはり関係性としてはいびつです。
自分の限界値を超えると爆発してしまったり、辛くなってそれが態度に出てしまい関係が破綻するということになります。
そうではなく、相手と同じくらい自分を大切にする。それを相手に対して伝えていく、表現することが必要ですね。
そのために最も重要なのが自己肯定感です。
3-2.あらゆる人間関係に必要な自己肯定感
大好きな人の前でも、のびのびと自分らしく振る舞えるために重要になってくるのが自己肯定感です。
自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に正しく評価できる感情。自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。
wikipediaより
『自分を大切にしましょう』と言われると、ある人にとっては当たり前のことでも、ある人にとっては、その意味さえよくわからないということがあります。
自己肯定感は幼少期の環境によってその大部分が決まると言われています。
プロコーチの私の視点から見ても幼少期の環境、とくにどんな言葉をかけられて育ったかが大きく影響していると確信しています。
例えば、
- いいね!
- すごいね!
- またうまくいったね!
- 次はもっとできるね!
- 君のいいところは〇〇だね!
という、ポジティブな言葉が飛び交う環境の中で育った人は自分のことも他者に対しても肯定的に捉えることができるようになります。
一方で、
- ほんとダメな奴だな!
- 何度言ったらわかるんだ!
- 何をやらせてもダメだ!
- どうせやっても無駄だ!
- 今回うまくいったのは偶然だ!調子に乗るな!!
などとネガティブな言葉をかけ続けられた人は当たり前ですが自分の事を否定的に捉えるクセがついています。
正確にはクセというより、そもそもネガティブな部分しか見えない、否定的にしか捉えることができなくなってしまっているのです。
残念ながら過去そのものを変えることはできませんし、実際に自己肯定感はかなりの個人差があります。
ですが、幼少期の環境がネガティブな言葉が飛び交う中で育った人は自己肯定感が低いままなのかというとそうではありません。
そのポイントが言葉です。
言葉で人を思いっきり幸せにすることも出来ますし、反対に不幸のどん底へ突き落とすこともできます。
SNSでの誹謗中傷が社会問題となっていますが、言葉が飛び交っているのは私たちの社会やネットの中だけではありません。
私たちの中の内なる世界、つまり心の声(言葉)です。
コーチングではこの内省的な心の声をセルフトークといいます。
セルフトークは1日に6〜8万回とも言われています。
そして残念ながら自己肯定感の低い人はこのセルフトークもネガティブなものになっていることが多いのです。
反対に自己肯定感の高い人というのはネガティブな環境や自分がピンチの時であっても『自分なら大丈夫だ』などのポジティブな言葉を自分にかけることができます。
これはつまり自分の心の中にあなたのことを責めて、ネガティブな言葉、暴言しか吐かないようなパワハラ上司がいるのか。
かたやあなたの成功を確信し、いつもポジティブな言葉で励ましてくれる理想の上司が応援してくれているのかくらい決定的な違いがあります。
【参考記事】
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【自己肯定感を上げる動画】
3-3.恋愛は無意識の勝負
自己肯定感を高めるためには短期集中型の努力ではなく、それをすることが当たり前の状態、つまり無意識レベルの習慣化まで落とし込む必要があります。
とくに恋愛は無意識の勝負だといえます。
どういうことかというと、恋愛、とくに自分の憧れの人の前などでは普段やらないような努力をしたり、自分をより魅力的に見せようと考えてもほとんどうまくいきません。(私は何度も心当たりが・・・)
付け焼刃では通用しないのです。
大切な場面ほど普段からの準備が勝敗を分けます。
この準備とは前述した自己肯定感であり、普段から自分にどんな言葉をかけているのか?です。
結局、自分に自信がある人の方がうまくいくということですね。
ただ注意して欲しいのが、ここでいう自信とは”根拠のない自信”のことです。
まず反対に根拠のある自信とはどのようなものかというと『自分は〇〇に詳しい。だからあの人から見て魅力的に見えるだろう』というようなものです。
これは一見すると強力な武器を持っているように見えますが、それにより詳しい人が現れると、その自信は一気に砕け散ってしまうでしょう。
一方で根拠のない自信はというと、文字通り根拠がなく『自分なら大丈夫だ!』という漠然としたものです。
ただもう少し掘り下げていくと自己肯定感につながっていきます。
『自分は〇〇が得意、だから大丈夫だ』という具体的な根拠はなくても、『自分はどんな環境でどんな人に対しても誠実に振る舞うことができる』という信念を持っている人はブレません。
では、この信念はどこから来るのかというと言葉、つまりセルフトークによって作られます。
自己肯定感の高い人は恵まれた環境でポジティブな言葉を受け続けたことによって、その恩恵を受けています。
残念ながらそのような環境ではなかった場合でも自分の中のセルフトークを適切な言葉に書き換えることによって自己肯定感を今の水準より高めることは誰にでも可能です。
ここを日頃からしっかり準備して整えていると、自分にとって大切な本番、つまり取り繕うことができないようなアウェーの場面でも自分のパフォーマンスを発揮することができるようになります。
【参考記事】
>>セルフトークとは何か 〜マネジメントから例文まで実践的な使い方〜
こんにちは。プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!『自分を変えたいのですが、何から始めたらいいですか?』という質問は頻繁にもらいます。私の答えはいつも『セルフトークを徹底的にコントロール[…]
4.周りや相手を見るほど疲れ果てる理由
繰り返しますが、恋愛において最も重要なのは自分が望む幸せな恋愛のビジョンを持つことです。
しっかりと自分自身と自分が望む未来に向き合うことができれば、やるべきことは少しずつ見えてきます。
ですがその事に気付かずに周りにいる恋人候補や相手にばかり目がいってしまい、消耗している人の相談をたびたび受けます。
ここではその理由と解決策をご紹介したいと思います。
4-1.なぜ婚活は消耗するのか
婚活で多くの人が消耗するのは自分の内側に目を向けず、外部の情報しか見えなくなっているからです。(婚活のシステム的な問題が大きいです)
自分自身が何を望んでいるのかを知らずに行動した結果、消耗してしまうのは当たり前のことですが婚活ではその傾向が強いように思います。
もちろんすべての婚活を否定するつもりはないのですが、その多くが現状の自分のスペックを元に、ふさわしい人と積極的にマッチングさせて行こうという仕組みが一般的ではないでしょうか。
ポイントは現状の相手しか見えていないことです。
4-2.自分も評価される重圧
またスペックで相手を評価するということは、当然自分も評価されるということです。
ここでももちろん現時点での自分の評価のみでジャッジされるわけです。
つまり未来のビジョンより過去の自分の積み上げてきたものの方が重要視されているということです。
もちろんそれらは私たち一人ひとりの努力の結果であったり、どのような人生を歩んできたのかをある意味証明するものだということは理解できるし、尊重すべきだということも同意します。
ですが、未来のパートナーをほぼ過去の情報のみで選ぶことに違和感を感じます。
先述した根拠のある自信と同様に、過去のスキルや実績が数年後に全く使えないということが頻発している現代においてはなおさらです。
また『未来のビジョンはお互いに話せばいい』という反論はあると思いますが、数値化されたスペックがある以上、やはりその情報に引っ張られてしまうのではないでしょうか。
4-3.スペック視点があなたを”今”にしばる
なぜ現時点でのスペックでお互い評価し合うのを私が否定的に見ているかというと、その情報が私たちを”今”に縛るからです。
どういうことかというと当たり前ですがスペックなので、今そして過去のデータをもとに作られています。
一方、婚活のゴールはというと多くの方は結婚と認識されているのではないでしょうか。
もちろん間違いではないのですが、重要なのは結婚の手続きや結婚式などではなく、その後の人生です。
これは未来に向かってダイナミックに広がっていっているということです。
婚活で消耗している人は相手のスペック、つまり過去から今までの外部情報に目が行きすぎて、自分の理想の未来が見えなくなっている状態になっています。
【参考記事】
>>なぜセルフイメージを高めるだけで仕事も恋愛も上手くいってしまうのか?
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5.自分にとって幸せな恋愛はあなたが決めればいい
幸せな恋愛(結婚)はあなたが決めればいい。
当たり前のことを言っているようですが正確には、決める必要があるのです。
自分の最高に幸せな未来をビジュアライズするからそれに必要なものが見えてきたり、チャンスに手を伸ばすことができるようになります。
5-1.まず決めるべきは未来から
叶えたい夢や行きたい世界がある場合、まず初めにやるべきことはゴール設定です。
ただ難しいのが叶えたい夢ということはまだ叶っていないわけで、それをリアルにイメージすることは難しいです。
実際、今パートナーのいない人に『どんな結婚生活を理想としていますかリアルにイメージしてみてください』と聞いてもスラスラ答えられる人は少ないと思います。
ですが、理想的な未来で理想的なパートナーと最高に幸せな時間を過ごしている自分はどんな人だろう?と考えることはできます。
実際これは恋愛以外の仕事のゴールでもとても有効な方法です。
例えば、現状の自分は生活のためにやりたくない仕事をやっているとします。
でもゴール側の自分はというと、心から信頼できる仲間たちに囲まれて自分の大好きなことをやっている。
そんな自分ってどんな人だろう?今の自分とどう違うのだろう?とリアルにイメージすることは可能です。
そしてこれが極めて重要になってきます。
未来の自分をはっきりビジュアライズして、その自分を演じるというイメージです。
私はセミナーなどでは『私たちは役者でゴール側の自分を演じて役になり切る必要がある。そしてその理想の自分を記述した台本がアファメーションです』とお伝えしています。
よくある成功者の言葉に『与えられた仕事に対してありえないようなクオリティで答えていたら引き揚げてもらえた』というものがあります。
これは自分がいる環境、与えられた仕事の中で周りの人の期待を大きく上回るクオリティを当たり前のように提供していったことによって『〇〇さん、すごいよね!』と一目置かれるようになったということです。
これがまさにゴール側の自分を演じたということです。
ポイントは”ただ頑張った”わけではないということ。
毎回、今の自分ではやらないようなことをやってやろうと考えるのではなく、『もっと大きな仕事をガンガンこなしている未来の自分だったらこのくらいのクオリティ当たり前だよね!』という水準を前倒しして自分に採用しているのです。
これを体現しているわけですから、周りの人からも同然一目置かれますし、その人の実力、仕事のクオリティに伴った、もっと大きな仕事を依頼されるようになります。
当然大きく出世したり、実力者に引き抜かれるチャンスも増えていきますよね。
恋愛における出会いもこれとまったく同じです。
今、自分がイメージできる最高の未来の自分、その自分を前倒しして採用します。
すると、それまでの自分、つまり今の自分から見ると高嶺の花のように思えてた人とも、思いのほか簡単に親しくなったりします。(これはおもしろい体験ですよ)
今の自分のままだと、このような大きなチャンスがやってきた時に『いやいや、自分なんて・・・』と思ったかもしれません。
しかし最高の自分を採用して、それが当たり前になっていると『あっ、私にふさわしい人が現れた』と自然に思えるようになります。
これが無意識や潜在意識を使って引き寄せるカラクリです。
【参考記事】
>>人生を変えるゴール設定の方法をプロコーチが具体的に徹底解説
こんにちは。プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!この記事では脳科学的に正しいゴールの設定方法と実践を具体例を交えながら解説します。また”ゴール設定”と一般的な”目標設定”の違い、コーチ[…]
5-2.意中の人がいる場合のアプローチ
意中の人がいる場合のアプローチはこれまで解説したことをすべて使って行きますが、やるべきことはとてもシンプルです。
- 自分が心から楽しいと思える”場”、臨場感空間の中に入る
- 最高の自分が当たり前になった自分を提示する
- 思いっきり楽しむ(相手や周りを楽しませる)
具体的にいうと、自分がしっかりリラックスできて楽しいこと夢中になること自分が率先して相手と一緒にやる。
そこでの自分は今までの自分ではなく、大好きな人と結ばれて幸せな関係を気づいている自分史上最高の自分。
そんな自分を誇らしく思い、 相手や周りの人と楽しい時間を過ごしていることに感謝をしながら、それを提示していく。(言葉や仕草、表情などで)
【参考記事】
>>アファメーションを恋愛に使った効果と引き寄せの法則について
こんにちは。プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!アファメーションは”法則に則った正しい言葉を使って理想の自分になる技術”ですが、親密な人間関係に対しても良い結果をもたらします。仕事には自分[…]
6.これまでの事例
私の場合、恋愛に特化したコーチングを提供しているわけではないのですが、私のコーチングを受けてセルフイメージや自己肯定感が高まることによって人間関係が一気に広がったという人が多数いらっしゃいます。
自分の内面としっかり向き合うことになって、自分の求めていることはっきり認識して、それを素直に表現できるようになると、当たり前ですが人間関係はより豊かなものになります。
6-1.クライアントさんのケース(初回のセッションを終えて)
中原さま
お世話になります、〇〇です
ご連絡ありがとうございます。次回のセッションの希望ですが、25日で前回と同じく9:30で
お願いできますでしょうか?
難しい場合、26、27日でも大丈夫です。あと、先日はアファメーションの添削ありがとうございました。
実は、返信をいただいてからの1週間強、自分で信じられない変化と
行動を経験しました。出来事だけ要約すると以下のような感じです。
・テニスで、正直苦手だなと思う人に、楽しく接することができた
・普段、損得勘定で出かけることを躊躇する一人の外食に、抵抗なく
出かけられた。
・その出先で、最近面倒くさいなと考えてしまう面識の少ない人との
会話も、自ら楽しんでできた。
・その日に親しくなれた女性とお花見デートができた
・綺麗な女性と接するのにだらしない体型では見合わないと、トレー
ニングを始められた。
・新しく始めようとしているインターネットビジネスにも
損得勘定を感じず、すんなり着手できている全て、セッションを受ける前の自分では考えられない変化と行動で
何が起きているの?夢では?という驚きと、行動できている喜びが
混ぜ合わさり複雑な、でも幸せな気持ちでいっぱいです。コーチにアファメーションを具体的に伝えたことで、さらにゴールが
明確になってスイッチが入った。そんな感じです。逆腹式呼吸もすごく効果的で、最近は呼吸を始めるとほぼ同時に
臨場感を感じるような気がしています。
毎年、今の時期はお客様の年度の切り替わりで仕事も少なく、先への
不安にさいなまれることが常でした。
今年も例にもれず同じ状況なのですが、不安など一切なく
具体的な行動ができ始め、さらに自信が増し前へ前へという気持ちで
満ち足りています。このメールを書きながら、思い起こしも合わさってワクワクしています。
コーチングとの出会い、中原さまとの出会いに感謝する気持ちで
いっぱいです。この調子で朝まで語れてしまいそうな勢いです(笑)
少し長くなりましたが、次回のセッションもよろしくお願いいたします。
神奈川県在住 40代 男性 Mさま
この感想は1回目のセッションが終わった後に送っていただいたものなのですが、自分の内面が変化することで、思考と行動、見える世界まで大きく変わっていることがお分かりいただけると思います。
ものすごくシンプルにいえば『私たちは自分のマインドを正しく整えると開かれた未来を見ることができ、自然に手を伸ばすことができるようになる』ということですね。
コーチングがうまくいくと子どもの頃の瞳になるといわれますが、その通りです。
ある女性のクライアントさんは2回目のセッションにいらっしゃった時、あまりの変化(もちろんポジティブな)に私が気がつかず、ラウンジを探し回ったことがあるほどです。
6-2.私の恋愛事情
プロコーチはクライアントさんにコーチングを提供するのはもちろんですが、自分自身にも徹底的にコーチングを使っています。
そんな私がコーチングを使えるようになってもっとも良かったと思っていることが圧倒的に人間関係が改善され、豊かなつながりの中で生きれるようになったことです。
先述した通り、妻と出会った当時もコーチングの勉強していました。(プロではなかったですが)
まず最初に驚いたのが『なんでこんなにすべて上手くいくの…』ということでした。
というのも、私はもともと自己肯定感が低く、 新しい出会いや人間関係を広げていくことに対してものすごく消極的でした。
自分は自己肯定感が低いと思っている人は共感してくれると思いますが、新しい出会いを楽しむという意味がまったくわからなかったのです。w
ですが、コーチングを学んでいく中で自分の内面と深く向き合い、自分の中に走っているプログラム(思い込みや執着)を意識化して、不要なものを手放していく中で本当に自分が望んでいるものが見えてくるようになりました。
さらに、自分と向き合う中で自分の望みを視覚化できるようになると、相手の望んでいることもかなり正確に掴めるようになったのです。
そうなると目の前の恋人に対して、喜んでくれることはなんでもしてあげたいと思うようになりますし、実際楽しいと思えることはどんどん実践していきました。
もちろんその過程で失敗やうまくいかなかったこともたくさんあります。
その時も自己肯定感が低い時の私なら、失敗や拒絶されたことに注目して自信をなくし、自分を責めていたと思います。
ですが、マインドに対する正しい知識を学び、 実践して行ってるわけですから『あぁ、こんな失敗をするなんて自分らしくない』『失礼なことをしてしまったのなら相手に誠実に謝ろう。そして次につなげよう』とポジティブなセルフトークを意識しながら修正して行きました。
このような実践の中で私がもっとも嬉しく思ったのが『自己肯定感や自己イメージの高い人の感覚ってこんな感じなんだ』と気付けたことです。
これらがすでに当たり前に出来ている人にとっては”レベルの低い話”に思えるかもしれませんが、私にとっては大きな発見でした。
『人ってこんな風に変わっていくんだ』という実感、体感がえられましたし、自分と同じところで悩んでいる人に対してサポートしていきたいと心から思えました。
恋愛はとてもセンシティブで、頑張ったからといってうまくいくとはかぎりません。
でも、だからこそ自分と向き合う必要性が生まれ、その結果自分の成長に繋がるのだと思います。
もちろん努力は必要なのですが、いかに正しく自分と向き合うかが重要になってきます。
私にとって偶然ではありますが、コーチングを学ぶことによって正しく自分の内面と向き合い、自己肯定感・セルフイメージを引き上げることができたことは本当にラッキーだと思っています。
その結果、人との出会いに恵まれ、やりたくないこと、嫌な仕事を手放し、自由に生きることができています。
まとめ
恋愛コーチングって何?〜婚活や恋愛で絶大な効果を発揮する理由〜
- コーチングを使うことによって自分を知ることで恋愛で迷わなくなる
- 恋愛で最も重要なのは自分が望む幸せな恋愛のビジョンを作ること
- 相手の考えていることがわかるから好感度を思いのままに上げることができる
- 自分の欲求を知って、相手に伝えられればストレスフリーでうまくいく
- 自分を犠牲にしないために正しいセルフトークで自己肯定感を高める
- 相手や自分をスペックで見ると現状に縛られ、未来視点が薄れる
- 自分のホームで最高の自分を先取って相手を魅了するすごい効果
参考になれば幸いです。