【プロが解説】セルフコーチングで圧倒的な結果を出す方法

こんにちは。

プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!

最近、セミナーやセッションでセルフコーチングに関する質問を受けることが多くなってきましたので今回は『セルフコーチングで圧倒的な結果を出す方法』について解説します。

セルフコーチングとは文字通り、自分で自分をコーチングすることです。ただ、理屈や理論を学んでも結果が出ないと悩んでいる人は多いです。

先に結論をいいますと、『コーチングはツールなので使いこなしてこそ意味がある。そして使いこなすために必要な練習がある』ということです。

私はプロコーチになる前にTPIEを受講して、実践していたのですが思うような結果が出ず、伸び悩んでいる状況でした。TPIEとはコーチングの元祖、故ルー・タイス氏と認知科学者、機能脳科学者の苫米地英人博士が作り上げた世界最高峰のセルフコーチングプログラムです。

当時の私は結果が出ない原因について、『コーチングの知識が足りないのか?』『もっと多くのことや技術を学ぶ必要があるのか?』と真剣に悩んでいました。

しかし、セミナーや勉強会に来てくださった人たちの質問は当時の私とは比べ物にならないくらいハイレベルなものでした。中にはプロコーチ顔負けの知識を持っている人も居ました。

これの意味するところは、『セルフコーチングが使えることと知識の量はそれほど関係ないでということです。

プロコーチとして多くの人たちに指導していく中で見えてきた”結果の出る落とし込み方”、”必要な実践方法”、さらに”セルフコーチングの弱点について詳しく解説していきます。

1.セルフコーチングとは?

セルフコーチングとは読んで字の如く自分に対して、自らをコーチングすることです。

ではコーチングとは何でしょうか?

もともと、コーチとは馬車のことであり、クライアントを目的地まで送り届ける(乗り物)という意味があります。実際、様々な言い方ができますが、コーチングとは『理想の自分になるための技術と方法論』くらいに思っておいてください。

言い換えますと、『コーチとはクライアントをゴール(未来の理想的な自分)まで送り届ける人』となるでしょうか。もちろんセルフコーチングでは自らに対して行うことになります。

私はセミナーなどでは”人生を楽しむため、自由に生きるためのツール”と説明しています。

1-1.コーチングは何をしているのか?

抽象的なのでわかりにくいかもしれませんが、具体的に何をするのかと言いますと、

  • ゴール設定のサポート
  • セルフイメージ、自尊心の向上を促す働きかけ
  • ゴール達成の確信度の向上
  • ゴールから日々の行動への落とし込み方のレクチャー
  • ゴールの更新を促す

という感じです。

一言でいえば、クライアントの自己イメージ、すなわち”自我を書き換える”と言えます。

『やりたいことはあるんだけど自信がなくて・・・』という人が、『思い描いた未来に心からワクワクできて、ゴールに対して何が必要か仮説を立ててガツガツ行動できるようになりました』という状態になればゴール達成は時間の問題ですよね。(実際なります)

もちろん自我を書き換えると言っても、別人になるわけではありません。

ゴール側の自分にふさわしいように大幅なアップデートをするということです。

例えば内気でコミュニケーションが苦手な会社員の人が起業したいと考えている時、そのままのマインド(脳と心)では難しいでしょう。指示された仕事をこなしている現状から抜け出し、仕事を見つけて受けなくてはいけませんし、指示も自分が出さなくてはいけません。(サラリーマン時代とは求められる能力が違いますよね)

そこで『自分はもともとこういう性格だから・・・』、『コミュニケーションが苦手なので・・・』というのは通用しないことがたくさんあります。

では内気な人は起業を諦めなければいけないかというと、そんなことはありません。

どうするかというと、内気でコミュニケーションが苦手な会社員の現状の『自分は〇〇だから・・・』という自己イメージを起業している自分側(ゴール側の理想的な自分)に書き換えます。

コーチングの基本である現状の外側にゴールを設定して、アファメーションやビジュアライゼーションを使ってリアルに感じ、マインドで先取り(成りきる)することで物理的な現状の自分をゴール側に移行させます。

これを自分に対して行うのがセルフコーチングです。難しそうに感じたかもしれませんが、正しく継続することで誰でも成果を感じることは可能です。

2.セルフコーチングの方法と手順

では大まかなセルフコーチングの方法と手順について解説していきます。

①ゴール設定

②ゴール側の臨場感を上げる

③無意識を活用し、頑張らずに行動する

④物理的な現状(環境)がゴール側へ変化し始める

⑤ゴールの更新(達成前に)

と、なります。(このサイクルを繰り返します)

2-1.セルフコーチングのゴール設定

まず最も重要なゴール設定についてです。ゴールとは目的地であり、あなたが手に入れたい理想の未来とそこでの理想的な自分です。

その際、重要なのが大好きなことで且つ、現状の自分では達成方法が分からないくらい大きなもの。大幅に自分や習慣を変えないと手が届かないと感じるスケールのゴールであることが重要です。

もちろん直近の課題や目標でも設定できなくはないですが、その際もスケールの大きなゴールに対してのミドルゴールという位置付けで考えておくべきです。

これは後述する”無意識を使う”ためにも、とても重要な制約です。

 

実はゴール設定の重要なポイントは様々な大きさのゴールを書くことです。どんなバカバカしいと思えるようなことでもノートや手帳に書いておくことが重要です。

なぜならイメージが一瞬よぎることは誰でもありますよね。そしてほとんどのイメージは忘れ去られます。忘却のかなたへ消え去ってしまいます。

ですが、もしあなたがそのゴールの断片を書き留め、イメージを膨らませ、未来側から逆算して『じゃあ今の自分は何を(何から)すべきだろうか・・・』と考えることが出来ればライバルに圧倒的な差をつけることができますよね。(ゴール達成にライバルはいないのであくまで比喩です)

ゴール設定に関しては以下の記事を参考にしてみてください。

»ゴール設定の方法〜劇的な変化を体感するコーチングの基本〜

3.ゴール側の臨場感を上げる具体的なやり方

なりたい自分や目的地が決まっただけでは何も起こりません。どんなキラキラの未来をイメージしても現状の中に居る以上、空想に思えてしまいます。

ただ、その空想(妄想)の臨場感を上げて、思いっきりリアルに感じることができると奇跡のようなことを起こせます。

ゴールの臨場感(リアリティ)を上げる方法はいくつかありますが、ここではアファメーションを解説します。セルフコーチング=アファメーションと言っても過言ではありません。

3-1.逆算すると見えてくるアファメーションのゴール

セミナーで最も多く聞かれる質問がアファメーションに関してのものです。

アファメーションとはある法則、ルールに基づいた言葉を用いて自分自身に語りかけることで自分の思考と行動を自らコントロールすることです。

私たちの思考は言葉で成り立っています。さらに言うと”世界も言葉で成り立っている”と言えます。

例えばあなたが、

  • 『叶えたい夢があるのに踏み出せない。』
  • 『今の何としても自分を変えたい!』

と思っていたとします。

しかし、心から望んでいるはずなのにいつまでたっても叶わない・・・

この場合、あなたは誰かに羽交い締めにされているから行動できないわけではないですよね?

物理的には自由なはずなのに、なぜか一歩が踏み出せない。

これはあなたが言葉で縛られているからです。

どういうことかと言いますと、

  • 『自分にはそんな夢は叶えられない。』
  • 『このくらいが自分にはふさわしい。』

という言葉を無意識レベルで受け入れているから一歩が踏み出せないのです。

アファメーションとは言葉を使い、あなたの望む”あなた”になるためのツールです。

別の言い方をすると、『言葉を使ってゴールの臨場感を上げるツールです。』

『アファメーションの効果を実感できる期間を短縮させる方法』より

 

またアファメーションには11個のルールがあり、その事で難しく感じておられる人も多いのではないかと思います。

そのルールとは、

1. 個人的なものである。

1人称で書きます。アファメーションの主語は個人の場合は「私」、チーム・組織の場合は「私たち」です。 内容は、あなたが心の底からそう願ったり、考えたりする、個人的なものにします。

2. 肯定的な表現のみを使い、肯定する対象のみを盛り込む。

アファメーションの中には、「こうなりたくない・欲しくない」という表現を使ってはいけません。また、な りたくなかったり、欲しくなかったりする対称も、一切盛り込んではいけません。

3. 「達成している」という内容にする。

アファメーションは、現在のあなたがすでに人生のゴールを達成している、という考えのもとに作っていき ます。なぜなら、アファメーションは、あなたのゴールのコンフォートゾーンをあげるための技術だからです。

4. 現在進行形である。

同じ理由から、アファメーションの文言はすべて、「今まさに○○している」「今起こっている」などのよう に現在進行形で記していきます。

5. 決して比較しない。

他人と比較して「こうだ」という内容にしてはいけません。他人との比較によって成り立つゴールの世界は、 本当のゴールではないからです。

6. 「動」を現す。

アファメーションでは、ゴール世界における自分自身の行動や振る舞い方を表すような言葉づかいの工夫をしてください。例えば「私は、どんなに立場の人に対しても、親しみのある笑顔で、落ち着いて接することができる」と言った感じです。「動き」を表す言葉を使うことで、ゴー ルを達成下自分の姿をより鮮明にイメージすることができます。

7. 情動を現す。

ゴールを達成したときに、あなたがいかに感動するか。その感動をあなたに正確にイメージさせる言葉を使 って、ゴール世界のあなたの姿をアファメーションの中に表していきます。そして、あなたが選んだ情動を 表す言葉に対して、かつて経験した「嬉しい・楽しい・心地よい・清々しい・気持ちいい」などの最高の情 動を結びつけておきましょう。情動を結び付けておけば、ゴールの世界の臨場感はいっそう増し、よりリア ルになっていきます。

8. 記述の精度を高める。

アファメーションは1度作れば終わりというものではありません。毎日、自分にそれを語りかけながら、気 づいたことがあればその都度、修正を加え、精度を高めていきます。

 9. バランスをとる。

人生のゴールは1つに限定されるものではありません(多くの人は仕事に限定している)。キャリア・家庭・ 姻戚関係・ライフワーク・財産・住環境・地域活動・精神性・健康・余暇・趣味など、生き甲斐を見つけら れるあらゆる分野にゴールを見出すことができます。

10. リアルなものにする。

アファメーションの文章は、その文言からゴールを達成した自分自身の姿が浮き出してくるくらい、リアル な記述にしていきます。

11. コーチ以外に秘密にする。

アファメーションの内容はプロコーチ以外を除いて、誰にも内容を明かしたり、見せたりしてはいけません。 それをきっかけに、あなたのゴール達成を邪魔するドリームキラーが必ず現れるからです。

これを踏まえてアファーメーションを作れといわれると、かなり難しいのではないかと思います。

ちなみに私が初めて本気でアファーメーション作成に取り組んだ時は一週間かけて相当考えました。しかし出来上がったものを今見てみるとかなり酷いものです。w

ですが、一から自分で作ろうとするのではなく、ゴールから逆算してみると、とてもシンプルである事がわかります。

なぜセルフコーチングを行うかと言えば、ゴール側の理想に自分になるためです。

では、なぜアファメーションをするのかと言えばゴール側の臨場感を上げるためです。

 

例えば『私は心から大好きな仕事についていることを誇らしく思い、周りの人たちに日々感謝しています。』と唱え、そのゴール側ですでに達成したかのように五感で感じるために行うのです。

流れで言いますと、

アファメーション(言葉)

ビジュアライゼーション(見える景色)

情動を思いっきり感じる(嬉しい、楽しい、誇らしい)

ということになります。

 

アファメーションは言葉を読み上げることで頭の中で映像が流れ、臨場感をもって感じる事がゴール(目的地)です。

つまりゴール側の臨場感が上がればいいのです。

もちろん、そのための11個のルールですので、とても重要なのですが、一度で完璧なものを目指すよりも実践して、自分の感覚(臨場感の強さ)でアファメーションを修正していく方が早くマスターできます。

とりあえず作ってフィードバックを取って、すぐさまアップデートさせる・・・、これはアファメーションのみならず、ゴール設定においても重要なアプローチです。

4.セルフコーチングで結果が出ている人に共通していること

私が出会って来た人の中でセルフコーチングを上手く使えていると感じる人はゴール側の臨場感を上手く感じることができています。(コーチングの本質なので当たり前なのですが)

ゴール側の臨場感が高い(上手く上げることができた)

ゴール側の視点ができる(イメージ上で)

ゴール側から現状を観ることができる

『(こんな現状)ありえない!早く元に(ゴール側)に戻らなきゃ!!』
と、無意識(ホメオスタシス)が働く

 

これが出来ない(現状の臨場感に勝てない)と無意識が行動しようとしないため、全く行動しない(できない)か、無理やり頑張ってしまうことになってしまいます。

私から見ても相当セルフコーチングについて勉強されたんだろうなぁと感じる人でも上手く使えていない人もたくさんいらっしゃいます。

いくつか原因はあると思いますが、使いこなせている人に共通しているのは、正しく自分でフィードバックを取っている事が挙げられます。

アファメーションの例でいうと『ビジュアライゼーションの臨場感を観察しながら、自分でアファメーションを修正していく事ができている人』と言えます。

言い換えると、アファメーションのゴール(目的)から逆算して観る事ができ、修正する事ができる人です。つまり”カイゼン”できているということですね。

このゴールから逆算して観ることはとても重要です。(小さなタスクに関してもです)

極端ですが、ビジュアライゼーション、すなわちゴール側の景色を五感でリアルに臨場感をもって体感できるのであればアファメーションはしなくてもいいのです。

実際、過去の私のクライアントさんでグラフィック関係のお仕事をされている人は『言葉より画像や映像の方がイメージで操作しやすいです』とおっしゃっていた人もいました。

ただ、一般の人はそれではなかなか難しいのでアファメーションを用います。言葉があるとイメージしやすいですし、昨日と同じイメージまでは一言読むだけで到達できます。(フラッシュバックですね)

ということはビジュアライゼーションの臨場感を詳細に想起できる言葉がアファメーションということが言えます。(目的からの逆算ですね

5.ゴール側の視点を持つと最強の理由

『アファメーションをしているのですが行動できません・・・』と言われる人がいます。(私もかつてそうでした)

このケースのほとんどは現状からゴールを見ている人です。

アファメーション

ビジュアライゼーション

情動を思いっきり感じる

という一連の流れの目的はゴール側のビジョンをリアルに感じることです。

ビジョンとは、そこから見える景色です。つまりゴール側の自分が見ている(五感で感じている)ものを臨場感をもって観ることでゴール側の自分をマインドで先取りすることを目的としています。

俳優が役(ゴール側の自分)になりきるために行うリアルなイメージトレーニングのようなものといえます。(というか、同じです)

ここで重要なのはゴール側のビジョンを見て終わりではないということです。

ただ想像するのではなく、ゴール側の自分の視点や感覚を常に持っておいて、そこから現状を見る必要があります。

高い臨場感をもってゴール側を感じて、そこから現状を見ることで『今の現状ってホントにありえない!早くこちらに(ゴール側に)戻らないと!!無意識が働くのです。(戻るというのがポイントです)

 

ですから『〇〇しなくては!』のような所謂”頑張る”感覚、努力している感じがしないのに圧倒的な行動が可能になるのです。

しかしそれでも、行動できない、もしくは行動が続かない、根性で行動しているという感覚がある人は”ゴール側の臨場感を感じる事が出来ていない”か、”ゴール側から現状を観ることが出来ていない”人だということですね。

つまり現状からゴールを見上げている状態です。『やるべきなのは分かっているけど・・・』というのは他人事というか、まさに現状から理想を見上げていますよね。

これでは無意識が働きませんし、根性で行動しても、しばらくすると情熱が燃え尽きて現状に舞い戻ってしまうということになります。

ゴールをマインドで先取りした状態で現状を観ることで無意識(ホメオスタシス)が働くのです。

ホメオスタシスの現状へ引き戻す力は最強です。ダイエットの際のリバウンドなどがわかりやすいと思います。

ゴール側の自分をマインドで(情報空間で)先取りしてホメオスタシスを働かすという方法論は脳の機能を上手く活用した最強の自己変革法といえるでしょう。成果、結果を出している多くの自己啓発系の方法論はこのモデルが元になっています。(不完全なものも多いですが)

6.現状の臨場感とゴール側の臨場感のコントロール

そうは言ってもゴール側の視点を持つというのは難しいものです。

それは私たちの脳は物理空間に強烈な臨場感を持つようになっているからです。脳のモーダルチャンネルである五感は物理空間を感じるためのもので、そのセンサーは常時オンになっていますよね。

もちろん物理空間は現状(しかもこの瞬間)しかありません。未来は私たちの脳の中にあるイメージ空間にのみ存在しています。

ですから、何もしなければ仮にゴールや夢があったとしても、”今の自分”や物理空間と地続きの現状に囚われてしまうのは仕方のないことです。

 

それを打開するために朝晩にリラックスできる時間を設けて、現状(物理)の臨場感を下げて抽象思考しやすい意識状態を作り、アファメーション、ビジュアライゼーションを使ってゴール側の臨場感を感じましょうというわけですね。

そして無意識を使う上でゴール側(未来)に思いを馳せる時間は何より重要なものです。

かつての私も、まさにやってしまっていたミスなのですが、このゴール達成にとって最も重要な時間より、離れたいはずの現状のタスクを優先してしまっている人が本当に多くいらっしゃいます。

仮にゴールへの行動だとしても、この時間は犠牲にしてはいけません。

この時間を蔑ろにしていると無意識の行動が出来ていたのも拘らず、いつの間にか意識的、つまり現状からゴールを見上げての行動に変わってしまいます。

すなわち意識的に頑張ってしまうということです。

ダイエットも頑張ってしまうとリバウンドします。痩せた状態が当たり前のマインドが出来上がるとリバウンドの概念がなくなってしまいます。短絡的に食べなければ痩せるというのは短期的に見た場合のみです。長いスパンでみると戻っているはずです。

ですから、如何にホメオスタシスの力を使いこなすかが成功のカギになります。食べたいのを我慢する(努力)のではなく、”どんな身体でいたいのか”というゴールがあって、食べるべき食品と量が決まってきます。

7.セルフコーチング入門者にオススメのワーク

最後にセルフコーチング入門者にオススメのワークをご紹介します。

それはアファメーションを丁寧に声に出して読み聴かせるということです。(もちろん自分自身にです)

なぜこれがオススメ且つ、効果的かといいますと、文字で読み上げた文字空間(例えば小説の世界)に臨場感をもつ訓練になるからです。先述したようにセルフコーチングの成功にはアファメーションが使えている必要があります。

つまり文字空間に臨場感が持てないとゴールの世界に臨場感を持つことは出来ません。情報空間(映画や小説、ゴールなど)に臨場感が持てない状態というのは物理空間に臨場感が強いということです。

どんな人でも緊張していたり、疲れが溜まっていたりすると、目の前のことしか見えていない状態、所謂囚われている状態になりますよね。

ですからアファメーションを読んで丁寧に読んでその世界を感じる練習を先ずオススメします。

 

もし『こんなことより目の前のタスクを片付けた方がゴールに近づくのではないか・・・?』という考えが頭をよぎったら、目の前の状況(進み具合など)に囚われているということです。

確かに一週間単位で見たら意識的に頑張った方が進んでいるように見えるでしょう。(実際そうかもしれません)

 

しかし長期的に観ると(ゴールは現状の外なので長期しかありえませんが)無意識を使う方法がベストです。

無理やり痩せた時のリバウンドの元の体型に戻ろうとする無意識のパワーは多くの人が体験済みだと思います。

それがゴールに対して働くのですから、使わない手はないですよね!?

7-1.アファメーションの習得に必要な全知識

私の継続クライアントさま限定で公開しているアファメーションに特化した教材を動画教材として販売しています。

ブログに公開している内容より高度で難しい内容です。チャレンジしてみたい人は理論編は無料ですのでチェックしてみて下さい。(実技編はこちらから)

8.セルフコーチングで内部表現の書き換えを効果的に使う方法

9.セルフコーチングの弱点とは

ここまでセルフコーチングやアファメーションについて出来る限り詳しくお伝えしてきました。私はプロコーチとしてコーチングを提供したり、指導したりする立場ですので基本的にポジティブな側面からお伝えしたつもりです。

最後にセルフコーチングの弱点についてもお伝えしようと思います。ただ、弱点であって、欠陥ではないということはご理解下さい。

では、どのような弱点があるというと『自分のスコトーマ(盲点)を外すのは極めて難しい』ということです。これは理論を修め、活躍しているプロコーチも自分のスコトーマは文字通り見えません。

コーチングでいうスコトーマとは心理的な盲点のことをいいます。

 

例えば、自分の大好きなことで起業して年収1億円というゴールを設定したとします。この時、本人からは達成方法はもちろん、何が必要で、何が足りないのかも見えていません。ただ先述したようにゴールは現状の外に設定という原則、制約があるのでこれは問題ありません。(現状の外は見えないので)

そこに幸運にもビジネスの得意なコンサルの友人が、その方法を詳しく教えてくれることになりました。

ですが、多くの人はそのアドバイスを受け入れて、行動することができません。

理由はいくつかありますが『いやいや、そんな当たり前でシンプルな方法じゃないでしょう』『もっとすごい方法を教えて下さいよ』みたいなことを言って聞く耳を持たないのです。

 

これがスコトーマの怖いところで、本人からはそれがビジネスの本質で真理なんだということが全く認識できないのです。どこかに努力しなくていい抜け道があるのでは・・・的なマインドなのです。

ですから、誰かに目の前でやり方を教えてもらっても『そんな簡単なことで成功するはずないじゃないか!(怒)』となって、ゴールに必要な情報を受け取ることができないのです。(突っぱねます)

映画などでも、短絡的な欲望に突き進んだが故に全てを失うというシチュエーションはあると思います。観ている私たちはスクリーンをみているのでストーリーを俯瞰で見れているため『あっ、もうヤバい・・・』と分かりますが、本人はその時は全く気が付いていません。
全てを失って気が付きます。

ポイントは自分は見えないけど、俯瞰できている人はハッキリ見えるということです。つまりクライアントのスコトーマを見抜くのは簡単だけど、自分のスコトーマはほとんど見えないということです。

 

ですから、『セルフコーチングがしっかり出来ればプロコーチをつけたのと同じだ』と考えるのは違います。

もし、それが可能ならビルゲイツはコーチを付けず、セルフコーチングをしているかもしれません。でも、実際は常に3人のコーチを雇っているそうです。

トップレベルのアスリートも同じですね。

自分が抱える問題やスランプの原因が自分自身がもっとも見えていないことを知っているのです。

だから自分以外の視点を持つことの重要性を認識してコーチをつけているのではと思います。自分に見えない情報を手に入れることがゴールへ加速すると理解しているからですね。

まとめ

『セルフコーチングとは何か?〜圧倒的な結果を出す方法をプロが解説〜』

  • セルフコーチングを使いこなすのにスキルや知識、習熟度はそれほど関係ない
  • アファメーションは言葉を読み上げることで頭の中で映像が流れ、臨場感をもって感じる事がゴール(目的地)
  • セルフコーチングを使いこなせている人に共通しているのは、正しく自分でフィードバック(体感)を取っている
  • ゴールから逆算して観ることはとても重要
  • ゴール側の視点や感覚を常に持っておいて、そこから現状を見る必要がある
  • ゴールをマインドで先取りした状態で現状を観ることで無意識(ホメオスタシス)が働く
  • ゴール側の自分をマインドで(情報空間で)先取りしてホメオスタシスを働かすという方法論は最強
  • ゴール達成にとって最も重要な時間はゴール側の臨場感を感じている時間

 

参考にして頂けたら幸いです。

 

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