【もう苦しまない!】嫉妬心をなくすためにやるべき たった1つの方法

こんにちは。
プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!

あなたは嫉妬深い方ですか?
自分の中にどうしようもない嫉妬心を感じることはあるでしょうか?

嫉妬心に囚われているというのは辛いものです。ただイライラして、完全に思考停止状態で全く前に進めません。

そして冷静になった後で、さらなる後悔が待っています。

『なんて自分は醜い心の持ち主なんだ、、、』
『こんな感情、誰にも知られたくないし、相談なんて絶対できない、、、』

など、自分のネガティブな心の声で自己評価を下げてしまっている人も多いのではないでしょうか?

 

この記事では嫉妬心に苦しまない方法、生き方をコーチング理論を使って解説していきます。

脳と心の仕組みを学ぶことで嫉妬心は十分コントロールすることが可能です。

もちろん、気持ちを無理やり押し殺す必要はまったくありません。
自分の感情を否定することなく、自然体で対人関係を楽しめる方法をお伝えします。

 

1.嫉妬心とは何か?

まず嫉妬とはどのような感情でしょうか?

嫉(しっと、英: Jealousy)とは、一つの感情であり、主として何かを失うこと、または個人がとても価値をおくもの(特に人間関係の領域)を失うことを予期することからくる懸念、怖れ、不安というネガティブな思考や感情に関連した言葉である。

嫉妬は、たとえば怒り、恨み、自分とは釣り合わないという感覚、どうにもできないという無力感、嫌悪感といったさまざまな感情との複合から成る場合が多い。

嫉妬(jealousy)と羨望(envy)という2つの言葉は、一般的には同じような意味を持つ言葉のように扱われているが、その元来の意味は異なっており、現在では嫉妬という言葉は、従来において羨望という言葉にのみ用いられていた意味をも帯びるようになっている。

嫉妬は、典型的には人間関係における経験である。嫉妬は生後5ヶ月の乳児にも観察されている。

嫉妬はあらゆる文化にみられると主張するものがいる一方で、嫉妬は文化依存的な現象だと主張するものもいる。

嫉妬(jealousy)と羨望(envy)は一般的には同じような意味を持つ言葉として用いられているが、心理学的には異なる2つの感情である。

羨望は、自分以外の誰かが望ましいよいものをわがものとしていて、それを楽しんでいることに対する怒りの感情であり、二者関係に基づいている。

対して嫉妬は、三者関係で自分が愛する対象が別の存在に心を寄せることを怖れ、その存在をねたみ憎む感情である。

嫉妬は主として現実、想像上にかかわらず、自分以外の誰かとの情欲関係においてみられる。

羨望は最も原始的で悪性の攻撃欲動であり、よい対象を破壊してしまうが、嫉妬は愛する対象への愛情は存在していて、羨望の様によい対象が破壊されてしまうことはない(嫉妬の中に羨望が入りこむことはある)。

羨望を乗り越えたところに発達する、相対する情緒として感謝が挙げられる。

wikipediaより

wikiでは長々と書いてありますが、まとめると、

  • 嫉妬とは、その人にとって重要な人(またはモノ)を失う予期からくる様々なネガティブな感情
  • 自分以外の誰かが望ましいよいものをわがものとしていて、それを楽しんでいることに対する怒りの感情である羨望嫉妬として使用していることもある

と、なります。

どうやら嫉妬に関しても、本来の意味と日常的に使われている意味が多少異なっているようですね。

 

今回の記事では嫉妬を、

  • 怒り、恨み、自分とは釣り合わないという感覚
  • どうにもできないという無力感、嫌悪感
  • 失うことを予期することからくる懸念、怖れ、不安

と定義して解説していきます。

2.感情は豊かな方がいい

真っ先に述べておかないといけないのが嫉妬は感情の一つということです。ですからネガティブなものであっても感情を押し殺したり、抑圧したりする必要はないということです。

むしろ感情は豊かな方がいいです。必要なのは抑圧ではなくコントロールです。

楽しい時は笑って、悲しい時や悔しいときには泣いたり、思いっきり悔しがったりした方がいいと思いませんか?

 

もちろん社会人として感情をストレートに出しすぎると良くない場面もあるでしょうが、そこは程度の問題だと思います。(ここもコントロールですね)

 

そういいながら、私自身はよく『ポーカーフェイスですね。』と言われます。

そんなつもりは全くないのですが、感情が見た目に出にくいのかもしれません。w

ですから喜怒哀楽を素直に出せる人を見ると、羨ましいと思ってしまいます。たとえそれがネガティブな感情だとしてもです。

 

ネガティブな感情が起こる(感じる)というのは人としてとても自然なことです。

当たり前に聞こえるかもしれませんが、あなたがいつ、どこで、どんな感情を抱いてもあなたの自由なのです。

そう思いませんか?

忘れられがちだけど、とても大切なことですね。

 

今回のテーマである嫉妬心についても同じで、誰に嫉妬してもいいし、そもそも自由なのです。

もちろん言動や態度、振る舞いは責任が伴います。

ですが嫉妬心を自由にコントロールできるようになると自分を大きく成長させるエネルギーとして使うことができます。

3.なくすべきなのは執着(囚われ)

ネガティブな感情(もちろん嫉妬心も)であっても私たちは自由に感じるべきです。

ただ、いくら自由だと言っても、ネガティブな感情に囚われてしまうのはよくありません。

 

嫉妬心に囚われてしまって、周りの人やあなた自身が不利益を被ってしまうのは避けたいでよね?

なにより、辛いのは自分の人生時間とエネルギーを消費している本人ですから。

3-1.失う恐怖の根源は執着

ここで考えたいのは嫉妬とはどこからくるものでしょうか?

 

多くの場合、人や環境、モノに対する執着から生まれます。

具体的には、

  • あの人と結ばれないと人生が終わったも同じ・・・
  • なんとかこの会社に居続けないと家族が路頭に迷う・・・
  • 今の人間関係を崩さないように”いい人”を演じ続けるしかない・・・
  • このままだとあの人があいつのものになってしまう・・・

などの『〇〇じゃないとヤバい』という”失う恐怖心”から発生することが多いです。

 

自分の思考と行動に自分で枠をはめていることがわかります。

  • あの人がいないと自分の人生は・・・
  • この関係性が無くなったら自分は終わり・・・
  • あいつらがくっついたら自分は・・・

”今の自分”や”今の環境”という現状に囚われていることがわかると思います。

3-2.先が見えないと私たちは現状に留まりたがる

今自分がいるポジションが脅かされたり、パートナーを失うことに対して強い恐怖心を感じるのは程度の差はあってもほとんどの人がそうだと思います。

実際に私の場合であれば、なんらかの理由で今のプロコーチという仕事が出来なくなったり、音楽活動が出来ない、家族を失うリスクがチラッと見えた時には震え上がると思います。

嫉妬に限らず、今の自分の現状が揺らぐような出来事、リスクに対しては私たちは大きく反応してしまいます。

 

では、どうすることもできないのかというとそんなことはありません。

『〇〇じゃないとヤバい』という”失う恐怖心”はその先が見えていない(想像できない)から怖いのです。

会社でのポジションを失っても、生活になんら支障がなければ恐怖は感じないでしょう。

十分な貯蓄や複数の収入源、ビジネス・マネタイズの知識があれば淡々と対処できます。

 

パートナーに対しても同じで『自分にはこの人しかいない』という思い込みが現状の関係性を失う恐怖心を強くし、嫉妬心を大きく育ててしまいます。

 

そうではなく、自分の魅力とお互いの関係性の素晴らしさを実感できていれば自信を持って接することができます。

仮にパートナーが自分以外の人との未来を選択したなら、深い絶望と喪失感を抱えながらも最終的にはその選択を尊重することができます。

 

なぜなら『自分にもっと相応しい人がいる。恋人がいる間は見えなかっただけ!』という考え方ができるからです。

『そんなの強がりじゃないの?』と思う人もいるかもしれませんが、これは事実です。

3-3.必要ない情報はそもそも認識できない

会社員の経験しかない人は自分の知識やスキルだけで生活していく収入を得る方法は基本的には見えていません。(自分に必要な情報として見れないという意味です)

また、パートナーに満足している人は魅力的な人が周りにいても、その人が自分の恋人候補だとは認識しません。

なぜなら今の自分に必要性がないと無意識が思ってるからです。

これは私たちの脳の『必要ないものは見ない』という仕組みのためです。

現状に最適化している結果といえますね。(その期間が長いと最適化も強くなります)

3-4.冷静な思考で執着は外せる

そこに突然、現状を大きく揺るがせる出来事やリスクが現れると現状以外の自分の可能性が見えないまま、強い恐怖心を感じるとどうなるでしょうか?

当然、今の状態を死守するような思考が発火します。

突然の地震で何かにしがみつくようなイメージです。

 

執着の怖いところは周りが見えなくなってしまうことです。『〇〇でなければ意味がない』『〇〇じゃないとダメだ』そのためには『あの人が邪魔だ』という極めて短絡的な思考で嫉妬をそのまま行動に移してしまうのです。

知らず知らずのうちに自分で大きく育ててしまい、コントロールすることができなくなった感情といえますね。

 

嫉妬に狂っている状態というのは周りが見えていないから行き先も見失いますし、今いる場所(地位やポジション)もわからなくなります。

嫉妬に限らず思いっきり感情的になると、その人らしからぬ行動をとってポジションを追われてしまう人っていますよね。

詳しくは後述しますが、現状を手放すことはとても重要です。

最終的には『どんな私でも、何も持っていなくても私なら大丈夫!!』という根拠のない自信です。

そう思えていれば嫉妬とは無縁ですからね。

【参考記事】
自己肯定感を高める方法をプロコーチが完全解説

4.他者目線での”いい人”を演じない

ところで、あなたの周りに頑張って”とてもいい人”でいようとしている人はいませんか?

私も10代の頃は”いい人”を必死で演じていました。(思春期にありがちなことだと思いますが)

”ただのいい人”を演じていると本当に疲れて消耗してしまいます。

 

でも、なぜ消耗してしまうのでしょうか?

それは自分で思い描いた”理想の自分”ではなく、他人の目から見て好ましく映るであろう”理想の自分”を演じているからです。

この”他人の目から見て好ましく映るであろう自分”を演じてしまうマインドこそ、執着なのです。

  • たくさんの友だちと仲良くしたい
  • いい人だと思われて、自分の周りにいてほしい
  • 人気者でありたい
  • あの人から好かれたい

などです。

 

仮にですが、当時の私のクラスに、スポーツも勉強も出来て、ユーモアがあって、誰からも好かれる人気者が転校してきたら、嫉妬に狂っていたかもしれません。w

つまり、いい人を演じている人は自分の人生なのに、他人の基準で自分を演じて生きているのです。

4-1.大切なのは自分がどういう自分で在りたいか

ただ日本の社会の中で生きて行く上で、相手や周りからどう見られているのかをまったく気にするなというのは難しいかもしれません。

ですがそれより数倍大切にしたいのは『自分がどう在りたいか?』のあり方です。

自分の基準で生きる、自分の信念で行動できれば執着とは無縁ですし、そもそも嫉妬が存在しません。

嫉妬も含め自分に自信が持てないという相談をよく受けます。

その人たちに共通しているのは自信がない以前に自分、とくに自分の良いところをそもそも知らないのです。

5.大切な人はいても、いなくてもいい

さて、ここから具体的な”嫉妬心”について考えていきます。

嫉妬心を抱くのは多くの場合、恋人・夫婦などのパートナーが関係していることが多いと思われます。

  • 意中の人が自分に振り向いてくれない。
  • パートナーを失ってしまうことへの怖れ、不安。
  • どうにもならない(と思っている)相手への想い。

などではないでしょうか?

 

私がクライアントさんによくお話するのが、『大切な人は、いても、いなくてもいい。』ということです。

どういうことかといいますと、恋人がいるときはもちろん楽しいです。(私もそう感じています)

 

ですが、恋人がいないから、楽しくないというのは錯覚です。(そう思い込まされているだけです)

代表的なものですと、テレビなどのクリスマス特集で恋人がいることが前提の番組が多いために、その時期に恋人がいないと、なんとなく疎外感を感じてしまうというものがありますよね。

SNSで最高の瞬間を切り取って加工したリア充投稿などを見続けていると恋人の重要性はますます高まるように感じるかもしれません。

 

ですが、それと恋人がいないから、楽しくないというのはまったく関係ありません。

5-1.どちらも自由でどちらも幸せ

それに恋人がいるために出来ないことも沢山あります。

一般的にですが、他の人とデートしていたら怒られるでしょうし、一人きりの時間も持ちにくくなります。

家族、とくに子どもができるとさらに自分の時間は減ってしまいます。

 

どんなことにも言えることですが、メリットもあればデメリットもあるのです。

そう考えていくと今の関係性に執着したり、嫉妬に狂うようなことなんて、ありえないことがお分かり頂けると思います。

恋人がいても、いなくても形は違いますが、どちらも楽しめばいいということです。

パートナーと別れて一人になったということは”楽しみ方の形”が変わっただけなのです。

5-2.モテる理由とカラクリ

そもそも魅力的な人って一人で居ても楽しそうです。

今この時を楽しんでいるから『この人と一緒に居たいな』と周りから思われる。

その結果、モテるのです。

 

ですから、その時の形に見合った楽しみ方をすればいいと思いませんか?

 

例えば、あなたが本気でアプローチしたのに、意中の人が振り向いてくれなかったとしたら、それは一人の時間を楽しむか、別の人を探すべきということです。

それを楽しめばいいわけです。

原因はわからないかもしれませんが、あなたの大好きな人の気持ちですから何よりも尊重すべきですよね?

 

パートナーを失う恐怖も同じです。

自分の意思であなたから去って行ったのであれば尊重しなくてはいけません。

当たり前ですが、失った時というのはネガティブな感情しか湧いてきません。(見えません)

ですが、別れたメリットとデメリットは同じだけ存在しています。

6.感情をひとまず置いておく

では大切な人を失ってしまった時はどうすればいいのでしょうか?

もちろん、”これが正解”というものはありませんが、『その感情をひとまず、置いておく』というのがオススメです。

 

なぜなら、大切な人を今まさに失った人に、”フリーでいることの素晴らしさ”を説明したとしても、聞く耳を持たないでしょう。(間違いなく怒られます)

コーチング的にいいますと目の前の現状に囚われている状態です。

 

でもそれでいいのです。

それが失恋ですからね。

 

冷静に考えると、フリーになった直後は、数週間、数ヶ月先に魅力的な人と新たに出会う可能性だって十分ありますが、それにも気付いていないわけです。

脳の仕組みがある程度分かっていても思いっきり落ちます。w
失恋は強烈な喪失体験です。

 

ですが、どんな感情でも時間とともにリアリティは下がっていきます。(冷めていきます)

怒りでも嬉しいことでも、嫉妬心でも同じです。

ですからどんなに激しい嫉妬心だったとしても、”そっと置いておく”ことが重要なのです。(気持ち悪い感情ですが一過性のものです)

 

ちなみにリアリティが下がらない、過去の人を忘れられないという人は楽しかった思い出を脳内再生しまくっている人です。そっと置けていません。

スマホの写真や動画は消していいですし脳内の思い出を消すためには未来に夢中になることが有効です。

でもその前に、新しい出会いを受け入れるスペースを心に作っておくこと、その状態を”淋しいこと”と思わないことが重要なコツになります。

6-1.客観的に見ることで執着を捨てる

しばらく時間をおくと自分を客観的に見ることができるようになります。

面白いのが、味わったのが激しい感情であるほど、意外なほどすんなり冷めて『なんであんなに頭に血がのぼっていたんだろう・・・』などと思ってしまいます。w

反射的に振り切れるくらい揺れ動いた情動ですが、冷静な状態(論理的な思考)で振り返ると『自分はどうかしてたな・・・』となるわけです。

 

例えば、相手に対しての自分の態度や言葉、振る舞いを反省していると相手のことも考え、自分も俯瞰出来ているわけですから冷静な状態に変わって行く感覚がわかると思います。

その状態を『私らしい、さすがだ!』と意識して褒めることはとても有効です。

6-2.嫉妬するなんて人間らしくて可愛いやつ

では、どのくらい冷静に俯瞰できたらいいと思いますか?

これは私の主観ですが、

『こんなにも誰かに(何かに)一途に感情的になれるなんて、自分は人間くさくて可愛いヤツだなぁ。』

と思えるようなったら合格というふうに決めています。

 

もし、『こんな嫉妬心に囚われてみっともない、、、』としか思えないようであれば少し俯瞰が足りないかもしれません。

過去(数日前)の自分にまだ感情的にネガティブに引っ張られているからです。

 

俯瞰で自分を観る際のポイントは情動を発火させずに淡々と観察することです。

自分の感情を自然に受け止めれるようになるワークとして試していただけたらと思います。

 

ちなみにこのように自分を俯瞰してみたときに聞こえてくる内省的な声をセルフトークといいます。

セルフトークはとても重要で意識に上らないものも含めると1日に6万回以上発せられて、それを自分の無意識が聞いています。

ですからどんなセルフトークを繰り返すのかは極めて重要です。

 

私がセミナーなどで話すのは『自分の中に超前向きで可能性しか見ない上司がいるのとパワハラや暴言しか言わない上司がいるのでは雲泥の差ですよね?』というものです。

もちろんこれは例えですが、どんな状況でも『君ならできる!!』とポジティブな言葉で背中を押してくれる存在がいるのは心強いですよね。

 

今、仮にネガティブなセルフトークが聞こえてきていたとしても意識的に変えていくことができます。

それがセルフトークのコントロールです。そしてその効果はかなり強烈です。

【参考記事】
セルフトークとは何か 〜マネジメントから例文まで実践的な使い方〜

7.他人基準ではなく自分の好きを極める!

嫉妬心に囚われてしまう原因に自分と他人を比べてしまっているということがあります。

ここではその原因について見ていきましょう。

7-1.負け試合を繰り返すのをやめる

実際に誰かと比べてしまっている時というのは、特定の一人ではありません

いろんな人と自分一人を比べます。

  • 自分はAさんのここには敵わない。
  • 自分はBさんのここには敵わない。
  • 自分はCさんのここには敵わない。

しかも、決まって自分に足りない部分に目がいってしまうのではないでしょうか?

 

このようなシミュレーションは自己評価を下げるだけで、百害あって一利なしです。

出来ているところ、得意なところより出来ていないところを見つける癖がついているのです。

しかも複数人のそれぞれ良いところと比べているのですから負けるに決まっています。

もちろん改善にも繋がりません。

 

これは学校教育の弊害だといえます。

私は小さい頃から手先が器用だったのですが、そこを褒められるのは一瞬で(褒められたらまだ良い方です)、『じゃあ今度は〇〇も頑張ろうね!』と苦手なところを指摘されていました。(当時はそれが当たり前だと思っていましたが)

これはまさに平均を目指すための指導といえます

もちろん先生や大人は良かれと思って指導してくれていたのだと思います。

 

しかし出来ていないところを伸ばそうとする指導は、どうしても出来ないところ、足りないところを指摘し続けることになってしまいます。

そして、やはり意識してしまうのは自分が出来ていないところを出来ている人です。

自分が出来ないことをできる人ってすごく見えますよね?

この出来ないところを見てしまう(見つけてしまう)癖が執着へと繋がる一因となっています。

 

確かに義務教育で習うことは出来るに越したことはありませんが、出来なくても問題ないことは社会人経験のある人であれば実感されているのではないでしょうか?

自分の出来ていないところを意識すると出来ている他人に目がいってしまう。

そして出来ていない自分を目の当たりにすると強烈な劣等感や不快感を感じます。

この不快感を解消するためには相手を引きずり下ろすしかないという短絡的なプログラムが発火する。

それがコントロールの効かない嫉妬心へと繋がってしまうのです。(もちろんすべてではありません)

7-2.嫉妬心の正しい使い方

嫉妬から短絡的な行動をとってしまう人がいる一方で、目標を立てて自分を引き上げることが出来る人もいます。

嫉妬心からネガティブな行動をする人と、出来ない自分を変えることが出来る人の違いはなんなのでしょうか?

 

それは、

  1. 『私ならきっと出来る!』と思える高い自尊心
  2. ”自分の出来ていないこと”に対して『こんな風になりたいな』と興味を持てたかどうか

の2点です。

他者に指摘されて目の当たりにした”自分の出来ていないところ”に興味を持って、できるようにしたいと思えたら嫉妬心を自分を変えるエネルギーとして使うことができます。

つまり、

  • できていない自分ではなくどうやったらできるようになるのか?
  • どうすれば自分が変われるのか?

にフォーカス出来ているかが重要ということです。

 

逆にいえば、『自分にはできない』『自分は変われない』という思い込みを外して、自己肯定感を取り戻すことが重要なポイントになります。

 

本気でやりたいことをやっている時というのは、他人の事なんて気になりません。

コーチングでいうところの完全なWant to(心から求めている状態)です。

 

純粋にただ好きなことをしている時の私たちは本当に輝いています。

嫉妬心など入り込む余地はありません。

それは意識しているものが違う。

つまり出来ていない自分ではなく『こうなったら最高だよね』という未来を意識できるかがポイントになります。

そのためには私たちがもともと持っていた『私はどんな自分にもなることができる』という本物の自信を先ず取り戻すことが何より大切になってきます。

 

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8.ポジティブな未来のビジョンが嫉妬心を消す

どうやったらできるようになるのかに興味を持つこと、つまりどうなりたいのかというゴールを持つことこそが他人基準の人生から自分基準の人生を生きるために最も重要なことです。

先ほどの例では自分の出来ていないことに”たまたま興味を持てた”ということでした。

 

しかし偶然を待っていたのでは自分の人生を生きているとはいえません。

そこですべきなのが、ゴール設定です。

本当にやりたいこと、手にしたい未来、なりたい自分を自由意志で決めるということです。

逆にいえば、興味のないこと、必要ないものは切り捨てるということですね。

 

意外に多いのが『嫉妬しているライバルがいなくなって、意中の人とすべて自分の思い通りになったとしたらどうなりたいですか?』と聞いても上手く答えられないケースです。

自分が心から望んでいる未来を整理してみるのはとても重要なことです。

 

自分に足りないところ、持っていないもの、失いそうなものに反射的に手を伸ばすのではなく、本当にやりたいことを見つけることです。

自分と自分の未来に向き合う時間や機会を持つことはとても大事なことです。

失う恐怖を感じているものに対しては大きなバイアスが掛かり、自分にとって重要なもののように見えていることがよくあります。

 

ゴール設定とは『自分の心から望む生き方を見つけて目的地を設定する』ということ。

大きな夢や目標という意味合いも強いのですが、どんな自分になってどんな人生を望むのか?という”あり方”や”生き方”もとても重要です。

 

ゴールに向き合うことは自分が心から望む未来に向き合うということです。

そこに嫉妬の対象(恋敵など)は登場さえしません。

自分の望む自分になって、心から望む未来に手を伸ばすだけでいいのです。

 

ゴール設定に関しては、『ゴール設定の方法〜劇的な変化を体感するコーチングの基本〜』をご覧ください。

 

ゴールは完全にオリジナルなものです。他者の意見や周りからどう見られるかという視点は不要です。

現状を超えたところに理想の自分を描くのです。

 

ですから現状の自分と他人を比べること自体がありません。(つまり嫉妬が成り立たないのです)

あるとすればゴール側の自分と現状の自分です。

そこにギャップを感じたり、未来の自分に嫉妬するかもしれません。

 

でも大丈夫です。

コツは未来から今の自分を観ること。

そして『君ならできる!』とポジティブな言葉をかけることです。

 

まだ達成していないイメージ空間のゴール側のマインドで先取りして(つまりゴールを達成した自分になりきって)そこから現状を見るのです。

そして『ありえない!!こんな現状おかしい、早く元に(ゴール側)に戻さないと!!!』と無意識が働き、行動へ移るのです。

【参考記事】〜理想的な未来の自分を記述する具体的な方法〜
アファメーションとは何か?〜心理学から見た正しいやり方と言葉の意味〜

9.嫉妬心をなくす具体的な方法【動画解説】

9-1.醜い嫉妬心を理想の自分になるための活力に変える方法【動画解説】

10.まとめ〜嫉妬心をなくすためにやるべきたった1つのこと〜

嫉妬心をなくすためにやるべき たった1つのこと』

  • 感情は豊かな方がいい
  • 感情は人生を楽しむためのスパイス
  • 執着は現状しか見えなくする
  • ネガティブな感情(もちろん嫉妬心も)であっても私たちは自由に感じるべき
  • 他人の目から見て好ましく映るであろう自分”を演じてしまうマインドこそ執着
  • 嫉妬心はひとまず置いてから、論理的思考してみる。
  • 自分を俯瞰することで現状の外の可能性や方法が見えてくる
  • 嫉妬の癖は学校教育
  • ゴールは完全にオリジナル、だから他人と比べる”嫉妬”が成り立たない
  • 嫉妬心から設定したゴールが叶っても心から望んでない以上、幸せは感じられない

 

最後に”現状の自分”と、”ゴール側の自分”と、”嫉妬心”についてまとめておきます。

10-1.怒り、恨み、自分とは釣り合わないという感覚

この感覚はゴール設定すると成立しなくなります。

なぜ嫉妬に狂った人が相手の邪魔をしたり、引きずり降ろそうとするのかといえば自分は大きく変われないという前提があるからです。

『だったら相手の邪魔をしてやれ』という短絡的な思考の結果の行動です。

 

そうではなく、自分が現状の外側を目指し、どんな自分にもなれると確信し、動くことでいくらでも嫉妬対象に近づくことができます。

それどころか、正しい方法でアプローチさえすれば追い抜くことも可能だと分かります。

自分を変えて行く方が成長を楽しみながらはるかに大きな果実を手に入れることが出来ます。

大好きなことで設定したゴール(目標)ですから苦しいときはあっても、それも含めて、できるだけ楽しんで動くべきです!

10-2.どうにもできないという無力感、嫌悪感

この感覚もやはり嫉妬対象と現状の自分の距離感が埋まらないという前提の悩みです。

繰り返しになってしまいますが、大好きなことについてのゴールを現状の外側に置くことです。

そして現状を変えるから嫉妬対象が嫉妬対象で無くなるのです。

もちろんゴールではないこと(興味のないこと)に関して嫉妬する必要などありませんよね?

この感覚が大好きなことをやり続ける強みなのです。

10-3.失うことを予期することからくる懸念、怖れ、不安

失うと思っている対象が人の場合、その人にもゴールがあります

ですからその人があなたと別の人生を歩みたいと思ったのでしたら、尊重しなくてはいけません。

 

ですが、その傾向もないのに不安にかられるのは、いつか燃え尽きる自分の命を悲観しているようなものです。

はっきり言って、人生時間の無駄遣いです。

私たちはネガティブな感情にロックオンしてしまうと、他のポジティブな感情や可能性が見えなくなってしまいます。

ルビンの壺

向かい合った顔を意識すると壺が見えなくなります。↑

全く同じとこが起こる1日(通常はありえませんが)を体験しても、ネガティブな人とポジティブな人では全く感じ方が違います。希望を見い出すのか、絶望を感じるか・・・。

もちろんそれは自分で選択していいのです。

 

失う恐怖よりも今持っている(感じている)幸せにロックオンすべきです。

そして、さらにゴール設定することで未来に起こるポジティブなことを選択し(設計し)、マインドで先取りし、行動することができるようになります

これこそが自分の人生を生きるということだと思いませんか?
(他人の価値観が入り込む余地はありません)

私はコーチとして活動する中で、そう確信しています。

ぜひ、お試しください!

 

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