こんにちは。
プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!
あなたはお金が好きですか?
ほとんどの人は好きなのではないかと思います。わたしも人並みに好きです!w
何より便利ですし、時間を作ることも可能なので正しく使えばゴール(夢や目標)の達成を加速することが可能です。人生を豊かにできますよね。
ですが、お金そのものに大きな力があると誤解して、その魅力(魔力?)に囚われてしまっている人が多いことも事実です。
この記事では『お金に執着する人がいつまでも幸せになれない理由』を脳科学をベースにしたコーチング理論で解説していきます。
”お金に囚われる=身を滅ぼす”といった怖い話ではなく、ほんの少しの意識するポイントによってストレスフリーで生活するコツをお伝えします。
1.お金に執着する人の特徴
お金に執着してしまう人には幾つか特徴があります。今回は3つご紹介します。
1-1.お金そのものに力があると思っている
意外に多いのがお金そのものに力(魅力や魔力)があると思っている人が多いということです。
確かに『金さえあれば何でも手に入る・・・』というセリフは多くのドラマなどで聞くことができますし、そう錯覚する気持ちもわかります。
欲しいものを買うことで幸せな気分になることができますし、逆に極端に大きなお金を失うと人生が終わってしまったかのような絶望を感じることもあるでしょう。
また値札が付いているものであれば基本的に買うことができますから、煩悩のほとんどは満たすことができそうですよね?(ネガティブな意味ではありません)
ですが大震災の時、お金があっても必要なものが手に入らないということは多くの人が経験されています。実際に経験していなくてもメディアなどで見て知っていますよね?
またお金がないと食えなくなると思っている人も多いですが、貧乏で死ぬ人は日本にはいません。(たくさんのセーフティーネットがあります)
つまり、あるとすごく便利だけどなくても全然生きていけるということです。
これはものすごく重要なことで、”わかっているけど忘れている”という人が多いのです。
”お金や収入を失うこと”と”食べていけなくなる(飢餓の恐怖)恐怖”とが結びついてしまってパニックになって冷静な思考や判断ができなくなります。
IQの下がった状態(恐怖に怯えた状態)で今の収入を守るために本当にやりたいことに挑戦できないというのは非常に勿体無いことです。
私は過去にほとんどの雇用形態を経験しているのですが、年収200万円以下の時でも不幸だとは思っていませんでした。(欲しいものが買えないので不便だと思っていましたが・・・)
今は欲しいと思ったものは基本的に手に入ると思っています。(あくまで本気で欲しいと思ったものです)
それは今の(経済的)状態で買うことがでいるという意味ではなく、正しく行動すれば手に入れる方法が見えてくると知っているからです。
ですが多くの人が勘違いをしてしまうのが、お金を手に入れることで何でも手に入るという満足感を得ようとしていることです。
しかも、あわゆくば現状のままで(楽して)大金を得たいと考えています。
その証拠にお金持ちになりたいと言っていたクライアントさんに『月収5000万あったら何を買いたいですか?』と聞いても、まともな答えを言うことができる人は今まで一人もいませんでした。
中には貯金や投資をしてもっと増やしたいという人もいるのですが、私が『来月も5000万円入ってくるのにですか?』と聞くと答えられないのです。
つまり”執着するくらいお金が欲しい”と言っている人でも実際は、欲しいものがあるわけではなく、不安を無くして、何でも手に入るという満足感、今よりもっといい暮らしを手に入れ維持できる保証や安心感を得ようとしているということです。
1-2.お金を失うのが怖いと思っている
お金を失うことが怖いという気持ちはよくわかります。
私も数年前までそうでした。(今もゼロではないです)
ここで言っている”お金を失う”というのは紛失するとか、盗まれるという意味ではありません。
自分で使ったにも拘らず、失った(出て行く)お金を見てネガティブな感情を抱いているということです。
大きい買い物もそうですが、日々の普通の買い物に関しても財布の中身を見て、ため息をついている人って多いですよね。
ですがこの時、手に入れたものを見て喜んだり、感謝している人にはネガティブな感情はありません。
正確にはネガティブな感情が見えないのです。
それは手に入れる喜びにロックオンしているからです。
映画やゲームに夢中になると呼んでも返事をしない人っていますよね?
映画やゲームの臨場感が高く、その世界にロックオンしているため周りの人の声(呼びかけ)は聴覚には届いているのですが脳が”今は必要ない”と遮断しています。
ですから手に入れる喜びにロックオンしている人はお金が自分の財布から出て行くネガティブな感情は見えないのです。
有名なルビンの壺ですが、”向き合った人”と”壺”は同時に見ることはできません。⬆️
それはなにも大きな買い物の時に限りません。
日々の食料品だったとしても、私たちはついつい財布から出て行ったお金が気になってしまいます。
その出て行ったお金と引き換えに手に入れた食材が美味しい食事になり、その食事で楽しい時間を過ごし、私たちの身体を作っているということは多くの人が見えなくなっていることです。
やっていることは全く同じことなのに全く違う情報を受け取っているということが重要なのです。
もちろん、どちらにロックオンするかは選択できますし、自ら選択することが重要です。(後述します)
1-3.どこにお金を使うべきかわからない
お金に執着する人はお金をどこに使ったらいいのかわからないという人が多いです。
どこに使ったらいいのか分からず、結局いつものように浪費してしまうから手に入れた喜びを感じることが難しく、結果的に出て行くお金にロックオンしてしまうのです。
最近聞いた知人の話で『ゲームセンターに朝から晩まで居た時の虚しさったらすごいんです!』と言っていました。
私はゲームは全くやらないので分からないのですが、単純に『行かなきゃいいのに・・・』と思ってしまいました。w
ゴール(なりたい自分)のない人は現状維持のためにお金を使ってしまいます。
本人はストレス発散のためと思っていますが、単純に現状を離れたくないからです。
ですから、今の現状の自分に納得できていなくても結局毎月のように浪費してしまうのです。
そして何も得ていなくて、お金だけが出て行く状態に落胆し続けているといえます。
2.お金を上手に使うとっておきの方法
お金に執着する人はお金の使い方がよくありません。
下手というよりも、使うべきところが分からないのです。
分からないから、日々のストレス解消などに使うことになってしまいます。
つまり満足していない自分の現状を維持し続けるために使ってしまっているということです。
その原因はゴールがないからです。
ゴールとは”なりたい未来の自分”です。
ゴールがない人はホメオスタシスが自動的に現状維持することをゴールに設定しています。
もし理想的な未来の自分がイメージできている人であれば、その理想の自分像に少しでも近づくために使うでしょう。
つまり自己投資ができているということです。
正しくお金を使うことができれば満足できますよね?(理想の自分に近づくわけですから)
出て行ったお金よりも価値あるものを手に入れたと心から納得していればお金に執着するなんてありえません。
ということは、ゴール設定により”未来の理想的な自分像”を持っていれば迷うことなく、そこに近づくためにお金を使えますよね?
理想に近づく自分にロックオンできていれば、出て行くお金なんて気になりません。
ゴール設定に関しては『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』をご覧ください。
3.お金のゴール設定について【動画解説】
まとめ
お金の執着をなくす方法はすごく単純です。
自信を持ってお金を使えるようになればいいのです。
そのためにはゴール設定が必要です。
自己投資して成長する自分にロックオンできればお金の執着はほとんどありません。
逆に不満だらけの現状に留まろうとしている人ほどお金に対しても執着が強いように感じます。
よくよく考えてみれば当然ですよね?
自分の望まない状態を維持するためにお金を投資(浪費)しているのですから。
ゴール設定をして現状の外に出れば、今までの自分では気づいていなかった価値観が溢れています。
それらに目を向けて、体験してみればいいのです。(それが自己投資ですね)
私は普段の自分では会わない人、会えない人に会いに行くというのは最高の自己投資だと思っています。
新しい価値観や考えに触れて、確実に盲点(自分の思い込み)が外れるからです
お金の執着を捨てられない人は自分の価値観を変えられない人だとも言えます。(だから現状に留まってしまうのですが・・・)
もしあなたが『お金がないと不安でたまらない。』『楽しむことよりも、出て行くお金が気になってしまう・・・』というのであれば、あなたのその価値観、考えを疑ってみるべきです。(実際に苦しんでいるわけですから)
そのためには自分の常識の外、つまり現状の外に出てみる必要があります。
現状の中にいたのでは、自分の思い込みや盲点は決して見えませんし、外すこともできません。
その一歩がゴール設定というわけです。
ぜひお試し下さい。
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