自信過剰な人には説得力がなく、パッとしない理由はこれだ!

あなたの周りに自信過剰な人はいますか?

 

私の周りでは学生時代に比べると数は少なくなりましたが、時々手強い人に出くわします。

 

今回の記事では『自信過剰な人には説得力がなく、パッとしない理由』をコーチング理論をベースに解説していきます。

 

どうも一般的に自信過剰な人は周りから敬遠されているようです。(度を超えた人には私も困ってしまいますが)

 

周りから一目置かれる本物の自信と敬遠される自信の違いを理解して、本物の自信を手に入れる方法をお伝えしていきます。

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1.自信過剰とはどういう状態か?

自信過剰とはどういう状態をいうのでしょうか?

 

自信過剰

読み方:じしんかじょう

自信を多く持ちすぎること。本来の実力や地位などを見誤り、自ら過大評価していること。自分を過信していること。

実用日本語表現辞典より。

一言でいいますと、『やればできる!!』と思っている人のことです。

 

逆に言うと、思っているだけで『行動を伴わない人』ということができます。

 

2.自信過剰の心理はどこから来ているの?

では自信過剰の心理はどこから来ているのでしょうか?

 

原因に関しては”これだ!”というのを挙げるのが難しいと思われますが、”自信過剰な人”の特徴から垣間見ることができます。

2-1.特徴その① 自慢話が多く、周りを困らせている

自信過剰の人の特徴として、自慢話ばかりする人が目立ちます。

 

自分がどれほどの功績を残してきたか、どれだけ貢献しているのかといったことをやたら丁寧に説明する人って多いですよね?

 

それが実際にすごいことであるかどうかはともかく、聞いている方はほとんどの場合苦痛に感じていることが多いです。

 

詳しくは後述しますが、それらはほぼ100%過去のことだからです。

 

その人が自慢話をする理由は自己顕示欲を満たしたりすることが目的であるために、肝心の成功した理由や再現性といった部分を解説することはほとんどありません。

 

2-2.特徴その② 自己顕示欲と承認欲求のかたまり

自信過剰の人にとにかく共通しているのが『すごいですねぇ!!』と言われたいということです。

  • 私ってすごいだろ!
  • もっと私を敬うべきだ!
  • 私がその気になれば何でもできるんだぞ!

 

言葉で言いたい人もいますし、相手を論破(言いくるめたり)することで『自分はすごいんだぞ!』ということを誇示したがる人もいます。

 

会社で多いのが『今のこの会社があるのは俺たちの功績があるからだ。』と言ってくる(提示してくる)人です。

 

私も実際に何度も言われた経験があり、気持ちはわかるのですが、一度ならともかく繰り返し話されると聞くだけで疲れてしまいますし、実際の功績そのものに傷がつくような気がしていました。

 

2-3.特徴その③ 自分の非を認めない

一般的に自信過剰と言われている人は”自分の間違い”を認めません。

 

この傾向が強い人は他者との建設的な関係を築くことが極めて難しいです。

 

”自分の間違いを認める=負けを認める”ぐらいに思っているのではないかと見えてしまう人もいます。

 

当然、他者の言葉、意見には耳を貸しません。

 

自分の考えに絶対の自信を持っています。(ただ負けた気になるのが嫌だからだと思われますが)

 

後述しますが、本当に自信に満ち溢れている人は、自分より若い人やビギナーからでも貪欲に学んでいくことができます。

 

3.本物の自信(エフィカシー)と偽物の自信(自信過剰)

おそらく一般的に自信過剰と言われている人の自信は偽物の自信です。

 

それはその自信に根拠があるからです。

 

その根拠はどこにあるのかといえば過去にあります。(ですから過去の自慢話が大好きなのです)

 

『自分は昔〇〇だった・・・悦』などと言っているのはまさに典型ですね。

 

もっと酷いのは人の成果を見て、『自分ならもっと〇〇できる!!』と本気で思って自信満々な人たちです。

 

どちらも特徴としては、現在活動休止中ということです。笑

 

つまり行動を起こしていないために好き放題言えるということです。

 

行動を起こしていないので、敗北感を味わうことも、挫折して『このままじゃダメだ!!』と思うこともないのです。

 

そのため”空元気”ならぬ”空自信”状態だと言えます。

 

それに対して”本物の自信”とは何でしょうか?

 

それは未来に対しての自信といえます。

 

『未来に対しての自信なんて”空自信”や口だけのハッタリと同じではないのか?』と思われるかもしれませんがそうではありません。

 

確かに『将来〇〇になりたいんだよね〜!』みたいな感じだと口だけの可能性があります。(本気ではないということです)

 

ですが、『〇〇が大好きで何としても〇〇になりたい!!』そして『そのためにはXXが必要だから毎日欠かすことなくXXしているんです!!』と言われたらどうでしょうか?

 

心動かされませんか?(応援したくなりますよね?)

 

一般的に口だけではダメで、行動が伴っている必要があると言われます。

 

でも周りの人を納得させるほどの行動を継続するためには未来に対してビジョン(夢)が必要ですよね?

 

それも自分が心から大好きなこと(夢、目標)である必要があります。

 

コーチングではこれをゴールといいます。

 

本物の自信というのはゴールに対して持っているものです。

 

この自信をエフィカシーといいます。

 

ゴールが大きなものであるほど比例してエフィカシーも大きくなります。

 

なぜなら『自分は〇〇を達成することができる人間だ!』という自己評価だといえるからです。

 

エフィカシーに根拠や過去の実績は必要ありません。(逆にあってはいけません)

 

『自分は〇〇が大好きで日々XXをやっている。当然、絶対に達成できるはずだ!!』という自信です。

 

『こんなすごい目標(ゴール)を追いかけている自分はとんでもなくすごいやつだ!』

これが根拠のない自信です。

 

スポーツでイメージすると分かりやすいのですが、高校野球の弱小チームがあったとします。

 

県大会で優勝し、まだ一度も優勝したことのない甲子園に出場することになりました。

 

ここで、このチームが真っ先にすることは”甲子園優勝”というゴール設定をすることです。

 

ここで2回戦突破などとやってしまうと間違いなく初戦敗退してしまいます。

 

なぜなら私たちの限界はイマジネーションの限界だからです。

 

つまり2回戦突破という目標ではどんなに上手くいっても3回戦で負けてしまいます。

 

『実績がないから取り敢えず2回戦突破で・・・』というのはありえないのです。

 

初優勝したチームはどこも優勝というゴール設定をしていたはずです。(もちろん実績なんてありません)

 

ただ『自分たちのチームは、どのチームより強く、優勝するのは自分たちしかいない!!』と確信していたのです。

 

このエフィカシー(自分たちはできるという自信、自己評価)を現状の行動に落とし込みさらに確信を上げていったということです。

 

4.自信過剰さんがパッとしない理由

それに対して、自信過剰の人がパッとしないのは『やればできる!!』と思っているだけで行動していないからです。

 

つまりやりたいことがない人なのです。(ゴールがない人です)

 

当然、エフィカシーもありません。(ゴールに対しての自信なので)

 

単純に考えて、行動しないのであれば自信なんて必要ないのです。

 

現状維持で昨日、もしくは先月と同じことをするのに自信が必要なはずがありません。

 

それを自分自身の承認欲求や自己顕示欲を満たそうとするから説得力がないし、周りの評価もパッとしないのです。(周りの評価が必要という意味ではありません)

 

5.最強の自信と目標設定の関係

冒頭でも述べた通り、私は自信過剰は悪いことだとは思っていません。(周りに迷惑をかけている可能性はありますが)

 

単純にゴールを持っていないか、持ったことがないかだと考えるからです。

 

だったらゴールを設定してしまえばいいですよね?

 

大好きなことを追いかけるからこそ自信が必要なのです。

 

ゴール設定というとストイックなイメージを持たれる人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

 

多くの人は現状に不満を持っています。

 

にもかかわらず、現状に留まることを選択し続けています。(物理的には自由なはずですが)

 

それでは現状の外の可能性を見ることができません。

 

行きたくない会社に出勤し続けている人は会社に行っているうちは自分が起業して成功する方法というのは見えにくいです。(その可能性すら見えていないことがほとんどです)

 

ですが何かの理由で退職になった場合、急にその方法が見えてきたりします。

 

現状では見えなかったものが、現状を出ることによって見えてくるのです。

 

会社でトラブルに巻き込まれて、自主退職に追いやられた人が後に起業して大成功すると、『あのトラブルに感謝しているんだ。』というようなセリフを聞いたことはないですか?(私は身近に起こりました)

 

その人は不本意なトラブルに巻き込まれ、会社員という現状から(強制的にですが)飛び出すことによって初めて、方法と可能性を認識することができたのです。

 

ですから『現状に大満足です!』という人以外は自分らしく生きるために一度現状の外に出て、今の自分を俯瞰で見てみることをお勧めします。

 

そのために有効なのがゴール設定です。

 

ゴール設定に関しては『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』をご覧ください。

 

まとめ

コーチングでは過去は関係ないという大前提があります。

 

過去をベースにゴール設定してしまうと現状の延長線上の未来を設定してしまうからです。

 

一方、自信過剰な人というのは現状の中でのみ生きている人です。

 

現状で必要のない自信、過去の自慢などを誇示しているからひんしゅくを買うことも多いわけです。

 

そのエネルギーをゴール達成に使うことで現状を大きく変えることができますし、誰から見てもエネルギッシュで魅力的な人に映ります。

 

実は私も過去に”自信過剰な人”(軽めですが)を経験済みです。笑

 

ですからその状態を分かりますし実際今、自信過剰な人を見ていて思うのですが、本人も結構ツライのです。

 

どんなに自信満々に振舞っていても、結局それほど満足もしていない現状が続いているわけですから。

 

無意識では虚しいことにも気が付いています。

 

コーチをしていて特に思うのが優秀で真面目な人ほど現状で何とか頑張ろうとするということです。

 

これは非常に勿体無いことだと思ってしまいます。

 

ゴールへ正しくエネルギーが向かうことで一気に加速するところを何度も見てきました。

 

繰り返しますが、チャンスは現状からは見えないことがほとんどです。

 

もし今回の記事で思い当たることがあれば一瞬でもいいので、現状の外に出てみるとこをお勧めします。

 

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