一人で行動できない人の心理と不安を克服する方法

こんにちは。
プロフェッショナルコーチの中原宏幸(@coach_nakahara)です!

一人で行動できない人っていますよね?

あなたの周りにも、どこへ行くのも連れ立って行動しなければ気が済まない人が一人くらいはいると思います。

もしかするとあなた自身もそのようなところがあったりしますか?(私の学生時代のように・・・w)

 

もちろんそれは個人の自由ですし、本人がよければ何の問題もありません。

しかしこのブログでお伝えしているような、今の自分に見切りをつけて、新しい自分をスタートしたいと思っている人にとっては、これが”大きな足かせ”になる可能性が非常に高いといえます。

今回の記事では『一人で行動できない人の心理と不安を克服する方法』をお伝えします。

一人で行動できない人が無意識に行っている”周囲に合わす習慣”を一度意識に上げてみることで自分で判断した生き方が出来るようになり、摩擦の多い人間関係もストレスフリーへと近づけることができます。

ポイントは相手から自分を見ないこと。他者からの視線を過剰に意識することを止めてしまえば自分の本当にやりたかったことも見えてきます。

 

1.一人で行動できない理由

自分一人で行動できない理由は幾つかあると思います。

  • 周りの視線が気になる。(友だちのいない人と思われる恐怖)
  • 誰かと一緒だと感情を共有できる、共有したい。
  • 赤の他人とのコミュニケーションが苦手(だけど話し相手が欲しい)。
  • なんとなく一人は寂しい。

などではないでしょうか?

一つずつ見ていきましょう。

 

”周りの視線が気になる”というのは常に周りを意識しているということです。(比べてしまっています)

他者から見た自分を過剰に意識するあまり、そこに囚われているといえますね。

 

”誰かと一緒だと感情を共有できるから”というのは親和欲求と呼ばれるもので共感したい欲求、人に好かれたい、仲間と一緒にいたい、自分の話を聞いてもらいたい、共感されたい、受けた恩を返したいなどの欲求です。

自分は一人ではないということを実感したい心理といえます。

 

”赤の他人とのコミュニケーションが苦手(だけど話し相手が欲しい)”というのは全てに共通していることですが、単純にそのコミュニティが好きなのです。(都合がいいとも言えますが)

場合によっては依存し過ぎている可能性もあります。過去の私も社交的な友だちといつも一緒にいました。新しく仲良くなる友だちもいましたが、その友だち経由で仲良くなることが多かったです。今思うと社交的な部分をその人に頼りきっていたように思います。

 

”なんとなく一人は寂しい”と感じてしまうのは『一人でいる=友達がいない孤独な人』だという強い思い込みがあるからだといえます。

思い込みはバカに出来ません。思い込みによって思考も行動も簡単に変わるからです。詳しくは後述しますが、これらは過去の記憶によるものです。

 

上記のように理由は幾つかありますが、その本質は『その集団や誰かの隣にいるのが居心地がいい』、そして『その状態に慣れ親しんでいるだけ』です。とはいえ、慣れ親しんでいるがゆえにそこから抜け出しにくいのですが・・・

2.ネガティブな記憶が関係していることも

先ほど『その集団や誰かの隣にいるのが居心地がいい』から一人で行動しないと書きましたが、『居心地がいい』というのはポジティブな側面ばかりではありません。

コーチングではコンフォートゾーンといいます。

コンフォートゾーンとは居心地がいいというよりは『慣れ親しんだ空間』という方がイメージしやすいです。居心地がいいというのはポジティブな意味ですが、慣れ親しんだ空間、つまりコンフォートゾーンはネガティブな側面も両方あります。

 

例えば、子どもの頃に一人でのびのび行動していると『〇〇さんが一人でいるから誰か仲間に入れてあげて』と先生に言われたらどうでしょうか?『えっ、なんで?ダメなの??』『私って寂しい子?』と思いますよね。その時に、

  • 一人でいることはよくないんだ
  • いつも友だちと一緒にいた方がいいんだ
  • 一人で行動することは寂しいことなんだ

このような一人でいる自分を否定されるような情動記憶が『一人で行動することは寂しい』という信念を作ってしまいます。一度、信念が出来上がってしまうと私たちはその信念に沿った行動を取ってしまうのです。

つまり、『一人で行動するなんて寂しい人のすること。自分は違う!だからいつも誰かの側にいよう』といった感じです。もちろんこれは無意識レベルでそうしているということです。

過去のネガティブな記憶によって行動を制限されているという一例です。

 

また、出る杭は打たれることを知っている、それを身をもって体験したために目立ったこと(一人の行動)が出来ないというのも然りです。

例えば一人でいることに関して、理由はなんでもいいのですが、

  • カッコつけている
  • 調子に乗っている
  • なんか嫌な感じ・・・

などと理不尽な言いがかりを付けられたらどうでしょうか?

意志の強い人、強い自分を持っている人であれば平気かもしれませんが、大抵の場合、周りに合わせたり、次から目立つようなことは避けようと考えるのではないでしょうか?学校などの閉ざされた場所ではその傾向がより顕著です。私も学生時代は今考えると異常なほど周りの目を気にしていました。

その結果、『一人でいると〇〇と思われているのでは・・・?』という恐怖心から『多少自分を抑えても周りと上手くやっていくべきだ』という信念が出来上がってしまうのです。

これも当然、過去の記憶から来ています。過去に体験した情動記憶が強く残ってしまい、その人の日々の選択、思考、行動に多大な影響を及ぼしているのです。

 

つまりネガティブな情動記憶が不本意なコンフォートゾーンを作ってしまうということですね。一度コンフォートゾーンができてしまうと、いちいち意識に上げず無意識の選択になってしまうため習慣化してしまいます。(つまり癖です)

コンフォートゾーンは周りも似たような人たちばかりなので、自分に近い価値観の人が近くにいて、その人たちと繋がっていることで自分の存在を確認しているような状態になります。

だから悪いというわけではありませんが、理想的な未来の自分を設定、設計して自由に生きる上では大きな足かせになる可能性が高いです。なぜなら理想的な未来の自分が今の自分とかけ離れている場合、多くは今の自分基準で考えて『これはさすがに無理かな・・・』と現状維持を選択してしまう可能背が高いからです。

ただ、ここで重要なのは『過去は関係ない。ゴール(未来)があるから今の自分を変えて行ける』ということです。多くのドラマや映画の主人公はゴールがあるから冒険に出て、思いっきり成長しますよね。

でも自分のこととなると急に不安になります。でもそれは現状に慣れ親しんでいるからということですね。

3.もう集団で行動する必要は無くなった

ところで、昔は村や家族で団結しないと生きていけなかった時代がありました。

村長や家長の言うことが絶対的に正しいとされていた時代です。(知識も経験も豊かなためです)家族単位で行動を共にしなければ生きることが難しかったのです。

 

しかし今はそんな時代ではないし、逆に邪魔な癖(習慣)だといえます。個人の自己表現・自己実現が当たり前の時代に敢えて集団を形成する必要はないのです。

このような集団に”属していなければならない”という思い込み(洗脳)が自分らしく生きる際にメンタルブロックになっている人が多数見受けられる。

 

もちろん先述したように、一人でも集団でも自分で選択したのであれば問題ありません。

しかし『誰かの承認を得たい』、『誰かと常に価値観を共有しておきたい』という思い込みがあなたらしさを阻んでいる可能性は非常に高いといえます。

現代は集団を形成して団結するしか生きていけなかった時代とは対極ともいえる、あらゆる選択肢の中から自分で生き方の選択を迫られているような時代です。

ここに来て、みんなと同じ価値観を共有すること、ましてやそれにしがみつこことはデメリットしかありません。

4.あなたの本当にやりたいことは今の集団の中では見えない

ここからは自分らしく生きたい人が一人で行動する方法を解説していきます。

コーチをしていると『ゴール設定(人生の目標、夢の設定)をしたいんだけど、やりたいことがないのですが・・・』と相談されることがよくあります。

話を聞いていると、すべての人に当てはまる訳ではありませんが、集団行動の癖のようなものを感じることがよくあります。

 

実際に一人で行動が出来ないかどうかはともかく、極端に周りを意識するあまり、自分のやりたい事かどうかの前に、周りの人(家族、友人、恋人など)がどのように思うのかを優先してしまっている人がとても多いです。実は私も20代前半までまさにこのタイプでした。

具体的にいいますと”今の自分”を基準にできる範囲内で見つけようとしているということです。それでは本当に自分のやりたい事に出会うのは難しいです。

当たり前ですが自分の本当にやりたい事に他人の意見は必要ありません。(あってはいけません)もっと言えば『今の自分では相当キツイな・・・』と思えるようなことの方がベターなのです。

 

しかし周りを過剰に意識する世界観の中にいたのでは、新しい興味が湧いても、その瞬間に無意識が潰しているような状態です。『あっ、そういえば・・・、いやっ、やっぱりいいです・・・』みたいな感じでしょうか。(しかも多くは意識にも上がりません)

 

ですから『やりたいことが見つからないんです・・・』となってしまうのです。

無意識の思考パターンは自分では分かりづらいですが、意識に上げることで見つけることが出来るようになります。

そのために有効なのは集団を出てみることです。

具体的には新しい趣味を始めたりして何かに没頭できる時間、自分と向き合う時間を持つということが有効です。

物理的なつながりや影響力のある人間関係はとりあえず置いておいて、自分の頭で判断するということが重要です。

なぜその判断をしたのかを知るためにセルフディベートなども有効ですよ。(私も最近ハマっています)


5.ゴールがあれば寂しさや不安は感じなくなる

ここでコーチングのゴール設定をご紹介したいと思います。

コーチングのゴール設定は一般的な目標設定とはかなり違います。

 

とくに違いが顕著なのが、一般的な目標設定が現実的で積み上げ式なのに対して、コーチングのゴール設定は達成方法が全くわからないくらい大きなゴールを設定します。しかも現状を考慮することなくです。

もちろん『想像しただけでニヤニヤしてしまうくらい大好きなもの』です。

ゴールが大きなものでないとならない理由は現状の延長線上のゴールでは100%自分で選んだものだとはいえないからです。ほとんどの人は身近な大人に多大な影響を受けて現状のコンフォートゾーンを形成しています。

 

ですから現状の延長線上だとそれらの影響を引き継いでしまうというわけです。本人は自分で選択したと思っていても、実際には両親の影響をもろに受けていたということはよくあります。

そのため現状を大きく離れる(現状をぶっ壊す)必要のあるゴールを設定することが必要であり、それは現状に囚われない未来にシフトチェンジしていくためということです。

 

先に説明した”過去の記憶によって出来上がったコンフォートゾーン”がまさに、『一度手放すべき現状』ということですね。もちろん手放すといっても過去を否定するわけではなく、とりあえず現状から離れて、理想的な未来の自分基準で取捨選択すればいいということです。

ゴール設定に関しては『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』をご覧下さい。

 

当たり前ですがゴールはオリジナルしかありえません。当然すべて自己責任です。

 

ですから自分で考えて行動しなければいけません。どんな自分になって何を成し遂げたいのか?

自分で設定したゴールを持っている人そうでない人は人間関係が決定的に違います。ゴールのある人は”何かを共に成し遂げる仲間”という関係はあっても、”現状でダラダラ過ごす友だち”という関係はありえないということを知っています。

ゴールを設定するということは自分の存在、生き方、在り方を意識することでもあります。

 

『一人で行動できない理由』は『一人で行動する必要がないから』です。現状で似た者同士でつるんでいればそれなりに楽しいですし、何より落ち着きます。

 

ですが、そこには、成長の喜びや新しい世界での驚きや感動はありません。一人で行動しようと思うのではなく、この為なら喜んで一人で行動するようなゴール設定をお勧めします。

ときめく、心踊る、ワクワクしてしょうがないくらいのゴールに出会えると止められても行動してしまいます。

 

先ほどと矛盾するようですが、最初からぶっ飛んだものである必要はありません。

現状の自分ではどうにもならないくらいのものであればいいです。再設定と更新の繰り返しなので、初めは現状の外であればいいのです。

文章で見ると大変そうに思えるかもしれませんが、要するに『今の自分を無視して大好きなことを始めまてみましょう!』というだけの話です。

それをやってみたいという期待や好奇心が現状という引力を断ち切ってゴールへ向かうイメージでしょうか。

まとめ

最近、電車に乗ることが多いのですが、学生さんの会話で”周りから浮く”言葉をよく聞きます。

私も学生時代はよく使っていたなぁと昔を思い出してしまいました。

”浮く”というのは出る杭を意味しているのだと思います。

 

つまり”周りから浮きたくない”というのは現状の集団に属していたいということを意味していますし、『出る杭になって打たれたくない』ということです。

それは自分の感覚、判断で生きていないということを意味しています。

自分の気持ちや想いよりも集団の価値観を優先しているということです。

一人で行動できないというと目の前で理由や解決策を探してしまいます。

 

しかし根本原因は行動したくない人が集まってコンフォートゾーンを形成しているからです。

その原因が過去に由来するということは先述しました。

人間は必要に迫られると勝手に行動します。

その行動に最高に楽しいモチベーションがゴール設定というわけです。

一度、気軽に実践して、体感していただけたらと思います。

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