【発表!】将来のビジョンが見えない原因と不安を自信に変える方法

こんにちは。

プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!

"5年後、10年後の将来のビジョンが見えない漠然とした不安、閉塞感を感じたことがあるでしょうか?

私は5年前まで、漠然とした不安に苛まれていました。

例えるなら毎日が曇りのような感覚でしょうか。

土砂降りでも、晴れでもなく曇りなのです。

 

私は現在、プロコーチとして活動していますが、多くの人が曇りのような漠然とした不安を抱えているのではないかと感じています。

この記事では『将来のビジョンが見えない原因と不安を自信に変える方法』をコーチング理論で解説していきます。

と言っても難しい話ではありません。

私たちが子供の頃には誰もが持っていた感覚を取り戻すだけなのです。

 

結論を言ってしまいますと、将来のビジョンが見えないというのは自分の可能性を信じることが出来ていないということです。

しかし、そうなったのはあなたのせいではありません。

ほとんどのコミュニティで見られる負(ネガティブな感情)の連鎖のよなものです。

その原因と、不安を自信に変える方法をご紹介します。

 

1.なぜ将来のビジョンが見えないのか?

将来のビジョンとはなんでしょうか?

 

ざっくり言ってしまえば、”将来なりたい自分”ということで差し支えないと思います。

 

将来なりたい自分ですから、当然ながら今の自分とは違うということです。

 

では将来のビジョンが見えない原因はなんでしょうか?

 

私たちは子どもの頃、将来なりたいもの、夢を胸を張って宣言していませんでしたか?

 

でも、いつしか現実を見るように言われます。

 

厳密には言われていないかもしれません。

 

しかし友だちや学校の先生、親にまで現状から考えて達成できそうな目標を掲げて、地道に努力することが素晴らしいと言われませんでしたか

 

つまり

  • 『手の届かないものに手を伸ばすな!!』
  • 『先ず、目の前のことを一生懸命やりなさい。』

という教育を受けてきたのです。

 

これらは完全に間違った目標設定です。

 

なぜなら未来をイメージすることで詳細にビジョンを描くことができるからです。

 

その結果、今どんな自分であるべきかが決まるのです。

 

今までにない画期的なモノを作り上げた人は地道な努力を重ねた結果からではありません。

 

『こんなものがあれば世界はもっと面白くなる!!』というビジョンがあったからこそ画期的なものを作り上げることができたのです。

 

イメージできないものは実現はしないのです。

 

達成できそうな目標を設定することは現状を最適化しろということなるからです。(圧倒的な未来は見るなということです)

 

SMARTに代表されるように

Specific:具体的に
Measurable:定量的に
Attainable:達成可能な範囲で
Realistic :現実的に
Time-bound:〆切を意識して

などです。

これらがどういった場面で有効だったかというと、無駄を省いて生産性の最適化が必要な時です。

 

例えば企業で、大規模な改善ではなく現状のまま、数パーセントのコスト削減や生産性の向上を達成するための有効な方法だったわけです。

 

大量生産、大量消費時代には有効な方法だったわけです。

 

当然、現在はこのような目標設定は求められていません。(必要とされているのは多くはクリエイティビティです)

 

私たちが将来のビジョンを描くために必要としている目標設定も創造的な目標設定です。

 

コーチングではゴール設定といいます。

 

決して現状ベースで設定してはいけないのです。

 

私たちが将来のビジョンが見えない原因は単純で、『目の前のことから取り組みなさい!』と言われていたから、”現在の延長線上の自分”しかイメージできなくなってしまっているだけなのです

 

延長線上の自分ですから、たとえ成功したとしても現在の納得できていない自分の成功ですからとても納得できるものではないのです。

 

つまりそれはビジョンではないのです。

 

だからイメージできないと感じているのです。

2.正しい将来のビジョンの描き方とは?

では具体的な将来のビジョンの描き方を見てみましょう。

 

コーチングではゴール設定と言います。

 

先ほども書きましたが、『今の自分は〇〇だから、このくらいで、、、』とやってはいけません。

 

現状徹底的に無視して設定します。

 

私の提供している”コーチング”ではゴール設定の際、2つの制約があります。

 

それは、

  • 想像しただけでニヤニヤするくらい大好きなこと。
  • 現状では達成方法が全くわからないくらい大きなゴール。

 

です。

本気でする”妄想”といった方がイメージしやすいかもしれません。

 

そうは言っても慣れていなかったり、恥ずかしかったり、で急にはできないかもしれません。(想像だけとは言っても現状のリミッターが作動しますから)

 

オススメなのは大好きなことを見つけて、それを10倍にするというものです。

 

例えば歌うことが大好きな人が『半年後ライブハウスデビューする!』と設定したとします。

 

素晴らしいゴールなのですが達成方法は分かりそうですよね?(知らなかったとしてもググれば出て来ます)

 

これを10倍にして『半年後、アメリカでライブをする!』というふうにします。(実際は10倍かどうかは微妙ですが)

 

ここまでして、やっと現状が揺らぐのです。

 

『あれっ、半年後アメリカでライブデビューするなら、こんなモタモタしてたらどうにもならないぞ!』

『今日から別の方法考えなきゃ!!』

『そう言えば英語なんて超苦手だったな・・・、やばい!!』

となるのです。

 

現状が揺らぐと、それまでの練習方法や準備のスピードではどうにもならないとはっきり感じます。(現状でやっていることに強烈な違和感を感じます)

 

そしてどうにかゴールを達成するように無意識が本気になって達成方法を探し始めます。

 

それまで当たり前と思っていたことを疑い、最適な方法を見つけたり、組み合わせて作り上げたりしていきます。

 

ですから現状がガンガン変わっていくのです。

 

というか、変わらざるをえないのです。

 

3.間違ったゴール設定が希望を見えなくする

間違ったゴール設定をすると悲惨な結果が待っています。

 

現状に苦しんでいる人が現状ベースのゴールを設定するとどうなるでしょうか?

 

現状を最適化してしまうわけですから、苦しんでいるはずの現状にさらに縛られてしまいます

 

大袈裟ではなく希望が見えなくなる感覚に見舞われます。

 

延々と続く”ネガティブな感情のループ”に感じるのです。(私も経験済みです)

 

まさに将来のビジョンを見えなくしてしまうのです。

 

それどころか自分自身で自分の可能性を潰すようになります。

 

『本当はこれをやってみたいなぁ、、、』と心で思っても、

 

次の瞬間『この状態でそんなこと出来るわけないだろ!常識で考えろよ!!』と一喝されるのです。

 

誰にだと思いますか?

 

もちろん自分にです

 

このようなことが続くと心の声にも蓋をしてしまって、さらに現状にがんじがらめになります。

 

現状に苦しんでいるはずなのに、現状を離れることが不安で仕方なくなります。

 

4.不安とは何か?

不安とは何でしょうか?

 

不安の正体は現状を抜け出すことを思い止めさそうとする無意識の抵抗です。

 

そして不安を作るのは自分自身です。

 

現状の中のことを実行するのに恐怖を感じる人はいないでしょう。

 

しかし一歩でも現状の外に出ると急に不安が出て来ます。

 

例えばサッカーの試合でホームとアウェイのパフォーマンスの差を見ると、どれほど大きなことかお分りいただけると思います。

 

日本代表クラスの選手でもアウェイの試合ではありえないミスをすることが多いとおもいます。

 

トップアスリートでさえ現状の外に出るとパフォーマンスを落としてしまうのです。

 

ですから私たちが現状の外に不安を感じ、思った通りのパフォーマンスを発揮できないのはある意味当然かもしれません。

 

5.揺るぎない自信のつけ方

ではこの不安はどうにもならないものなのでしょうか?

 

もちろん対処可能です。

 

先に結論を言いますと現状の外へゴールを設定することで解決できます。

 

先ほどのサッカー選手の例で言いますと、すべての選手が同じようにアウェイで一気にパフォーマンスが低下し、ミスをするわけではありませんよね?

 

どこでプレーしても安定した結果を残せる選手もいます。

 

その違いはズバリ、ゴールが違うのです。

 

ゴールが”日本代表に入ること”の選手たちはアウェイでの試合で本来のプレーをすることは難しいでしょう。

 

それは彼らはすでに日本代表に抜擢されていて、現状維持であると言えるからです。

 

悪く言うつもりは全くありませんが、過去の日本代表のような結果になる可能性が大きいわけです。(ゴールが現状である以上、過去の成果を大きく上回ることは難しいのです)

 

ですから大きく物理的な環境に影響を受けます。

 

しかしゴールがW杯優勝だとどうでしょうか?

 

当然、世界中のスタジアムで試合をすることなんて当たり前だと感じています。

 

全世界が完全にホームというのは難しいにしても、環境による影響を最小限で抑えて、最高(に近い)のパフォーマンスをキープしているでしょう。

 

それは現状の外に常に高いゴールを設定しているからできることなのです。

 

ゴールを高く設定することでエフィカシーも比例して高まります

 

エフィカシーとは”ゴール達成に対する自己評価”のことです。

 

つまり、『自分は現状の外のゴールを達成できる人だ!!』と思っている”確信度”です。

 

現状の外のとてつもなく大きなゴールを設定して、それに向かって突き進みます。

 

最初は確信も少ないかもしれません。

 

しかし行動し続けることで、自信、満足感、達成感を味わうことで、ゴール設定前に感じていた不安がどんどん確信に変わっていきます。

 

さらにエフィカシーが高まり、加速して気付いたらゴールが現状になっていたということが起こってしまうのです。

 

まとめ

『将来のビジョンが見えない原因と不安を自信に変える方法』

  • 将来のビジョンが見えないというのは自分の可能性を信じることが出来ていないということ。
  • 『先ず、目の前のことを一生懸命やりなさい。』という間違った目標設定の刷り込み。
  • ”現在の延長線上の自分”しかイメージできなくなってしまっている。
  • ゴールは現状を徹底的に無視して設定する。
  • 現状を最適化してしまうと、苦しんでいるはずの現状にさらに縛られる。
  • 不安の正体は現状を抜け出すことを思い止めさそうとする無意識の抵抗。
  • ゴールを高く設定することでエフィカシーも比例して高まる。
  • 行動し続けることで、自信、満足感、達成感を味わい、ゴール設定前に感じていた不安がどんどん確信に変わる。

 

ぜひ行動して、体感してみてください。

 

解説動画撮りました!!

https://www.youtube.com/watch?v=f9Ay0XrJqTo

 

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