こんにちは。
プロフェッショナルコーチの中原宏幸( @coach_nakahara)です!
自分の限界って気になりませんか?
好きなことのはずなのに、うまくいかないことが続くと落ち込んで周りと比べてみたりして・・・
もっと高いパフォーマンスを発揮したいと思っている人は多いです。
当たり前のことかと思われるかもしれませんが、自分の限界を超えたいのなら自分の限界を知ることです。
そして脳の仕組みを理解することです。
そうすれば、いとも簡単に今の自分の限界を超えることができます。
私自身、”限界を超える=根性”だと思い込んでいました。
しかしコーチング理論を学んで、無意識を味方につけることで根性では到底発揮できないハイパフォーマンス状態をキープすることができるようになりました。
この記事では『自分の限界をあっさり超えるたった1つの方法』をコーチング理論をベースに解説していきたいと思います。
1.自分の限界を知っていますか?
ところであなたは、ご自分の限界を知っていますか?
『いつも同じところでつまずいてしまって結果が出ない。』
『根性でやりきった後でいつも油断してしまう。』
と思われているかもしれません。
実はこれらの自分の限界を作ってしまっているのはあなた自身です。
- 自分はだいたいこんなもんだろう。
- いつもこのくらいの評価だ。
- これ以上頑張ったら身体を壊す。
これらはあなたのこれまでの経験、周りの人たちからの言葉で作り上げた自分像です。
コーチングではセルフイメージと言います。
私たちはこのセルフイメージ以上の結果を出すことができません。
根性で一時的に良い結果を残したとしても、次で平均以下の結果を出して無意識がセルフイメージを保とうとしてしまいます。
それが例え望んだ結果であったとしても、無意識は強烈に嫌がります。
そして急いでセルフイメージに収まろうとするのです。
2.超えていい限界と超えてはいけない限界
ところで限界には超えて行った方がいいものと、超えてはいけないものがあります。
言うまでもない事ですが自分の限界を超えるためには心身ともにかなりの負荷がかかります。
自分はこれくらいだろうというセルフイメージを超えてパフォーマンスを発揮しようというのですから当然ですよね。
では超えていい限界、どんどん超えた方がいい限界とはあなたの大好きな事での限界です。
正確にはやっているタスクそのものより、その先にゴールがあることが重要です。
例えばプロアスリートが毎日必要な練習を欠かさないのは『いつも最高のプレーをして観客を魅了する』というゴールがあるからです。
イチロー選手でさえ『練習なんて楽しくはない』ということを言っています。
でも『その先にゴールがあるからね』ということです。
では超えてはいけない限界はというと自分ではなく他者に設定されたゴールのための限界です。
所謂『〇〇しなければならない』というやつですね。
当然自分が大好きでやっていることより大きくパフォーマンスが落ちるので限界を超える前に潰れる可能性も高くなります。
これが最悪なのは失敗したら『自分はダメだ。こんなこともできないヤツだ』とセルフイメージを下げます。
反対に自分の限界を超えて成功しても手にした結果、成果は自分が望んだものではないのでどんなに賞賛されても心が満たされることがないということです。
当然セルフイメージは上がることなく負の連鎖を繰り返すことになります。
ですから自分の限界を超える前に本当に自分が望んでいるものなのか?その先にゴールがあるのかを現時点でのあなたが自己責任の下、見極めることが重要です。
3.自分の限界を超えるための条件
では自分の限界を超えるためには何が必要なのでしょうか?
3-1.大好きなことであるか?
『好きこそ物の上手なれ』という言葉があります。
好きこそ物の上手なれとは、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。
自分の限界を超えるということは、現状の自分を超えるということです。
つまり出来ない自分に悩んだりしないということです。
逆に気合や根性で乗り切っている場合やりたいことではない可能性が高いです。
3-2.ゴールにつながっているか?
もちろん日常的に行うタスクが全て大好きなことばかりではありません。
しかし最低でも自分の成し遂げたいこと(ゴール)に繋がっている必要があります。
そうでなければ限界を超えるどころか上達さえ望めません。
目の前のタスクは好きなことではなくても、少し視点を上げてみれば自分に必要なことだと気付くことができます。
もし全然好きになれないことをやり続けて自信を失っているのでしたら、早急に手を引くべきです。
ゴールに関係ないことをすること自体、意味のないことです。
4.自分の限界を超えるために行う3つのこと
私たちはセルフイメージ以上の結果を出すことは基本的にできません。
ですから自分の限界を超えるためにはセルフイメージを大きくする必要があります。
そのために必要なことがゴール設定です。
4-1.ゴール設定
コーチングのゴール設定は通常の目標設定と大きく異なります。
- ゴールは想像しただけでにやけてしまうくらい大好きなこと。
- 現状では達成方法が分からないくらい大きなもの。
この2つの制約があります。
詳しくは『ゴール設定を正しくすることで劇的な変化を体感する方法』をご覧ください。
ゴールを現状の外に正しく設定することで、ゴール側のセルフイメージができます。
現状の外側なのでもちろん自分の限界を超えています。
あとはゴール側の臨場感を上げてやることでゴールのセルフイメージを選択します。
そうすると根性ではなく、かつての現状(自分の限界)を超えた状態が当たり前になるのです。
4-2.アファメーション
アファメーションとはある法則、ルールに基づいた言葉を用いて自分自身に語りかけることです。
言葉を使ってゴールの臨場感を上げるツールです。
アファメーションについては
をご覧ください。
現状の外側に設定したゴールの臨場感をアファメーションで強化していきます。
『この現状はおかしい!早くゴール側の状態に戻らなければ!!』
このように自然に思えるくらい続けてください。
4-3.アクション
あとは行動するのみです。
ゴールがリアルになっても行動するのは物理的な現状です。
もしかするとかつての癖で、
『こんなに頑張ると身体を壊すぞ!』
という心の声が聞こえてくるかもしれません。
でも安心してください。
あなたのマインドはすでにゴール側へ移行済みです。
『ゴール側の自分ならこのくらいやって当然だ!』
というセルフトークでガンガン動いていきましょう!
5.できる人が輝いて見えるのはなぜか?
いつもハツラツとしていて輝いている人っていませんか?
私はいつも憧れている人がいました。
- いつも楽しそうで笑顔が絶えない。
- 周りを明るくする言葉を使う。
- 仕事は人一倍頑張っている。
コーチになる前の私はこの人のことを
『よく気がきくし、周りを気使うし、ストイック、、、どれだけ努力してるんだろう?』
と思っていました。
でも実際は少し違いました。
確かに努力はされていると思いますが、圧倒的に違うのはセルフイメージです。
- いつも楽しそうで笑顔が絶えない。
- 周りを明るくする言葉を使う。
- 仕事は人一倍頑張っている。
その人からするとこれらは当たり前なのです。
つまりセルフイメージが違うのです。
ですから根性や努力でなく自然体でできてしまうのです。
個人的に親しいわけではなかったのでゴールまではわからなかったのですが、大きなゴールも持たれていたことは確かです。
自分の限界を超えるというと、”努力と根性と気合”のようなものを想像してしまうかもしれません。
しかしゴールが決まって、そのセルフイメージが出来上がると本人は気づかないかもしれませんが周りから見ると圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
これは闇雲に目の前のことに根性で取り組むのとは次元が違います。
まとめ
- 自分の限界を作ってしまっているのはあなた自身です。
- 私たちはこのセルフイメージ以上の結果を出すことができません。
- 自分の成し遂げたいこと(ゴール)に繋がっている必要があります。
- ゴールを現状の外に正しく設定することで、ゴール側のセルフイメージができます。
- いつもハツラツとしていて輝いている人が圧倒的に違うのはセルフイメージです。
- ゴールが決まって、そのセルフイメージが出来上がると、周りから見ると圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
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